(69)怖い

毎朝、次男と一緒に散歩に出かけます。
時刻は五時半、それでも暑く感じます。
でも最近、やめた方がいいのかも、と思い始めました。

なぜか。
次男が怖がって歩けなくなってしまうからです。

え、何に?

セミに。

そう、次男は極度の虫嫌い、特に今の季節めちゃくちゃ自己主張してくるあのセミの、羽音に恐怖するようなのです。

わかります!
わかりますよ〜。
わたしだって、本当に嫌い。
虫は全般恐怖の対象だし、中でも大型で飛ぶやつは、まじでやばいやつ。

でも外を歩けなくなるほどじゃないです。
公園とか木々がたくさんあるところは近寄りませんが、それでも我慢しろと言われれば、泣きながら我慢できる。

でも次男は「ぶぶっ」と音が遠方から微かに聞こえただけで立ち止まり、
両手でぎゅっと体を抱えて、震え出します。
キョロキョロあたりを見回し、耳のあたりをしきりに気にします。

正直、最初は「演技はいってる?」と思っちゃいました。
それくらい大袈裟なんです。
だから軽く「大丈夫だよ〜」なんて促したんですが、大丈夫じゃなかったみたいですね。

今は朝の散歩が苦痛のようで、行きたがりません。
これがないと、外の空気を吸う時間も、太陽を浴びる時間もゼロの次男なんですけれど、これはきっと強要しないほうがいいですよね、、、

難しいなあ、どうしたらいいかな。
あの子が幸せに笑ってくれればそれでいいんだけれど。

来月は児童精神科受診があります。
あの子の助けになるのかなあ。


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