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VIVIGarden vol.6  カピコンPJ① 〜教えてもらいたい人を自分で探す〜


プロジェクトの始まり


もし、教えてもらう側に選択肢があるとしたら、私はどんな人に教えてもらいたいかな?

そんなことを考えるところから、このプロジェクトは始まりました。

 学校や会社では、これまで「教える人」はガチャ的に自動的に決められて(いることが多く)、教えてもらう側に選択肢ってほぼなかったなーと、昔の記憶を思い出しました。
 そこで、そのガチャシステムの真っ只中で私が感じた教えられる側の違和感を材料に自分が「教えてもらいたい人」の要素を整理していくことにしました。


違和感の整理


違和感①:なんとなくある不安
 無意識に教えられる側が感じる無言の圧力。。
皆さんはありませんか??
 分からない=知識がない、経験がないという「足りていない自分」と向き合った時に生まれる、なんとなく不安な気持ち。
(そもそも、分からないところが分からない、分からないところをどうやって質問すればいいか分からないというフェーズもある気がする・・・)
 

 誰もが【分からない→分かる】のフェーズを経て、分かる状態になるはずです。しかも、分からない状態を分かるに変えたい!という、本来は前向きな行動であるはずに・・・
 できない・知らない=「たりてない自分」にばかり目がいって、負い目を感じてしまうのはなぜなのか?
 このネガティブな気持ちを克服するためには、少なくとも、足りていない状態の私の目線に合わせてくれる人がいいなと思いました。


違和感②:ペースにゆとりがない
 スケジュールは自分で決めたいし、選べる方がいい。
あと、運動神経や手先の器用さとか、分からない側のデフォルトの能力を考慮せず、分かる側の感覚や能力を軸に物事を伝えようとしてくる人はちょっと、ご遠慮いただきたいな。。。
 余裕を持って、私が分からないことを大前提に、理解できるようになるまで、私のペースに合わせてくれる人が隣にいて欲しい。
そういう人なら、質問もしやすいのかも!


違和感③:教えることが好きな人
 知識や経験が豊富で、教える行為が好きな人は、矢印が常に自分に向いていて、私が分かるということよりも自分が教えることを楽しんでしまうので・・・教える人として一緒に時間を過ごすのは、ちょっと、私はしんどいかもなぁと考えました。
 むしろ、私が分からないこと自体を純粋に楽しんでいる人がいいなと思いました。
 楽しんでいる人と一緒なら、その人が発する楽しむ空気に引きずられて、分からないことを理解するまでに感じる、不安な気持ちも和らぎ、楽しんでいる背中に励まされて、分かるまでの険しい道のりも乗り越えられる気がしたからです。


教えてもらいたい人を探す


 今回、リモートでも可能なプロジェクト活動を模索するために、自宅からでも遠隔操作できるカメラ付きのラジコンを作ってみたくなった私。
 そこで、過去に弊社で開催したロボコンに参加した子どもたちであれば、ラジコン作りにも興味があり、私のメンターになってくれそうな子が見つかるかもしれない!ということで、早速、ロボコンに関わった同僚のみなさんへヒアリングしてみました。

 ヒアリングを進めていくうちに、とある2人の名前が出て来ることが多いことに気がつきました。
 小学4年生からロボコンだけでなく、様々なものづくりの活動に参加していて、今は中学生。説明が上手。他の子の作業も手伝っていた。などなど明るい口コミが多発する2人。
 実際の活動現場に居合わせた同僚たちの口コミをもとに、私の「教えて欲しい人」をその2人に狙いを定め、早速お願いすることにしました。

 そして、心に決めた中学生2人宛てにラブレター(お誘いメール)を送ったところ・・・・・
 快く、私に教えてくれる人としてプロジェクトに参加してくれることになりました。
(中学生向けのメールを考えるのは思ったより難しかったです。。子ども過ぎず、大人過ぎず、簡潔でわかりやすくなるようなメール文面を考える時間は最近使っていなかった脳をフル回転させる感覚もあり、脳にたくさん汗をかいたようで心地良かった。。。)


 というわけで、今回のプロジェクトは、私のメンターという形で、とりあえず手を動かしつつ考えようというスタンスにも関わらず、ものづくりが不慣れな大人(=私)という、枷が強めの人に対しても、優しく教えてくれそうな中学生を「教える人」として見つけることができました。



念の為・・・ 
 プロのエンジニアさんたちには、このプロジェクトはラジコンを完成させることが目的ではなく、そのつくる過程を一緒に過ごし、関係性ができるまでの中で生まれる事象を大事にしたいという私の(ふわっとして捉えどころのない)想いを受け止めていただいた上で、私や中学生が制作過程で行き詰まった時にだけ、具体的な制作アドバイスをしてもらえるように、ステルス型見守り支援の協力をお願いして、プロジェクトは幕を開けたのでした。
(暖かいご協力いただいた、エンジニアのみなさま!本当にありがとうございました。)


そんな中、世の中はステイホーム真っ只中。
 ものづくりに不慣れな大人とものづくりが好きな中学生の小さな小さなプロジェクト。
 果たして、初対面のリモートで中学生たちとどう関係性を作れるのか?
また、リモートでのものづくりはできるのか?

カピコンPJ②に続きます。

※デザイナーませどさんに作っていただいた、プロジェクトのアイコンです。不慣れなものと対峙する時、形から入るのはテンション上がるのでオススメです。
(ませどさん、色々とお話を聞いてくださり、素敵なアイコンもありがとうございました!)

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(ながおか)


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