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学生募集広報で使えるマーケティングの基本「マーケティング」の基本用語4つ(①ベネフィット)

前回は学生募集広報にとっての「マーケティング」って?についてでした。

今回は続きです。


マーケティングの基本用語4つ

ただ、さすがにこれでは具体性に欠けるので、どういうことか、説明していきましょう。
マーケティングで知っておくべき言葉・概念はそんなに多くありません。

マーケティングの基本用語
 1) ベネフィット
 2) 差別化と強み
 3) セグメンテーションとターゲティング
 4) 4P

これくらいの言葉を抑えておけばほぼ大丈夫でしょう。それぞれの言葉は、全く難しくありません
(中略)
しかし、関連づけて理解されている方は非常に少ないと思います。この4つの概念は、実は全部つながっているのです。

では、基本用語を説明して行きましょう。

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とにかく難しそうな「マーケティング」において知っておくべき言葉・概念がこの4つでほぼ大丈夫、というのが地味に嬉しいところです。そして勇気づけられます。
逆に大切な4つともいえますので、それぞれ学校広報目線で紹介していければと思います。


●基本用語その1:ベネフィット

お客様があなたの商品を買うのは、商品自体が欲しいのではありません。商品がお客様にもたらす何か良いこと、それを買っているのです。

ドリルを買うのは、ドリルという器具ではなく、穴が欲しい
コーヒーを飲むのは、黒くて苦い液体ではなく、リラックスや眠気覚ましが欲しい
高級車を買うのは、1t の精密機械ではなく、見栄がはりたい
ゴルフクラブを新調するのは、金属の棒が欲しいのではなく、飛距離や良いスコアが欲しい

お客様が欲しい、何か良いこと、問題解決、なのですね。

お客様は、あなたの商品が欲しいわけではなく、自分にとって良いことが欲しい。当たり前のことですが、ついつい忘れがちなことです。
つまり、これが先ほど申し上げた、「お客様に価値を提供してお金をいただく」の、「価値を提供」という部分です。
「穴」「リラックス」「見栄」「スコア」がそれぞれ価値なのですね。

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商品が「学校」であり、商品説明が「学校のアピールポイント」だとすると
例えば(進学検討者によって価値はバラバラですが)
「少人数制」の授業を選ぶのは「先生に沢山質問してより理解したい
「資格合格率」を気にするのは「就職でより有利に立ちたい
などなど。
当たり前なようで恐縮ですが、学校(商品)の説明を考える際に、進学検討者にとっての本来の「価値」をぶらさないようにしましょう、ということ、と思います。
また、佐藤先生は「ベネフィット」は「価値」「課題解決」「うれしさ」ともほぼ同じ意味と定義されていて、場合により置き換えるとわかりやすくなります。


次回は「マーケティングの基本用語4つ」の続きです。

マーケティングの基本用語
 2) 差別化と強み
 3) セグメンテーションとターゲティング
 4) 4P


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