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旅行が好きで、これまでに海外は31か国(台湾を中華民国として1か国計上)行きました。 …

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旅行が好きで、これまでに海外は31か国(台湾を中華民国として1か国計上)行きました。 好きな世界遺産TOP3 🥇1位 カナディアン・ロッキー山脈国立公園群 🥈2位 ヌビアの遺跡群:アブシンベルからフィラエまで (暫定) 🥉3位 シントラの文化的景観 (暫定)

最近の記事

15.ロジカル・ライティング(6)

今回含め6回に亘って書いてきたロジカル・ライティングですが、今回で最後です。 目的と手段 今回の話は、多くの人が嵌まってしまう罠です。しかも、罠に嵌まっていることに気づきにくいです。 「目的と手段を混同してる」とか「手段が目的になってる」とか聞いたことあるでしょうか。それです。 どういうことかわかりにくいので、一つ質問しましょう。 ドラゴンクエストⅢというゲームでは、勇者(主人公)が王様から『魔王バラモスを倒してこい』と言われ、冒険に放り出されます。さて、この冒険の目的(

    • 14.ロジカル・ライティング(5)

      主題から外れないように 文章を書く以上、散文的なものでないなら何らかの主題・メイントピック等があると思います。それから外れた内容にならないようにしましょう。 例えば、2022/7のマイスター試験で以下のように問われています。 「ユネスコの平和理念を踏まえ、平時だけでなく戦時においても文化財や自然環境の保護がどのような意味を持ち得るのか、具体的な遺産の例を取り上げながら、1,200 字以内で論じなさい。」 この時のマイスター試験ではウクライナ侵攻を踏まえてロシアを非難する論述

      • 13.ロジカル・ライティング(4)

        事実と異なることは書いちゃダメ 言うまでもないですが、事実と異なることをあたかも事実のように書いちゃダメです。でも、案外気づかずに書いてしまうものです。もし、間違いを書いてしまいますと、意図していないとしても読み手をだますことになりますし、事実と異なることが書いてあるだけで信頼性や説得力はガタ落ちです。 なお、事実と思い込んでいることももしかしたら、間違っているかもしれません。例えば、「このくじは3分の1の確率で当たるから、3回引けば必ず当たる」みたいなことはよく言われます

        • 12.ロジカル・ライティング(3)

          続きです。 情報・説明の過不足 説明するまでもなく、情報・説明の過剰/不足です。 過剰に関しては、以下のようなケースが考えられます。(もっとあるかもしれませんが) ・同じ情報・説明を複数回記述する ・要らない(関係ない)情報・説明を記述する 同じ説明については、強調するため二回言うというテクニックもあるので、100%否定する訳ではありませんが、文字数に制限がある場合は避けた方がよいでしょう。 どちらのケースについても、読み返すと気づきやすいので書いた後で読み返してみるとよ

        15.ロジカル・ライティング(6)

          11.ロジカル・ライティング(2)

          続けて他の例も見ていきましょう。 二重の意味にとれる文章 一つの文章であっても、別の意味に受け取れる文章を書かないようにしましょう。例えば、下記の文章をどういう意味で受け取りますか? 「AさんはBさんとCさんに相談した。」 「AさんがBさんとCさんの2人に相談した(相談相手が2人)」とも受け取れますし、「AさんがBさんと一緒にCさんに相談した(相談者が2人)」とも受け取れます。どちらの意味で書かれたのかは書いた本人でしかわかりません。逆に言えば、読み手が違う意味で受け取っ

          11.ロジカル・ライティング(2)

          10.ロジカル・ライティング(1)

          以前の記事で、「論文を書く練習をする前に、論文の書き方や文章の書き方(ロジカル・ライティング)を学習することを勧めます」と書きましたが、「ロジカル・ライティングって何やねん!」と思われる方も多いと思いますので、そちらについて書いていきます。 なお、論文の書き方については、ネット上にもたくさん情報ありますし、書店に行けば本もたくさんあるので、ここでは省きます。 ロジカル・ライティングはその名の通り、「論理的に文章を書く技術」のことで、論文に限らず、他人が読む文章すべてにおいて

          10.ロジカル・ライティング(1)

          9.世界遺産検定マイスター 攻略記 その4

          今回は、攻略記と言っていますが当日の日記みたいな感じです。気楽に読んでください。 マイスター試験は14:20試験説明、14:30開始です。絶対遅刻はできず、電車遅延等の可能性も考え、結構早めに出かけました。 試験会場は渋谷で自宅からは割と近いのですが、渋谷駅から結構ありました。それでも13:30くらいには会場の大学に着いたかと思います。 会場の教室は直前まで開放されないため、周囲には受験者と思われる人たちが結構たむろしていました。運よく座って待てるところが空いてたので、そこ

