どうなる?“人前“が“神前“に追いつく時

「今、新幹線、新横浜駅下車して、オタクの会場に向かっているのですが、道案内お願いします」
「有難うございます。どの出口から出られましたか、南口でしょうか?」
「いえ、西口です」
「有難うございます。あ、西口でした。00銀行の建物が見えませんか」
「三菱UFJなら見えます」
「有難うございます。あ、三菱UFJでした。その隣がウチの結婚式会場です」

あーあ、「有難う」
のフレーズが残響する電話案内に、「若いの大丈夫?」と思わずつぶやいてしまいました。
<自分の勤務先ぐらい、ちゃんと覚えておけよ>と。
「駅から見えるような距離にあるのに、ねえ」
と、到着してから周りの人に漏らすと、「シフトのバイトじゃないの」と。
なるほど。
色々あるものですが、せめて、いちいち、「有難うございます」は止めて欲しいーものです。
いよいよ、流行りの「人前結婚式」が始まりました。
「神前結婚式」ではなく、知人友人の前で決意を表明するというこの挙式の流れ、何か物足らない気がしました。
よく考えると、普段と違うのは、会場にいる人たちのコスチュームぐらいで、なんか締まりがない感じ〜。

その、やっぱ、人智を超えた?ものを着想した人間様には、その想像力にふさわしい“神様“が登場した方が場が盛り上がるような。
長い長い人類史の初期から登場するGodに追いつくには、<生身の人間様の修業>が、まだまだ続きそうです。

カワイイ引き出物

「西九州新幹線の謎」
動画提供:野口敦広(東京都中学校・社会科教諭)

(文責:経験豊かが尊ばれず?の世を嘆いてる Hさん)

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