見出し画像

“出てくる人や起こった出来事を私が断罪しない。”藤野可織『来世の記憶』を語る。

画像1

これまでに書きしたためた20編の物語を集めた

藤野可織およそ3年ぶりの短編集、『来世の記憶』(KADOKAWA)。

画像2

2006年「いやしい鳥」で第103回文學界新人賞。

13年『爪と目』で第149回芥川龍之介賞。

そして14年『おはなしして子ちゃん』で第2回フラウ文芸大賞を受賞するなど

活躍を続ける藤野可織。

その最新作『来世の記憶』にあるのは“静か”で“ちょっと不思議”な物語たち。

これは自分の物語なのか、誰かの物語なのか?

いつかの物語なのか、今の物語なのか?

現代の寓話なのか?

読む者を想像の旅に誘わせる。

私たちは、時空を超えてどこへ連れていかれるのだろうという?

その期待と不安。

美しさに浸りつつ、そこには驚きも・・・

“来世の記憶は本を読む行為そのものでもある。”

“短編を書くのにちょうどいい脳になっている。”

“正しくないことを書きたい気持ちがあった。”

“出てくる人や起こった出来事を私が断罪しない。”

その溢れる言葉から、

あなたはこの物語をどう読み解いていきますか?

音声はこちらから

※音源をダウンロードする場合は、パソコンで画面を開き、
再生ボタン下の「ダウンロード」ボタンより行ってください。 
 
定期購読マガジンはこちらから

藤野可織
1980年、京都府生まれ。2006年、「いやしい鳥」で第103回文學界新人賞。13年『爪と目』で第149回芥川龍之介賞。14年、『おはなしして子ちゃん』で第2回フラウ文芸大賞。著書に『パトロネ』『[現代版]絵本 御伽草子 木幡狐』(絵・水沢そら)、『ドレス』『ファイナルガール』『私は幽霊を見ない』『ピエタとトランジ〈完全版〉』など。最新刊はKADOKAWA『来世の記憶』。

いつもご愛聴有難うございます。 宜しければサポートお願い致します!