76 突然できるようになる。
本日は前半はテキストブログ。後半にご好評いただいたライブ動画も乗っけてそこからは有料みたいにしようと思います。
高校生の私、テニス部に所属。
中学生の頃はソフトテニス部だったのだが、高校生になったらテニス部に入る!そして強くなると確信していた(思い込み)。
結果、部活見学の際にラケットを先に購入し、
「見学にきました!どこで打てますか!!?」
とすごい圧を先輩にかけて引かせる。という今とあんまり変わらない勢い少年でした。当時、1年生はボール広いから始まり、なかなかの強豪校だったうちの学校では筋トレ、体力づくり、、素振り、部内ランキング戦を乗り越えて、多くの時間をコートで過ごせる、なんていうなかなかにシビアなシステムだったから。(テニスは本当に有意義に練習しようとしたら、1コートにコーチ1人、選手1~3人くらいがBEST(な気がする)。)
当時部活は50人近くいたので2コートには入りきれない状態。ボール出しからのグルグルまわって打つ練習ならともかく、レギュラー練習なんてなるときは1年生が打てる隙間なんてない訳です。
そんななかグイグイ少年の俺、ルール無用でチャレンジしようとした訳ですが、当然無理。時間をある程度かけてレギュラーにのし上がっていった。
テニスとソフトテニスはラケットもボールも違うし、それに対するスイングも違う事が多い。バックハンドやボレーなんかはグリップの握り方も違う。
当然、中学の財産はあるものの、すぐに適応できるわけもなかったのだが、運動量も多く、比較的器用な上、テニスは相手の嫌なところを攻めるという性格の悪さが俺にはぴったりで、1年生のうちから結構勝ち上がることができた。
そしてようやく本題。長かった。
ボレーが出来ない。
これは2年生になってしばらく経ってからの話なんだけれど、俺はボレーが苦手だった。
これがボレー。ちなみにこの鈴木貴男プロ。俺が高校2年の時の富山インターハイに行ったとき個人でも団体でも優勝していて(その当時3年生だった)、セカンドサーブのバウンドが弾みすぎて相手選手の背丈を越えてるんじゃないかと衝撃だったのを今も覚えている。
ソフトテニスからのながれもあって、俺はフォアハンドストロークが得意でそれ以外はなんとなく。サーブもそこそこ、みたいな、書いてて思うけれど全然器用じゃないな、ともかくグラウンドストロークプレイヤーだった。
ボレーが出来ると、試合の組み立て方が増えるからなんどもなんども練習していたのだが、成果には結びつかなかった。
コーチも何故できないか、不思議がっていた。どうしても当たる瞬間にフォームが崩れるのだ。理由がわかっていても直せない。結果試合ではほぼ使えなかった。
これも忘れもしない東北大会の1回戦。俺は相手と競っていた。グラウンドストロークはほぼ互角。運動量はこちらが上。技術的な引き出しは向こうが上。
チャンスボール(一番自分に近い線のことをベースラインと言って、そこに近いほど深いボール:一般的に打ちにくい。ネットに近いボールを浅い、短いボールなどと言っていました。極端に短いボールはまたとりづらくもあるのだけど、この場合は浅くて打ちやすいボールの事)が来て、それまではよっぽどだったら打って後ろに下がっていたのに、なぜかその時は迷うことなく前に出た。
そして相手からの厳しい返球に対し、無心で、綺麗にボレーが決まった。
そこから俺はボレーが得意な選手になった。その試合はその瞬間から一方的なものになった。狙い通りに決まるボレー。左右から前後にも試合が組み立てられるようになったことにより、サーブもグラウンドストロークも自由自在。結局その後は1ゲームも取られずに勝利した。
突然出来るようになる瞬間。
努力が実る瞬間を実感として得るという貴重な体験をした。全能感というか無敵感というか万能感というか、かなりパワーに酔いしれた俺は、勢いのまま2回戦で負けましたとさ。
なんでだ!そこは勝つ流れだろ!2回戦はこれまた福島の原町高校の杉本君という一つ年下のとんでもない選手が相手だった。彼とは因縁があるので(こちらが一方的に)いずれまた話したいのだけれど、ボレーのおかげで競れたのは記しておこう。
とにかく、努力と言うものは実らないかもしれない。だが怠ったものにそれを得ることはない。偶然まぐれ当たりもあるだろう。だが、それは続かない。それを感じた瞬間でした。
今、多分世界中が苦しい。耐えたり、助け合うしかできない。だけど諦めたら、その瞬間を味わえないから、それを信じていこう。
ライブ動画
今は本当にLIVEどころじゃないから寂しいけれど。ライブと言うのは面白いもので、伝えたい事を伝えるライブ。想いを込めるライブ。色んな形があると思うんだよね。
俺で言うと、心の友だけのいわばワンマンとか、HOMEよね。それはただ二人目のジャイアンの格好良さ、楽しさのみを届けたい。純粋に俺たちのやりたい事を全部伝えられる。逆にアウェイのとき、ライブハウスやフェス、サーキットなどで俺たちを知らない人が多いアウェイの時は楽しさに特化したり、格好良さに特化したり、どの曲を届けるか、なんてことも考えたりする。アウェイの中でも音楽に興味のない人も結構いる時、肉フェスやこの動画の時なんかは、とっかかりに音楽の素晴らしさ、あなたの音楽はなんですか?と俺は問いかけてみることにしている。
そこから俺の考えるライブの、音楽の楽しさに連れていく。
このライブは最後の愛でもくらえの時にうねりが生まれた気がする。ぜひ体感してほしい。
いつもあなたの耳にエンターテイメントを。
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