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【釣り場凸】東京→琵琶湖400km【実地踏査】

ようやく一学期が終わる模様。

 学校の仕事が忙しいのはいつものことだが、私は自分から体力を削りがちなのが良くない。
5月。
 区の水泳大会へのエントリーを踏みとどまったあたりで、成長が垣間見えた。
6月。
 体育祭では1000m走に駆け出してしまいエライ目にあった…。最近は歳のせいか回復が遅い。
さらに6月。
 またしても身を削ることに。突如として、ややキツい出張計画を立てざるを得なくなる。教育実習生を抱え、次週に所属学年の保護者会を控えるという馬鹿なタイミングなのだが、宿泊地の予約を考えると行くしかない…。この業界でしか使わない言葉らしいが、「実地踏査」というやつである。

今年の水棲班合宿は琵琶湖

 というのも、サイエンス部生物班水棲生物チームは、令和5年度の合宿をついに琵琶湖でやる事になったのである。
 生徒の意欲が高いのは嬉しいし、私も琵琶湖は大好きだ。と、安易に首を縦に振ったのだが、よく考えたら、ほとんど土地勘の無い場所。しかも、自家用車無し。
 生徒を連れて行く以上は、ある程度は活動の青写真を描いておかないと不安だ。そこで、保護者会の準備資料を車に放り込み、翌日の授業を琵琶湖からリモートで行う準備も整えた金曜日夜22時。私はレッドブルを飲み干して深夜の中央道に乗るのであった。

さて、琵琶湖は広い。

 途中でちょっとだけ仮眠をとり、早朝の琵琶湖に到着。
 ビワコオオナマズやハスたちを求めて過去に釣りをした場所と記憶を軸にざっくりとエリアを選び、東岸を彦根あたりから南下する計画を立てた。

過去の琵琶湖で出会った魚たち。

実地踏査1日目

 正直、初日は琵琶湖の広さに振り回されてしまうことなる。途中でリモート授業をしたこともあるが、電車・バス・徒歩が基本での活動を青写真に描く作業は思いの外に骨が折れた。さらに、水網でのガサガサと魚釣りを両立する場所という生徒からのリクエスト。
 Googleマップを片手に駆け回るも、「広すぎて訳がわからん。」が第一印象。

惨敗…の初日から実地踏査2日目。

 正直、初日は広さに振り回されてしまったのである。とりあえず魚は釣れるというのが唯一の救い。
 2日目は『琵琶湖岸釣りMAP 北湖 (別冊つり人 Vol. 541)』を購入。それを片手に車を駆る。

そしてようやく見えてきた。
・ガサガサは南下するほど出来そうな場所が減る。
・もともと近江八幡辺りをベースにしようかと考えたが、彦根辺りが良さそう。
・彦根〜長浜〜奥琵琶湖がメイン。
・多少は歩く。いや、結構歩くが何とかする。

 よし。北湖ならば、自身の琵琶湖釣行の経験を多少は活かせるということで、 少しずつ、霧が晴れるように不安だった合宿の青写真が描けて来た。今回は実踏に向けた計画性が薄かった事も否めないが、何とかなったようである。

では、釣りますか!

 ということで。まあ、琵琶湖にまで来て仕事だけで帰る筈もない。日曜日の夕方より、私は残りの時間をハスとナマズに注ぐのである。翌日の月曜日は研修日の為、出勤の必要はない。明日中に東京に戻れれば支障はない…???
(実は初日と2日目も夜→朝は釣りをしていたなだが、それは流しておこう。)

相変わらず、とんでもなくカッコいいハスが釣れる。
とんでもなくでっかいギルもご覧の通り。霞ヶ浦水系では最近見かけない。
さすが琵琶湖である。子バスはとんでもなく釣れる。

 話が逸れるのだが、魚を「釣れた」と「釣った」はかなり違う。魚を知り、そこにいるであろう魚にルアーを見せたり、惹きつけたり。そうする事で針に掛ける魚は「釣った」のであり、嬉しさも大きい。

Deeper投下作戦で「釣れた」を「釣った」にする。

 釣り場には「ここは釣れるよ。」という有名ポイントというのがある。しかし、大切なのはなぜ釣れるのかであり、理由は様々だ。また、そのポイントであっても、魚がいる場所といない場所ははっきりしているものだ。
 闇雲に投げまくれば交通事故的に魚と出会う事もあるだろうが。

 琵琶湖にも、同じような場所はある。今回、Deeperという岸からにブン投げて使う魚探を駆使して、そのポイントの地形を探って見ることにした。

この爆弾みたいのがDeeper魚探。

①石積みの地形はかなり複雑であり、根掛かりしやすい場所とそうでない場所がある。湧水?
②300mほどの横に広い釣り場に魚が集まるのは僅か二箇所。

広い琵琶湖のほんの一角。しかし、
岸釣りアングラーに十分な情報が得られた。

考察のプロセスまで含めて魚釣りの沼なのだ。

狙う魚に辿り着くまでの考察作業にこそ、私が魚釣りにハマる面白さだ。
☞ベイシャークことドチザメ。
☞異形の頭をもつ黒いアメリカナマズ。
☞現代日本”第二のクルター”ことダントウボウ。
☞早春のファーストラングループの極太マルタ。

どの魚も本当に美しい!

 このnoteでも綴ってきた考察作業は、私的探究であり、野生の息吹にコンタクトする私的冒険なのである。
 さらに、ある熱いアングラーとの出会いもあり「潜る」という手段の可能性が開けた。というわけで、次は潜る…ぞ。

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