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エクセルによるt検定の使い方 データ分析ツール【Excel】

■t検定とは

2つのグループ(標本)の平均値に有意差があるかどうかを検定する手法。
t検定は「データに対応があるとき」、「データに対応がないとき」の2種類がある。

【例】
あるグループの運動前と運動後で体重の平均値が異なるか
→データに対応がある
違うグループで同じテストを実施したとき、平均値が異なるか
→データに対応がない

■Excelのt検定のやり方(データに対応がある場合)

①データタブをクリック、右側のデータ分析をクリック

105_t検定_1

105_t検定_2

②下記を選択、OKをクリック

105_t検定_3

※データに対応がない場合は下記を選択

105_t検定_8

【元データ】

105_t検定_4

③下記のように設定する

105_t検定_5

④結果が表示

105_t検定_7

■検定結果の見方

t検定の結果は、p値が有意水準(今回は5%で設定)の確率より大きいか、小さいかで判断します。

・p値が0.05以下の場合、平均値の差に有意差がある
・p値が0.05より大きい場合、平均値の差に有意差がない

105_t検定_7

有意水準5%で両側検定のt検定を行ったところ、p値は「0.689~」となり0.05より大きいので「運動前と運動後の体重の平均値には有意差がなかった」といえます。

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