リード

いきなり0の状態から何かをスタートするのは心理的にけっこう大変。

例えば、よく学校でも「予習が大事だよ」なーんて先生から言われていたけど、たしかに予習して授業に臨むのとしないで臨むのでは心理的な余裕が全然違う。予習して授業に臨めば自信を持ってその授業内で積極的に手をあげたり、発言したりすることを厭わなくなるし、むしろ「俺がこれを答えていいとこ見せつけてやるぜ」みたいな心理になる。逆に予習していないと間違えるのが怖くなるし、当然その授業でやることは毎回初めてやることになるわけだから下手したらその授業内だけでは内容が理解できないことだってある。

まぁ何をやるにせよ、多少のアドバンテージはあるに越したことはないということよ。

仕事だってそう。いきなり初めてやる仕事を任されてやるってなったら自信なくやってうまくいかないのは当たり前。でも事前に自分の中で「もしかしたらこういう仕事任されることあるかもしれないなぁ」とか「いつかこんな仕事を任された時にちゃんと対応できるように今こういうことをやっとこうかなぁ」とか、考えてあらかじめなんとなくでも準備をしておけば、たぶんいきなり仕事を振られてもそれなりに対応できるようになるはずである。

その準備というかリードはほんとに1歩とか2歩でいい。その1歩とか2歩を何か事が起こる前に事前に踏み出しておくのとそうでないのとでは、その後の結果を大きく左右すると思う。

野球でいうなら「第1リード」。ピッチャーがバッターに投げる前にランナーがとるリードだ。

このリードを適切に取れるかどうかで、盗塁を決められるかとか、ピッチャーにプレッシャーをかけられるかとか、先の塁にいち早く到達できるかという事が決まってくる。

言い換えるなら、多少の準備や予習をしているかいないかで、ライバルにプレッシャーをかけられるかどうかとか、成功への道に通ずるかどうかという事が決まってくるのである。


野球ではちゃんとリードをとるのに、日常ではちゃんとリードを取らない。これは成功者への道を進むにあたっては間違っている行動だ。

いつどんな時でも、どんなに些細な事でも、少しでも他の人よりも準備や予習といった「リード」をとっていくことを日頃から心がけたいところだ。

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