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『やりたいことが増えてくる』@株式会社トータルエナジーオオタ

こんにちは!
NPO法人学生人材バンク インターン生の遠藤です。
学生人材バンクでは『学生にキッカケを、地域に笑顔』をキャッチコピーに大学生と地域による協働企画の実施やボランティア派遣などを山陰・鳥取にて行なっております。鳥取県内の企業様を対象に、大学生が社長の右腕や新規事業担当者として1ヶ月〜6ヶ月間、働くプログラムとして長期実践型インターンシップへ取り組んでおります。
今日は、今年3月から株式会社トータルエナジーオオタでインターンシップに取り組まれている鳥取環境大学4年の村上大歩さんのインタビュー記事を紹介します。
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インターンシップ以前の大学生活

<1年生>
 “せっかく大学に入学したから”という思いで「サークル」へたくさん所属すること、「講義」をたくさん履修することを意識して取り組んでいました。サークルは、地域貢献するサークル・農業系サークル・遊びサークルへ所属しましたが講義を履修しすぎて日程が合わず、参加することが難しくなり所属しなくなりました。
<2年生>
 今も所属している起業部へ友人に紹介されて入部しました。起業部では、経営の勉強や商品開発、企画を学生が行なっています。販売の依頼をされて商品の特性調査や農家さんへヒアリング、ポスターの作成をし、商品を一から作る難しさを学ぶことができました。
<3年生>
 起業部での活動を継続しながら、鳥取県と日本財団で取り組まれている「研志塾」へ参加しました。研志塾ではリアルなビジネス・マーケティングに触れ、ビジネスを行う上での基礎の大切さを学びました。プログラムの中で講師の方へ自らの企画を提案する機会があったのですが、企画自体へ主体的な思いがなかったことに意見を受け、軸を持って行動することの必要性を痛感しました。

インターンシップに取り組むきっかけ

 研志塾で痛感した「軸のなさ」を残りの大学生活で引きずったままでは厳しいと思い大人の方々へヒアリングへ行きました。ヒアリングする中で、人材バンクの玄洋さんに出会い、①自ら直接動くこと②一から創り上げる③形のあるものを創る経験をした方がいいのではとアドバイスをいただき、インターンシップで体験することができるのではと思い、取り組むことを決めました。

トータルエナジーオオタをインターン先へ決めた理由

 「地域の課題解決に向けて事業を展開する」ことを太田社長が目指されていることに共感、魅力を感じオオタでのインターンシップを決めました。
オオタでは元々、燃料販売を中心に事業を行なっていました。しかし、地域で事業を展開していく中で地域の課題や困りごとに触れる機会があり、便利屋事業をはじめられました。太田社長の地域への想いや理念、地域で起きている課題に対して真摯に向き合う熱い気持ちに動かされました。

インターンシップで取り組んだこと

 インターンシップでのミッションは「新しいサービスをつくる、スタートアップをすること」でした。お客様ひとりひとりの会員制サービスを将来的に立ち上げたいオオタとしての想いがあったので、実現のために必要であると考えられる業務を6ヶ月間実施しました。

<1〜3ヶ月>
①オオタの業務内容を理解する
 お客様への対応の仕方を現場の社員さんに教えていただき、オオタ全体でどんな業務に取り組んでいるのかについて現場に入り理解しました。
②ヒアリング調査
 お客様や地域の方へヒアリング調査を実施しました。ヒアリングを通して、お年寄りの方が外に出る機会として買い物しかないこと、町内会での集まりも一部の方のみの参加となっており地域の方々が交わる場がないことを地域の方から生の声としていただきました。
③データ整理、調査
 お客様へ直接ヒアリングをすることで、お客様それぞれの生活感や利用される方の年代別の傾向を探ることができました。調査したデータを整理し、お客様の傾向に合わせたポジショニングマップを作成しました。

<4〜6ヶ月>
社内の業務整理
 オオタとして今後考えている会員制のサービス展開を考えると1人の社員さんが複数のお客様を担当することになります。お客様ひとりひとりへ社員が丁寧な対応ができるよう、進行している業務を整理しアプローチブックを作成しました。以前から社内で存在はしていましたが、使いづらかったため一新し、どんなお客様にも対応・アプローチができるよう社内の体制づくりを行いました。
②ヒアリング調査
 前半に引き続き、お客様・地域の方へヒアリング調査を実施しました。前半のヒアリングで「地域の方が集まれる居場所が必要」だと感じていたため、どんな企画や場所だと地域の方に参加したいと思ってもらえるかヒアリングしました。
③イベント企画・実施
 ヒアリングを進める中で地域の方から「昔懐かしい」企画ができないかとお声をいただき、かまやき・おやきを作る会を開くことになりました。開催日の8/20に向けて、社員さんだけでなく地域の方々へ意見を頂き、開催へと繋げることができました。
みんなで集まり、かまやき・おやきを作ることが何十年ぶりの開催だったみたいで、足を運んで頂いた方々にとても喜んでいただきました。今回だけの開催にならないよう、実施後は社内で振り返りをし、継続して開催していけるように整理をしています。

インターンシップで学んだこと、経験したこと

 オオタでのインターンシップでは『企画・サービス設計のプロセス』を一から学びました。

『仮説を立てる』
『届けたい方が求めていることや困っていることをヒアリング』
『実行できるよう社内においても協力していただけるよう事前に確認』

6ヶ月目に窯焼き・おやきを作る会を開催することができたのも、地域の方々へヒアリングをし、アイデアを頂いたことで地域の方々に喜んで頂ける企画となりました。当初からヒアリングを行なってきましたが、地域の方々やお客様と何度もお話させていただくことで自分の意図や考えも理解していただけ、企画の開催へと繋げることができたと思っています。
机上で考えることだけでなく、自分の足を使って現場に行き、生の声をいただくことで地域の方々やお客様に喜んで頂くことができる企画・サービスを実現することができると感じました。

将来の夢、これからのビジョン

 『社会の代謝をあげる』ことに取り組んでいきたいと考えています。
まだまだ抽象的であり、自分の中で整理がついてはいません。ただ、困っている人の困りごとを解決できる仕組みが整っている状態が社会にあり、困りごとがすぐに解決される社会を目指しています。
 残りの学生生活では、全国で社会課題の解決に向けた取り組みをされているえ方の考えや意見を聞いてまわり、自分自身の価値観や考えを広げたいと考えています。

インターンシップを考えている方へエール

 オオタでのインターンシップは業務を覚える分だけ、どんどんやりたいことが増えてくると感じています。長いようで短い6ヶ月間で、充実した中身の濃い時間をオオタで過ごすことができると思います。
 企画をしてみたい方、一から自分でつくりあげる経験をしてみたい方、ぜひオオタでのインターンシップに挑戦してみてください!

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◆株式会社トータルエナジーオオタ
会社情報はこちら http://life-energy-ota.jp/
太田社長のお話はこちら https://goo.gl/wYdS9r

●interviewee
村上大歩(むらかみ だいほ)さん
兵庫県神戸市出身 / 鳥取県立環境大学4年
インターンシップ期間:2018年3月〜2018年8月
座右の銘:他力本願

●interviewer
遠藤雅也(えんどう まさや)
岩手県奥州市出身 / 桜美林大学4年
学生人材バンク インターン生

NPO法人学生人材バンク https://www.jinzaibank.net/
Twitter:https://twitter.com/jinzaibank_tim
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