美味しいレトルトカレー ~贈り物にもいかがですか~

私がnoteを始めるきっかけの一つであり、旧知のガイナーレサポーターであるKAZZさんから、「お題」機能の面白さを教わったので、さっそく投稿してみよう。

レトルトカレーの魅力

唐突で恐縮だが、近年のカレー業界においてはレトルトカレーがアツい。数年前には、レトルトカレーとルウカレーのシェアが逆転したという事象さえ発生したようだ。

記事にもあるように、レトルトという手軽さが現代のニーズに合致しているという事情が大きいようだが、最近はレトルトカレー自体実に種類が多く、味も非常にレベルアップしている。スパイスやルウから作るカレーに比べて遜色ないレベルのものも多い。
また、レトルトカレーをアレンジしてさらに一工夫するなんてこともできるので、色々と楽しめる。テレビでおなじみの美人カレー研究家、一条もんこ先生も、レトルトカレーのアレンジレシピを色々と提唱しておられる。

このような状況なので、全国的に”STAY HOME”が求められており、必然的に家で食事をする機会が増えている。とはいえ毎回ちゃんとした食事を作るのは面倒なものだ。母の日も近いので、毎日の食事作りに追われている世の母ちゃんたちにレトルトカレーをプレゼントしても良いのではないか。もちろん、それ以外の人にもうってつけのプレゼントだと思う。

個人的におすすめのレトルトカレーをいくつか紹介しよう。

①おうち系レトルトカレー

おうち系レトルトカレー、すなわち日本の家庭で昔から食べられていたような、ルウを使ったカレーに近いレトルトカレーである。日本のレトルトカレーの元祖、ボンカレーの系統か。いや、それならルウから作れよと言いたくなるかもしれないが、それもそれで面倒でしょ。たまにはレトルトで味わってみるのもいいかもしれない。

私の子供のころからあるロングセラー商品ですな。何しろ共働き家庭で育ったので、夏休みとかの昼食によく祖母が温めて供してくれた記憶がある。数年前にカレーのイベントで貰って久々に食べたが、家庭的なまろやかな味で野菜がゴロゴロ入っており、美味しかった。

そして、現代の「ボンカレー」として私がお勧めしているのがこちら。先述の一条もんこ先生が監修したこのカレーは、こちらも具材がゴロゴロしており美味しい。スパイス感は弱めだが、だからこそアレンジして食べてみても美味しいかもしれない。個人的には、少しめんつゆと七味唐辛子を加えたうえで、冷凍の蕎麦にかけ、カレー南蛮にして食べるのが結構おすすめだったりする。

②名店再現系レトルトカレー

これは、まさに現代のレトルト技術の進歩によって楽しめるようになったカレーである。全国津々浦々のカレーの名店の味を、現地に行かなくても楽しめるという素晴らしい発明である。

各社様々なシリーズや商品を出している。この他にも様々な商品があるので、有名店の味は意外と身近なところで味わえるかもしれない。気になる店があったらぜひ検索してみていただきたい。
とはいえカレーファン以外の方にとっては、そもそも店の名前とか知らねえよ、と仰りたくなるかもしれないが、とりあえずスーパーに行く機会があったらどれか1つでも手に取ってみるとよろしいかと思う。普通のレトルトカレーとは一味違った楽しみができるので、大概満足されることと思われる。
名店再現系のカレーの中でも、最近では、後がけスパイスという形でスパイスカレーの香り高さを再現したものや、あいがけという形のカレーもあったりする。本当にレトルトカレーは多様化したんだな、と実感する。

③ご当地レトルトカレー

全国各地の特産品を用いたり、その地域独自のカレー文化を再現したご当地レトルトカレー。15年ほど前あたりだったか、B級グルメとかご当地グルメとかが流行した頃にフィーチャーされた記憶があるが、それ以降も様々なご当地カレーが出てきているようである。あまりにも種類が多すぎるのだが、一体全国で何千種類ぐらいあるのだろうか、とふと思う今日この頃。

この横須賀海軍カレーは、ご当地レトルトカレーの中でも結構元祖の位置づけなのではないか。私が小学校高学年の頃、横須賀に住んでいた父の友人が送ってきたことがあるのだが、その牛肉の旨さと濃厚なルーの味に、父子共々ハマってしまい、暫くの間定期的に購入して食べていた。
2年前の今頃、横須賀カレーフェスティバルに行ったとき、この販売元である「調味商事」を訪れて久々に購入したのだが、あの頃と変わらず美味しかった。

わが故郷鳥取のご当地カレーもご紹介しておこう。海産物のイメージがある鳥取だが、実は鳥取は和牛も美味しい。このカレーは、その鳥取和牛をたっぷり楽しめる贅沢なカレーである。鳥取のレトルトカレーもいくつか種類があるが、個人的に一番好きなのはこれかな。
帰省した時に、自分へのお土産用に何回か買って帰った記憶がある。鳥取名産の砂丘らっきょう(私の大好物)ももちろん忘れずに。

ご当地カレーなので、肉に限らずご当地の名産品を用いたカレーも多い。こちらはかつての私の勤務地、広島のかきを用いたカープカレー。かきの臭みが抑えられており、なかなか美味い。
西条の酒まつりだ、FISE HIROSHIMAだ何だと言って、広島を離れた後も年に1回は広島に行っているのだが、その時には大体このシリーズをお土産に買って帰る。

ご当地カレーと名乗るものの中には、どうやってもカレーにならないだろ!?という名産品を強引にカレーに仕立て上げる例もあるのだが、これはその典型例であろう。
栃木のご当地飲料「レモン牛乳」をカレーにしたという、どう考えても仕上がりが想像のつかないこの一品。3年前、ガイナーレの応援で宇都宮まで行った際に、話のネタになるかと思って購入してみたのだ。
…が、この何とも怪しげな一品、実は未だに勇気が出ず食していない(おい)そして、気が付いたら賞味期限を半年ほど超過していた。そろそろ、勇気を出して食してみる必要がありそうだ。
と言う訳なので、これだけは私のおすすめ品とはまだ断定できないので、万が一プレゼントにご検討される方は十分にご留意くださいませ。

おわりに

と言うわけで、おすすめギフトというお題に沿って、いくつかのレトルトカレーをご紹介してみた。星の数ほど種類のあるレトルトカレー。家庭らしい味はもちろん、名店の味やご当地の味など、外食や旅行気分も味わえる。このご時世、なかなか外食や遠出もできないので、皆がハッピーになる素晴らしい贈り物になるはずである。
母の日のプレゼントに限らず、皆でレトルトカレーを贈りあうというのもなかなか素敵ではないか。


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