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経済産業省からガクトラボに派遣されて学んだこと

はじめまして。市野堅斗と申します。
新卒で経済産業省中部経済産業局に就職し、現在4年目の職員です。
当局では、若手職員を対象とした約3週間の民間企業派遣研修があります。

民間企業派遣研修は、民間企業の業務を体験することにより、民間企業の機動的、効率的な業務の進め方、発想方法等を学び、成果を公務に活かすことを目的とする

新卒で公務員になった私は、公務員の働き方しか分かりません。民間企業派遣研修の案内がきた時に、地域の人材支援をしている会社で実際に現場を見て、ベンチャーの働き方を経験したい!と思い、応募したところ、ご縁がありガクトラボに派遣されました。
派遣期間中様々なイベントに同席させていただきましたので、そこで感じた学びを今回noteで報告します。


第1章 地域課題

金沢市は学生が多い街で有名です。
街を歩いていても学生の姿をよく見かけました。

しかし、県内大学生の県内就職率は低く、大学卒業後は県外への流出してしまうという課題もあります。

金沢市はたらくサイト「第2次金沢版働き方改革推進プラン」
https://kanazawa-hataraku.jp/uploads/download/EChLYAVAA

また、これは金沢市に限りませんが、人材不足という課題を抱えている中小企業が多いです。魅力的な中小企業であっても、その魅力を充分に伝えられていないケースもあります。

金沢市はたらくサイト「第2次金沢版働き方改革推進プラン」
https://kanazawa-hataraku.jp/uploads/download/EChLYAVAA

ガクトラボでは、学生、企業、地域の課題を解決するため、様々な取り組みを行っています。
私が派遣された3週間の活動報告と、課題解決に向けた取り組みを紹介します。

第2章 ガクトラボの取り組み

いしかわプレ・インターンシップ食コース
(9/19、9/20)

いしかわプレ・インターンシップは、大学生が学んでいること、興味のあることについて現場で知れる、体験できるプログラム

石川県が主催のイベントで、ガクトラボがイベントのコーディネーターとして関わっています。

私が参加したのは、「ものづくりコース」「一社深掘りコース」「食コース」のうち、「食コース」で、県内の企業3社を訪問しました。

当日は県内の大学1、2年生10名が参加しました。
就職についてきっかけを探しにきた学生、自分が何をしたいのか探しにきた学生、目的は様々でしたが、プログラムの振り返りでは

「今後のキャリア形成の役に立てた」
「自分のやりたいことを発見したい」

との意見が!

学生は自身のキャリアを考える機会に、企業は大学生に自社の魅力を知ってもらう機会になりました。

ENGINEインターンシップ最終報告会
(9/22、9/23)

金沢大学、信州大学、富山大学と石川県、長野県、富山県の自治体や企業が連携して取り組む人材創出プログラム

ENGINEインターンシップは、文部科学省の事業で、こちらもガクトラボがコーディネーターとして関わっています。

4月から約6カ月間にわたって、3県(石川県、長野県、富山県)の支援企業6社と共に、地域企業の課題解決へ向けた現地調査や考察を行ってきました。
私は、その最終報告会に参加しました。

最終報告会ではそれぞれの調査結果や考察について発表を行っただけではなく、6ヶ月を通した自身の成長に対するフィードバックも行われました。まず、自分で考え、支援企業の担当者、教員、メンターと色々な視点から、フィードバックをしてもらうことで、学生は新たな自分の一面を発見する機会になりました。

当プログラムは「地域変革人材」の育成を目指すことを掲げています。
将来、地域を舞台に活躍する人材が当プログラムから1人でも多く生まれることを願っています!

第3章 派遣を通した全体の感想

今回の派遣を通して、ガクトラボが、学生・企業・地域の間を繋ぎ、課題を解決するために重要な役割を果たしていることが分かりました。

もっとガクトラボのような課題解決企業が、各地域に増えればと思います。
また、議事録の書き方やミーティングの進め方など業務に関するもの、成長を応援する文化や挑戦しやすい雰囲気づくりなどマインドに関するもの、色々な面で学びが多い研修でした。
学びは組織に持ち帰って浸透させていかねばと気が引き締まる思いです。


非常に充実した3週間!
メインで担当いただいた広瀬さんはじめ、ガクトラボの皆様、改めて本当にありがとうございました!


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