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生産性を真に高める「反生産性」の考え方とは?

「テクノロジーの多くは、一見それによって時間とお金を節約できているように見えても、実際にかかったコストを計算してみたとたんに、その節約分など消えてしまう」
                                                                                                  Think Clearly p.75

反生産性は以上のような現象のことで、社会評論家で哲学者の「イヴァン・イリイチ」先生が命名した概念なのだそう。

要するに、便利なようだけど本当は効率下がってるものたくさんあるよね、というお話です。

「働き方改革だ!生産性向上だ!」

「5Gだ!IoTだ!AIだ!」

と叫ばれている昨今、重要な概念なんじゃないかなーと思って共有です。

参考図書はこちら。

自動車の本当の平均速度は…

具体的な例として自動車の例をあげているのですが、車を移動効率をあげる手段として考えたとき、本当の平均速度ってどれくらいなんだろうね?なんて計算をしています。

50km/h?

30km/h?

いやいや、6km/hだよって。歩く速度と変わらないよって。

計算には、

・購入費を稼ぐための労働時間
・車の保険料や維持費
・ガソリン代
・交通違反の罰金を支払うために必要な労働時間
・渋滞時間
                                                                                                  Think Clearly p.75

以上の内容を考慮にいれているのだそうです。

資産形成を考えたときに、家 / 車 / 保険の人生三大支出は控えた方がいいよねーって話にも近いなーと思ったわけですが、新しい技術をつかった製品がどんどんでてくる今の時代、しっかり吟味した方がよさそうだなって思います🤔

車だったら、中古車使うなり、カーシェア使うなり、タクシー使うなりした方が生産性的には良い選択ですよね。

反生産性は、「時は金なり」を忠実に計算した結果

要するに、「時は金なり」をしっかり考えることが真の生産性につながるよーって言う話なんだとわたしは解釈しています。

生産性を高めるアイテムは世の中に溢れていますが、買う前に「本当にこの値段分稼げるんだろうか?支出を下げられるだろうか?」と一旦止まって考えること。

生産性 = (節約できる時間 * 自分の時間単価 + 節約できる支出) - モノの値段

上記の計算で価値が0以上あるかどうか、かな。完璧に計算するのは難しいですが、ざっくり考えてみる意味はありそうだなーと思っています。

注意:あくまで「生産性」にフォーカスした話

というわけで、生産性を高めるためにモノやサービスを購入するときは、一旦止まって考えないと反生産性の罠にかかっちゃうかもよ?というお話でした。

ここで注意しなきゃいけないのは、今回の話はあくまで「生産性」についてであって、モノやサービスを利用することによる「感情や幸福度」は全く考慮にいれていないということ。

目的が「生産性」ではないのなら、別の判断基準もあるんじゃないかなって思います。

ちなみに、参考図書Think clearlyでは、

「モノの喜びはどんどん小さくなる」

「お金は経験に使え」

とも言っていて、

ガジェット・生産性オタクでプログラマーのわたしにとっては結構痛ーい話です。

でもねー、個人的に新しい技術を経験するとか体験するって至高の喜びなんですよねー。これは仕方ない。

だから、今年もiPhone買うよ、俺は。5Gで「はやあああああああああああああああああああああい」って経験するのが楽しみなんだよ!イエイ!

今回は以上です。

(今日は記事書くの、本当につらかったです。なんでだろう)


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