“文学、芸術は弱者、マイノリティに寄り添わなければいけない”李琴峰が語る『彼岸花が咲く島』。
第165回芥川賞受賞
李琴峰『彼岸花が咲く島』(文藝春秋)
舞台は南の島。
そこに流れ着いた少女は身も心も傷ついていた。
そしてその島では
<ニホン語>と<女語(じょご)>
二つの言語が話されていた。
現代の寓話。
そこにはこの現代社会の不条理、目を覆いたくなる事象が
はっきりと描かれている。
“どんなフィクション、どんなファンタジーでも
現代社会の問題・事象を照射しなければ読む意味がない”
“あらゆる抑圧、差別、偏見、カテゴライズが存在しない人間社会とは?”
“文学、芸術は弱者、マイノリティに寄り添わなければいけない”
李琴峰が放つやさしい言葉の矢が 深く深く胸に刺さる。
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李琴峰
1989年台湾生まれ。作家・日中翻訳者。2013年来日。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了。2017年「独り舞」で群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。19年『五つ数えれば三日月が』が芥川賞、野間文芸新人賞の候補に。21年『ポラリスが降り注ぐ夜』で芸術選奨新人賞受賞。ほかの著書に「星月夜」など。最新刊、『彼岸花が咲く島』(文藝春秋)で第165回芥川賞を受賞。
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