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テイクバック最下点での溜めの作り方……

さて、今回もなかなかに重要なお話になっています。

テイクバックの最下点といえば、ダーツにおける一連の動作の中で、一番狙うべき箇所と私は個人的に考えています。

初心者プレイヤーにありがちなのは、ダーツを引いて、それからすぐに放してダーツを飛ばそうとする方が多いと思います。

今現時点でその動作で狙えている方は、そのままで構いませんが、イマイチダーツが狙ったところに行かないなどお悩みの方は、この最下点での溜めを作ることにより、フォームに余裕が生まれ、ダーツをしっかりと狙って飛ばせるようになるはずです。

しかし、一度癖が付いてしまったものについては修正するのが結構大変だったりします。

それでも、溜めを作る方法はありますので、今回はそれをご紹介したいと思います。

実際に私も、過去のフォームを振り返って見てみると、ほとんど溜めずに投げていました。

なので、修正にはだいぶ時間がかかりました。

その方法とは、とてもシンプルなものなのですが、鍵はテイクバックにあります。


いかにテイクバックをゆっくり倒せるか……というのが今回の課題というか、答えになっています。


でも単にゆっくり倒そうという意識だけだと、ほとんどの方が力むようにしてゆっくり倒そうとしてしまいがちです。

なので、今回は、あるものを利用したいと思います。

それは、全ての人に共通するもの……

万人に与えられし恩恵……


そうです。重力です。


まずセットアップをします。

その時点で、腕を上げる為に重力に逆らっていますよね。

そこから、ユーミングで腕を前に出します。

この時も重力に逆らっていますよね。

問題は、この後なのです。

そこから、ありとあらゆる力を抜いて、重力に任せてテイクバックしてみてください。

すると、腕はもちろん、パタンと倒れるようにして自分側に倒れてくるはずです。

その速度は調節する必要はありません。

重力に任せて、倒すだけ。

その速度が、あなた本来のテイクバックの速度であり、更にいうと、この方法にはもう一つのメリットがあります。

それは……


自分のテイクバックの最下点を知ることができる……


というものになります。

重力を利用して、倒れ切った箇所が、あなたのテイクバックの最下点になります。

そこから、フォロースルーするのに、再び重力に逆らう形になり、同時にリリースを行うと思います。

この倒れ切った状態で一瞬で構いません。

力を抜き切って、動作を止めてみてください。

単に溜めるという意識で溜めようとするよりも、力が抜けている分しっかりと溜めを作ることができるはずです。

これは、自宅でもできる練習方法なので、早速ダーツを手に持って、実践してみてください。

いずれ、テイクバック最下点でダーツの重みを感じられるようになるはずです。


実はそれこそが真の目的なのです。


すると、ダーツに力を乗せて飛ばすということが習得できるようになります。

すると、狙えるし、飛びも良くなる一石二鳥な現象が起こります。

なので、鏡を見ながらでもいいので、お試しください。

今回はこんな感じで終わります。



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