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「子どもリバースメンタリング」の可能性(前半)

「リバースメンタリング」とは?

「リバースメンタリング」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
リバースメンタリングとは、主に企業などで若手が上司に助言する逆方向(リバース)の人材支援活動の仕組みです。
通常は上司が若手に対しアドバイスするのに対し、リバースメンタリングでは、若い世代の気持ちを理解して適切かつ柔軟な対応がとれるような成長を促すことができます。

最近では、コロナの封じ込めに成功し、日本の対策にも協力したことで有名な台湾のデジタル担当大臣オードリー・タンさんも、リバースメンタリング制度を活用していることが話題になりました。

オードリーさんには20名以上のリバースメンターがおり、40歳と十分に若いオードリーさんもさらに若い世代から学ぶことで柔軟なテクノロジーと政治の在り方をつくっていっています。
(個人的には、オードリーさんのようにしなやかで自分の人生を彩っている方が沖縄に溢れるために活動をしているという気持ちです)

コロナ禍における株式会社max(英会話教室、学習塾maxnavi)の悩み

いったん話はリバースメンタリングから離れます(どうつながるか、お楽しみに!)。
GAJYUMARUの同志の1人でもあり、英会話教室MAX学習塾maxnaviなどを運営する株式会社max(宜野湾市)の北林公さんから、以下のような悩みを聞きました。

・現状、コロナ感染状況でオンライン学習にするしかない→オンライン環境を使えるとそうでないコで格差ができている。
・テスト対策をしているが、モチベーションの差などでオンライン対策が難しそうな子どもにあれこれ与えるのはその子どものためにならないと感じている。今まで以上に自分で学習管理することを可能にするやり方にしたい。
そうなると、今まで以上にご家庭での理解やサポートが必要となってきた。保護者会で、もっと子どもにどうバックアップするかなどを共に考えられればと思っている。
・これまでは塾にお金払って「勉強に関わることは全部やって」という感のケースもあった。時には躾もお願いという場合も。ただ、コロナになってより家庭で過ごす時間が大事になってきて、その場合どう接していけばいいかもわからないご家庭もあるのでは。その辺りをシェアしながら、小学校~中学校のご家庭が「こんな話聞けて良かったなぁ」という前向きな要素を盛り込みたい

GAJYUMARU代表(新里)自身、10年以上塾講師をやっていたのでその思いが非常によく理解できました。
特に、コロナ禍で「おうち時間」が増えたことでご家庭の子どもに与える影響は必然的に強くなっています
GAJYUMARUとしても、ご家庭の関わりを共に悩み、答えを出していくための「Coparenting Space」を構想しています。

その意味で、北林さん、GAJYUMARU、そして明日の「後半」に登場するmamamoneの課題意識は共通していて、是非これからも一緒に考えていきたい仲間です。

先週2人で話している際に、私から「保護者会や面談で、自分の子どもではない子どもを先生役にして話を聞いてもらっていた」という取り組みについて話していました。それが北林さんの問題意識とリンクしたようで、もっと詳しく話を聞きたいという依頼を受けました。

そこで、いつも音声SNSのclubhouseで私が開いている「沖縄の教育・子育てゆんたく」というルームでの議題とすることにしました。
※clubhouseで、代表の私新里勝一郎が毎週2回ほどみんなで沖縄の教育やGAJYUMARUについて議論するルームをやっています。もし気になった方はぜひお気軽にお越しください。沖縄の未来のために、子どもたちに何ができるか?を共に考えさせてください。次回は9/6(月)午前9:30~です。

以下、昨日の議事録からの抜粋です。
※clubhouseでの議論は、極力毎回議事を取り、当日中にまとめる形を取っています。今後も皆さんに読んでいただきたいものはこうしてnote記事にしていきます。

1.保護者目線では、塾からどんな話を聞きたいのか?

以下、9/2(木) 沖縄の教育・子育てゆんたく NO.72「保護者向けサービス開発~リバースメンタリングの可能性」議事録より

1.保護者目線からでは、塾からどんな話を聞きたいのか?
●自分の子どものことについて知りたい
①見ることができない塾での様子が知りたい(どんな姿勢で取り組んでいるのか?など)
┗親からは家での様子しかわからない
┗親目線での思い込みがおそらくあって、親の知らない面を知りたい
 ┗自分の子どもの強みは何なのか?など
②逆に、全部知りたくない(知る必要がない)という気もする
 ┗子どもの頃、親に知られたくない領域もあった。そうやって踏み込み過ぎないのも一つの愛情では?

●視野を拡げたい(親の立場からはなかなか思いつきづらいが、視点を拡げるきっかけ)
①他の子どもの成功談(取り入れたい)
・コロナになって子どもとして困っていることある?
┗質問形式で聞いて、親もどう対応していいかとかやり取りができれば
・入ったときは成績悪かったけど、急に伸びたコのストーリー
・1年目同じ受験生だったコが、どう過ごしたのか?
┗すでに去年はコロナ禍に巻き込まれてしまってため、先輩たちはどうやって乗り越えたのか?
②それ以外、他の視点
・むしろ先生は親にどういったことを求めている?
┗教育に対する考え方など
┗塾から親にして欲しい、取り組んで欲しいこと
・子どもの日常の世界で流行っていること
・子どもの生の気持ち、大人や親には言えない本音の部分
┗「勉強しなさい」と言われた時の気持ち(「本当は自分で段取りを考えているのに、そのプロセスを確認することなく頭ごなしに言われるとモチベーションが下がる」など)

続きは明日!

…と、全て書いたら5000字に達する勢いです。
読みやすさを考え、今回は「前半」とし、明日「後半」をアップします。

皆さんは、学校や塾などからどんなお話を、どんな形式で聞ければもっとお子さんの将来をバックアップできると思われますか?
コメントいただければ、北林さんにもフィードバックし、沖縄の子どもたちの役に立てます!

そしてまだタイトルの「リバースメンタリング」がどうリンクするのか書いていません。
どうつながるのか、楽しみにしていただけると嬉しいです!

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9月は極力毎日noteを書いて、GAJYUMARUについて皆さんによくご理解いただけるようにしていきたいと考えています。
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また、感想コメントをいただければなおのこと嬉しいです
どうぞよろしくお願いいたします。