下腿義足:外側方向の不安定感3

ここでは外側方向の不安定の原因のうち

内転角の不足と足部のインセットが複合したケースについて説明していきます👍

内転角の不足???足部のインセット???という方はコチラの記事をご覧ください👇

TT-FittingGAMEを起動して「練習モード」→6番,外側方向の不安定感3を選んでスタートしてください.

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外側方向の不安定感3をスタートさせると「内転角」が調整ねじ-2回転,「足内外」が-10mmの状態で表示されています.これがどういった状態なのか?!?!

指義足でも同じような設定を作ってみましょう
内転角調整目盛りを5と3の間に

ソケット下のスライド目盛りを7に設定してみましょう
みなさんもやってみてください.

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義足のみで立たせると,ソケットが内側方向に過度に傾斜し,ソケットに対して足部が過度にない側に位置しています.

ソケットが内側方向に過度に傾斜ししていることを

内転角の不足

といいます.
※外転角の過大と呼ばないことに注意!

ソケットに対して,足部が過度に内側に位置することを

足部のインセット

といいます.

指義足を履いて立ってみましょう.
・外側方向に不安定
・パイプの外倒れ
・足底の外側接地
非常に強く感じられると思います!

内転角不足だけの時よりも非常に強い外側不安定感があることを実感してください!

TT-FittingGAMEでも同じ現象が見られていることに注目してください.

そして,内転角の不足と足部のインセットが組み合わさると強い不安定だけでなく,強いソケットの不適合も発生してきます.
指義足で体感してみてください.
体重をかけると外側方向の不安定と同時に内側近位の圧迫,外側遠位の圧迫,外側近位の隙間といった箇所に強いソケット不適合が感じられるはずです.
TT-FittingGAMEでも同じ現象が見られていることに注目してください.

例えば内側近位が当たる,といったソケットの不適合が発生しても安易にソケットの形を修正してはいけないことがわかります!!!

さてさて,指義足の内転角の設定を5,ソケットの位置も5に戻してください.

この状態で立ってみると内外側の不安定性が無いと同時にソケット適合もバランスが良くなっているはずです!

では練習問題にチャレンジしてみましょう!

練習問題の解説を読みたい方は👇のリンクから次の記事を読みましょう♪

複数の原因で構成される不適合は,調整の手順が重要です.初めてチャレンジする方は必ず解説記事を読んでください!📝

自力でクリアできるぜ!という方はぜひぜひ頑張ってください!

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