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ペルソナを設定する

「ペルソナ」
何かしらのサービスを提供されている方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

30代の女性、というざっくりした客層分析ではなく、
顧客対象の、1人のリアルな人物像のこと。

例えば、
年齢、職業、趣味、家族構成、年収、性格、好きなブランド、読んでいる雑誌や、お気に入りのカフェ、、、

そこからサービスを考えるヒントにするというもの。

なんとなく、色んな情報に触れるなかで
大切なんだろうなと思ってはいたのですが
イマイチ自分の中に落とし込めていませんでした。


そんな話を、以前私が受けた経営セミナーの先生にお話していたところ、
月に一度開催されているOB会(勉強会)で、テーマにしましょう!と言ってくださり、今回勉強させていただきました。
(私はzoomで参加)

ペルソナについて私が感じていた疑問は大きく2つ。

ひとつは、
ペルソナとターゲットってどう違うの?

もうひとつは
ペルソナってどうやって設定して、どう活用するの?

というところ。

はっきりとクリアになってすぐ実践!とまではいかないですが
だいぶ自分の中に落とし込めたので
簡単にまとめたいと思います。

戦略や考え方によってさまざまな定義、解釈の仕方があると思うので、あくまで参考程度に。


ペルソナとターゲットの違い

ペルソナは、ボーリングのピンの1本目。
ターゲットとは10本のピン。

え?
なんのこっちゃ?

ってかんじですよね。笑

例えば最初に上げた例で言うと

「30代の女性」というのはターゲット

「〇〇に住んでる専業主婦の□□さん」はペルソナ

と言った感じ。

ターゲットっていうのは広い範囲を標的にしている為、一見広く受け入れられるサービスに繋がりそうなのでいいのでは?と、思うところなのですが
その反面、具体的なサービス企画に繋がりにくい。

また
大手企業は、シェアが広く資本力もあるので
ターゲットをもとに広く当てる戦略を考えることが効果的だったりしますが
中小企業はシェアも狭く、資源が限られています。

小さい球(限られた資源)で、ボーリングのピンを10本全部倒そうとしている状態。

大きい球(たくさんの資源)を持っている大手企業と同じ条件、やり方で勝つには
ちょっと難易度高そうですよね?


一方で、ペルソナはボーリングピンのまずは1本目を狙うこと。
自然と後ろに繋がりますよね?
というか、後ろのターゲットをイメージしながら1本目を狙うということが大切。

ざっくりいうとそんな違いがあるそうです。


あと今回の話とは少しずれますが、
以前読んだ本にも、ターゲットとペルソナの違いに表記があり

そこには、

ターゲット・・・今、利用している顧客
ペルソナ・・・これから利用して欲しい顧客

という定義で書かれてありました。

これが当てはまる場合ばかりではないと思いますが、

新しくサービスや企画を考える時には
必ずしも今までの顧客だけを取り込むことが正解ではないので、

新規顧客を取り込んで客層を広げていくための戦略なのか?

それともよりコアなファンを増やすための囲い込みの戦略なのか?

その目的やゴールを明確に持つことで選択肢が変わってきそうです。


そしてもうひとつ。

ペルソナの設定の仕方と活用方法

について。

よくペルソナを設定する際、
よくあるのが架空の人物を描くというもの。
ここで、つまずいちゃいませんか?笑

ここでは、架空の人物ではなく、実在する人物を1人あげてみるのがいいそうです。

ある人をモデルとして

その人について詳しく知り、どんな切り口のどんなサービスが喜ばれるのか?

その人の困り事は何なのか?

その人が本当に求めているもの、喜びとする事は何なのか?

そこを掘り下げていくとおのずと「喜ばれるサービス」が見えてくる。

もちろんペルソナを絞り込んでいるので、万人に刺さるサービスではないかもしれません。

でもまずは
絞り込んで深く刺す
ことで、リピーターとなっていたただけて

その次や、周り(後ろのピン)にじわじわと繋がっていくのではないかと。


今回の勉強会の中ではワーク形式で、グループになり、

①1人ペルソナの役を決める

②その人のことを詳しく知る(質問タイム)

③その人にパレットのお菓子を買ってもらうためのアプローチ方法を考える

という、有難いことに私のお店「パレット」を題材にしていただき、ワークをしていただきました!

例えば、そこで出てきた事例では

自営業をされているNさん。
男性、32歳
奥さんと.小学生と幼稚園に通う子供さんが2人.の4人家族

朝8時から21時まで仕事詰め。
休みもあってないようなもので家族サービス、家族との時間が取れていないのが気になっている。

そんな方を想定したサービスとして

「ありがとうケーキクーポン」
を月に1度、決まったタイミングでメールで配信。

仕事で頑張るお父さんが
日頃支えてくれてるご家族に、ケーキで感謝を伝えるきっかけ作り。
特典として、お子様の人数を聞いて、ちょっとした焼き菓子を人数分プレゼント。

この、サービスのポイントは
NさんがペルソナだからといってNさん本人が食べて楽しむという切り口ではなく、
子供、家族へのプレゼントという、切り口。


Nさんが本当に嬉しいコト は
「子どもの笑顔が見れる」ことだったんですね

こんな風に
より具体的に、
お客さんの感情に寄り添ったサービスを考える切り口となるのがペルソナの設定。


と、私はそんなふうに理解しました。


この私の学びが、何かのヒントになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました✨

わくわく笑顔で過ごしたい、パティシエガーコでした😊ではでは✋

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