パラWC最終戦cortina編

画像1 cortina danpezoでの3試合が終了しました。GS1試合目は引っかかる雪質を攻略できず転倒のDNF、2試合目は途中で男子用のセッティングに戻して再挑戦し感覚は取り戻せたものの19位。SLは17位という結果でした。
画像2 気温は暖かく、プラスになっていくものの雪質はさらに下がる不思議な雪質。標高1500m−1900m付近が今大会のコースでしたが、人工雪と標高による湿度の低さからか、非常に刺々しい雪質で、エッジが離れず苦労しました。しかし、GS2戦目の二本目からは一気に雪も緩み始め雪面降下剤である硫安投入。標高1500m付近以下はリフト下に雪がないほど雪解けは進んでいましたが、歴史あるcortinaスキー場は大会運営に当然長けているようで、コース作り、会場の設備、ボランティアの人数、そして熱気も素晴らしいものでした。
画像3 現在コーチ不在のため、石井アルペン委員長と切久保アシスタントコーチによる日本チームのポールセットの様子。各試合の度に各国にポールセットが割り当てられますが、ポール間距離を正確に測りながらセットしていきます。各国によって難易度やリズムは様々です。
画像4 立位のチームメイトは今回は幸平選手のみ参戦。幸平も苦しい結果でしたが、彼の伸び代は物凄いものがあると私は感じており、共に切磋琢磨しながら、世界のトップで争える日を描きつつ、共に活動中です。他の若手選手にもとても期待しています。自分も、おじさんもまだまだ負けませんよ!
画像5 今回、選手4名に対し、9名のスタッフ体制という素晴らしく恵まれた体制でした。2026ミラノ大会会場であるcortinaということで、入念にコースをチェックし、撮影したり、調査も徹底!乞うご期待です。
画像6 今大会で引退したスイスのFeyl Thomas選手。2006トリノパラのメダル獲得に始まり数々総合優勝を飾ってきたトップ選手でした。試合中に怒るように叫びつつ滑ったりと素晴らしいファイティングスピリッツを発揮したフィル選手と最後も交流でき嬉しいものでした。これでいよいよ立位最年長は自分となります。まだまだ伸びる要素があるうちは若手に挑み続けます🔥
画像7 今大会、さすがcortinaという会場の環境整備が行き届いており、アスリートハウスの食事も非常に美味しいものでした。ボランティアスタッフ皆さんの笑顔と、挨拶や片言の交流に、心癒されました。
画像8 今大会中、立位チームは継続してウェイトトレーニングも同時並行でした。大岡トレーナーによる練習メニューはここにアレンジしつつも、4年後を見据える内容であり、心から信じて練習に打ち込めます。また、精神的にも数々のアドバイスをくださり、人として非常に学んでいます。自分を修正しつつ、正しい理論に則った練習をひたすら継続あるのみ!
画像9 前半戦のsella nevea付近や、cortina付近のジムも、いずれも素晴らしいものでした。このメニューは片足バランス時に、足裏がぐらつかないこと、股関節の柔軟性、そして全身の体幹練習のメニューです。
画像10 自重で行う体幹強化メニューもバリエーションは様々。このメニューは足を交互にクロスしながらスキーの捻り動作を踏まえた「スネイク」メニュー。お腹に効きます。
画像11 cortinaのジムには、世界各国の数々の表彰の様子が所狭しと壁にぎっしり貼られていました。歴史あるジムのようで、老若男女、ごった返しているジムでした。器具も完璧に揃っており、このような素敵なジムに行き当たることも、遠征中の楽しみの一つです。「やらざるを得ない環境に身を置く」。すぐにサボりたくなる弱い自分のモットーでもあります。
画像12 最後は、cortina初日のチーム写真。自分は連戦の疲労が濃く、休みましたが、チームメイトが写真を挿入してくれました笑 cortinaの高速系種目で名物の岩の間からジャンプする上部の急斜面(40度ほど?)付近となります。以上、cortinaでのWC最終戦参戦レポートでした。次戦は、帰国し、4/4-6で野沢温泉でのFISレースとなります。帰国後、再調整して万全の体制で臨むよう取り組みます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?