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これから遠野で取り組むこと

こんにちは。
打席に立ちます、富川です。

3/25の退職から本日に至るまで
有難いことに色々な方々にお招きいただき
日々ご挨拶をさせて頂いています。


ぼく自身、初めての転職ということもあってか
ひとつの組織を去るという事はこういうことなのかぁ、
としみじみしていたりします。


さて、

と言いつつも
間髪入れず次のプロジェクトに向かっており
ブログ開設の所信表明に続いて
今回はこれから遠野で取り組むプロジェクトについて
すこし長くなりますが、書きたいと思います。


ただいま鋭意準備中のため
触れられるところまでとなりますが
今、遠野で新しいコトが起こり始めています。


馬との暮らし、発酵、ホップなど
遠野がながく育んできた資源をいかして
それらを盛り上げようとする自治体ふくめた遠野の人々と、
大手企業・専門家が手を組み

ローカルを拠点にした
先進的で新しいビジネの構築を目指す試みです。

さらに
そこに建築、デザイン、テクノロジー、
ツーリズム、市民大学なども加えていき
様々なジャンル/プレイヤーが組み合わさった、
新たな共同体を形成しようとしています。


今回、富川もまさに
これからその輪に加わり、
構想を一気にカタチにしていく
プロデューサーとしての役割と、
前職での経験を生かした情報発信/プロモーション周りを
担当するかたちとなります。


実際、まだまだ遠野については
知らないことの方が圧倒的に多く
たくさん勉強が必要ですが

大きな絵を描きつつ
いろいろな方と協力し合いながら
素振りや走り込み、はたまた草むしりのような
小さなことまで、コツコツ丁寧に
作り上げていきたいと思います。

またご案内できるタイミングで詳しくご説明します。



では、なぜそういった
プロジェクトに参加することになったか。

その経緯を書かせていただきます。



かなり遡りますが、もともとぼくは
新潟県長岡市の仕出し/割烹の家に生まれました。

両親ふたりで営み、親の代で三代目。
明治時代から細々とやっています。

当然まわりは継ぐものとして考えていたようですが
なんの導きか知りませんが、その家に生まれたぼくは
刺身と酒が苦手というおかしな設定を授かりました。

なので、全く継ぐことは考えずに
高校までめい一杯野球をさせてもらい、
群馬県の高崎経済大学という市立の大学に通い
好きな広告業界を目指していました。

広告の勉強をしながらローカルを拠点に
NPOやゼミの活動をしていく過程において、
実家をふくめ地方に埋もれている場所、人、モノを
もっと顕在化させたい、という想いを
その頃から強く持つようになりました。


それは広告業界で働いてからもずっと抱いており、
ずっと何かできないかなぁと動き回っていました。


ちなみに、ぼくが勤めていた
スパイスボックスは2003年創業の
日本初の "デジタルエージェンシー"として
デジタル領域に軸足を置いた
プロモーションを手掛けている会社です。
WEB系の広告代理店といいましょうか。

そこではプロデューサーとして、
WEBサイトや映像の企画、キャンペーン、
ソーシャルメディア運用、プロモーションなどを
まとめる役割をしておりました。

また、7年間在籍したうちの3年半は
親会社の博報堂に常駐しており、
営業も経験しました。


振り返ると、若者を中心に
生活者のメディア環境が変化する中で
どのように企業のマーケティングを
デジタルシフトさせ、生活者を動かしていくか
といった視点を考え続けた7年間だったかと思います。

その一方で、

「広告」「マスプロダクト」「都会生活」
「毎日コンビニ」といった暮らしでいいんだっけ?
と思うようになったのも事実です。

もちろん都会での生活は楽しく
多くの出会いをもらえましたが
もうちょっと仕事も生活も
地方と都会の暮らしをミックスさせ
バランスよくできないかぁ、と。

EVISBEATSを聴きながら
自分で作った野菜を食べるとか。

その辺りの思考の変化については
別のブログ「ゆらしにきました」で書いています。
http://www.yurashinikimashita.jp/

先日は味噌作りも体験させてもらい
暮らしの知恵にも興味を持ち始めました。


と、そんなことを考えていた矢先の
昨年11月頃に今回のプロジェクトに出会いました。

それは、現在、居候させてもらっている
デザイナーの白水さんから、今回のプロジェクトの
中心人物である林篤志さんを
紹介してもらったことから始まります。


篤志さん
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40043


篤志さんは僕のひとつ上ですが、
SEを経て「自由大学」の立ち上げに関わり
その後、高知県の土佐山アカデミー、
東北オープンアカデミーという事業を
幾つか立ち上げている、

なんだか日本代表の
四番バッターみたいな人です。体も大きいし。

篤志さんは昨年から遠野で暮らしています。
とてもいいところです。
http://motokurashi.com/iwate-tono-atsuko-watanabe/20150926



ぼくのサボテンも先月から遠野入りし
いま篤志さんの家に居候しています笑

15年育てたサボテンが
寒い環境で死なないか、
すこし心配です。



さて、この一連の話をすると
「よく移住の決心がついたね」と言われますが
当初は、さすがに二の足を踏みました。

東京にいながらできないかと
考えたこともありました。
むしろ最初はそう考えていました。

ただ、
暮らしを変化させたい気持ちや、
遠野の自然の豊かさとそこに住む人、
そして、これまでとは異なる領域で
新たな仲間とチャレンジできることへの思いが強まり
これは打席に立たなくちゃ、と思い決意しました。


そうこうしてるうちに、
同い年でリクルートをやめて移住する
心強い相棒も現れたり、
広告業界の友人もプロジェクトに参加したりと、
移住を機に様々なことが始まっていきそうで
ワクワクしています。


同い年で現リクルートのタム(田村淳一)



と、そのようなことを
遠野で取り組もうとしています。

いま、移住というと
まだまだハードルが高く聞こえますが
価値観が変化するにつれて、だんだんと
都会から人々が解きほぐれていくはずなので、

そういった未来を見据えながら
次に続く仲間を増やす意味でも
絶対に成功させたいなと思います。



最後に、大好きな
ほぼ日から一言お借りします。


夢に手足を。

以上、長くて青くさくてすみません。
それでは失礼します。

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