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10月3日は親の会開催です

先日、行政が開催する不登校懇談会なるものに参加してきました。

私が初めて参加したのは約2年前。息子が学校に少しずつ復帰した頃で、まだまだ不登校について自身が発言するときには思わず涙が溢れてくるような不安定な状態のときです。

今回の懇談会には、当時の参加で知り合った親御さんたちと声をかけ合ってみんなで参加しました。懇談会の前にはランチも。この数年の間の話などをして、当然ながら子どもたちも成長し私たちも年を重ね、状況もずいぶんと変化している様子には感慨深いものがありました。以前はまったく外に出なかった子どもが、今は時々公園に出かけて体を動かす日々を送るようになった。当時はいっしょに涙を流したお母さんが、いっぱい発言をしてとても明るい表情になった。普段顔を合わせることはなくても、同じ辛さを知っているからこそ深く長くつながる関係というものがあるのですね。

不登校で親がいちばん苦しいのは、学校に行かなくなり始めた最初の時期、その対応。そして、大切なわが子が苦しみながらどこにも進めずにいる(ように見える)のを傍らで見守るしかできないときだと思います。

懇談会には今回初めてご参加されたという親御さんもいましたが、話を聞いていると、不登校に関して行政があれこれ手を打って支援が充実してきたように見えるにもかかわらず、親たちの苦悩の種は以前とまったく変わってないんだなあと感じました。

(それって今提供されている支援が的外れってことなのでは…ゴニョゴニョ)

学校に行かない日々でも大丈夫!とキッパリ割り切るのは難しいことです。昨日は心底そう思ってたのに、今日はやっぱり不安で仕方ない。日々心は揺らいで、一日の中でも変化します。そういうものです。

不登校に関して、ひとりひとりの状況は全く違うもので、コレという正解はどこにもない。だからこそ不安になるのだけれど、そういうときに少しでも楽になれる道があるとしたら、やっぱり『ひとりじゃない』と思えることなのかなあと感じました。

学校に行かない子どもの数はどんどん増えていると言われているけれど、身近なところではまだまだ少数派です。学校は所詮、通っている子ども向けの場所。対応には親が奔走するしかないのが現状。本当に孤独で険しい道です。

そんなときに思い出してもらえる場所になれたらいいなと思いながら、ひそやかに親の会を開催し続けていこうと思います。

10月3日㈫10時~12時、不登校についてみんなで話す会@地域の居場所さっちゃんち開催。お待ちしています。詳細下記リンク参照。


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