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ビジネス芸人徹底解説

NewsPicksとかに出演する時「どーも!ビジネス芸人です」って面白半分に言ってたんだけど、これは芯食った言語化なのではないかと思い始めた。TVショーを作る時には枠の数と中身を決める。司会者枠、芸人枠、文化人枠などだ。その中で「2.0枠」というものが2018年くらいから、徐々に顕在化してきた。

賢明な皆さんには説明不要だろう。あの言わずと知れた天才編集者の仕業だ。僕も『動画2.0』という本を出したことによって、オファーが来るようになった。
さて、この2.0枠はこれまでの文化人枠のアップデートであることは、番組の並びを見ても明白である。

令和の新潮流「2.0枠」とビジネス芸人

では、2.0枠はテレビ業界にとってどんな点が都合が良いのだろうか?
色々あるが、以下の3点が主な理由だろう。

1. お金の条件をあまり気にせず事業にとって有益だと思ったら出演する
2. 上から目線な感じにならず一貫したポジションからコメントをする
3. テレビを観ないフォロワーを抱えているから告知に貢献できそう

※あと、これは個別の話になるが本当の文化人と違って雑に扱っても許されそうなお笑い芸人的要素を持つ人間が多いことも見逃せない……

これを集約すると2.0枠に対応する新たな演者「ビジネス芸人」というジャンルが見えてくる。最先端な事をお茶の間向けに翻訳したり、SNSでの拡散に貢献したり、これからのコンテンツづくりにおいてもビジネス芸人の活躍の場は広がっていきそうだ。

活動の場を広げるビジネス芸人

テレビだけではなくYouTubeの世界を見てみよう。
堀江さんやオリラジ中田さんやDaiGoさんは、ビジネスや教養というものに軸足を置きつつ、トークや魅せ方を「芸」のレベルにしているからこそ、従来のYouTuberとは違った30代の社会人ファン層を獲得することができたのだろう。つまりビジネス芸人の本質は、ビジネス書やニュースのエンタメ化にある。

僕が思うビジネス芸人の西の横綱は箕輪厚介で、東の横綱は前田裕二だ。
※落合陽一はもはや本当の知識人であり起業家であり研究者なので、番付外とする。

どちらもそれぞれに「クセ」がはっきりしており、キャスティングの際に期待している役割は非常に明確だ。
例えば、前田裕二であれば「メモをしながら、どんな変化球がきてもうまく解説してくれる」のが期待値だ。メモするという行為を一つの「芸」の域にまで高めて、その芸を軸にした書籍を出版して話題をつくり、実際のその芸を演者という立場でガンガン露出する。

こういった固有の「芸」と「2.0的な文脈」が掛け合わせったところに、ビジネス芸人という新ジャンルが生まれたのではないだろうか。

で、このnoteなんなの?

そんなの俺が聞きてぇよ。ツイートしようとしたら10連続投稿になりそうだったので、せっかくならnote始めてみようかと思った次第です。
今後も、動画とは直接関係のない話はこちらで投稿していこうと思うので、他のSNS含めてフォローよろしくお願いします。

Twitterでは動画論とかスタートアップ系の話。
Instagramではストーリーズで質問に答えたりしているよ。

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