          9.世界遺産検定マイスター 攻略記 その4

          8.世界遺産検定マイスター 攻略記 その3

          問三対策書く練習 論文を書く練習ですが、おそらくマイスター試験対策としては最も時間と労力をかけるところかと思います。私自身もそうでした。 私が実際に「書く練習」としてどんなことをやっていたのかを書いていきます。 その前に、これからマイスター試験を受験する方へのアドバイスです。 論文を書く練習を始める前に、「論文の書き方」および「文章の書き方(ロジカル・ライティング)」を学習することをお勧めします。これらができていると読み手の理解度や論文の説得力が飛躍的に向上します。逆に言

          8.世界遺産検定マイスター 攻略記 その3

          7.世界遺産検定マイスター 攻略記 その2

          問三対策問三こそマイスター試験の本番と言っていいでしょう。言っちゃあなんですが、問一と問二は前座、足切りテストみたいなもんです。問三で「竜王が正体を現した!」みたいな。(わかりにくかったら、すみません) 問三は論文・論述形式の問題です。論文なので、単に文字数を埋めればいいというものではありません。問われていることに対して、しっかり自分の意見を述べる必要があります。 私は、そのためにやっておかなければならないことが2つあると思っています。(他の方からしたら、「もっとあるやろ!

          7.世界遺産検定マイスター 攻略記 その2

          6.世界遺産検定マイスター 攻略記 その1

          マイスター試験を受けるにあたり、私が行ってきたことを書いていきます。 問ごとにやったことは違うので、それぞれ分けて書きます。 問一対策問一はとにかく覚えるのみです。とは言っても、覚える対象が無ければ話になりません。 まずは、語句の抽出とそれに対する説明文を作ります。今の世の中便利になっていて、Web上に問一用の語句と説明を掲載している人が大勢います。私はそれを参照させていただき、適宜説明文を自分の好みに変更しました。100弱の語句が抽出されていました。それに「記憶の場」を追

          6.世界遺産検定マイスター 攻略記 その1

          5.世界遺産検定マイスター

          いよいよマイスターの話です。 前の記事でマイスター試験はラスボスと書きましたが、世界遺産検定の最高峰に位置します。しかし、マイスター試験は1級までの試験とは内容が全く異なります。というか、趣旨が全く異なるものと思います。検定なのである意味資格試験ではあるのですが、単なる資格ではなく、取得して終わりのものではないと思います。 そもそも、マイスター試験の前にマイスターって何でしょうか。これに正解はありません。マイスターを取得した人でさえ、一人一人考えていることが違うと思います。私

          5.世界遺産検定マイスター

          4.世界遺産検定1級 攻略記

          私が世界遺産検定1級をどう攻略したのかを書いていきます。(何度も言いますが、私のやり方を勧めているわけではありません。参考にするのは良いと思いますが、ご自身に合った勉強法で学習していく方がよいと思います) 私が受験したのは2022/12でそれに向けて学習を始めたのは同年5月だったと思います。なにはともあれ、テキストがないと始まらないので、購入してみましたが、実物を見てやはりその分厚さに驚きました。 読み始めてみたものの、2級取得から7年もの月日が経っており、きれいさっぱり忘

          4.世界遺産検定1級 攻略記

          3.世界遺産検定1級

          2級を取得したら、次はいよいよ1級です。ラスボスのマイスター受験のためには絶対に倒さねばならない中ボスです。マイスターがゾーマなら1級はバラモスといったところでしょうか(わかりにくかったら、すみません)。 で、この中ボスがかなり強敵です。人によってはラスボスよりも難敵と思うかもしれません。実際、合格率は20~30%程度で、2級という中ボスを撃破してきた勇者達の多くが返り討ちにされています。 難敵たる理由の第一は、その学習量の多さ・出題範囲の広さでしょう。1級は出題対象が”世界

          3.世界遺産検定1級

          2.世界遺産検定2級

          本稿では私が世界遺産検定2級を受験した時のことを書きます。 2級は出題範囲が「日本の全遺産+世界の代表的な遺産300件」となっています。「代表的な遺産ってどれやねん?」という声も聞こえてきそうですが、公式教材が出版されており、それに該当する300件が掲載されています。(下記参照) なお、恐らく、公式教材が改訂されるたびに300件については入れ替えが発生していると思われます。 基本的には公式教材に沿って学習していけばいいのですが、下記(世界遺産検定公式ページより抜粋)のよう

          2.世界遺産検定2級

          1.世界遺産検定って?

          自己紹介で書いた通り、2024/1に世界遺産検定マイスターに合格しました。 世界遺産検定は、人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定です。(世界遺産検定公式ページより抜粋) 最近の調査で「取得したい検定」の1位に選出されるなど、注目されている検定で、小学生からシニア世代まで幅広く取得されています。 世界遺産検定は、4級、3級、2級、準1級、1級、マイスターに級分けされています。(準1級は202

          1.世界遺産検定って?

          【自己紹介】

          初めまして。gakuです。 この度(2024/1)、世界遺産検定マイスター試験に合格しました。それを機にnoteを始めてみることにしました。同じタイミングでマイスター取得した方たちがnoteを始めているのも切っ掛けの一つです。 主に世界遺産や世界遺産検定について書いていこうと思いますが、全く違う内容の記事を書くかもしれません😁 よろしくお願いします。

          【自己紹介】