人生の主役になりたい【終末京大生日記40】

 就職してから、人生の主役になれていない気がする。平日は毎日朝から夕方まで仕事をし、週末は資格試験の勉強。

 うーんどうしようか、資格試験の勉強は統計検定準一級までとったらひとまずやめようかと思う。しかし、Kaggleなんかもやった方がいいだろうし、これから半年程度は仕事で忙殺されそうである。

 先日、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」みたいな名前の新書を見かけた。今の自分はその状況にかなり近いと思う。仕事と資格に時間を奪われて自分の人生を生きられていない。これが搾取されると言うことか。

 京大にいた頃は自分の人生は何かを成し遂げ、きっと何者かになれるだろうという思いがあった。しかし、今はもしかしたら何者にもなれないかもしれないという不安がつきまとう。おそらくサラリーマンという環境がそうさせるのだろう。こうなれば、博士課程で過ごしている人の方が人生は幸せなのかもしれない。いや、どうだろう、結局博士課程にいる人からみれば私のほうが収入があるという意味でよく映っているだろうか、、?

 今日はプロ野球の中継があった。ホームランを打った選手が試合後のお立ち台で、「明日も頑張るので、応援よろしくお願いします!」と言っていた。ファンは熱狂。まさに人生の主役と言ったところだ。

 ああなりたかった。たくさんの人を熱狂させられる、人生の主役に。でもなれないのかもしれない。

 そんな思いを1人で抱え切ることができずに私はこうして誰かに読んでもらいたくて、ここに書いている。何者にもなれずに死ぬかもしれないという恐れ、不安。このまま気づいたころには老いて死んでしまうのではないか。満員の電車に揺られて早送りのような生活を送り、気づけば定年、、、そうならないように、自分の人生を決めるために、30歳になる前に人生の方向性について決着をつけたい。この中二病はまだ終わらせない。

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