アメリカ人同士の会話に入るには?


こんにちは、井上です。


先日英語を教えてた時に、「スモールトークが苦手だけど、どうすればいいか?」という質問を受けたのですが、その質問に答えていきます。で、もう身も蓋もないんですが、スモールトークができるかどうか、そしてまたアメリカ人同士の会話に入れるかどうかは、もう


・リスニング力で決まる!


と思ってます。しかも、TOEICのリスニング満点とかそういうのじゃ全然ダメで、本当に「普通に話してる会話が自然と耳に入ってくる」くらいじゃないと厳しいかなと。と言っても、昔と違って、今は英語字幕があるので、そうしたリスニング力を身につけるのは別に難しくはありません。ただ「それくらいないと普通に会話には入れない」という意識だけは持ってた方がいいかなと思います(英語字幕を使ったリスニングの学習法は、昔CNNイングリッシュに取材された時のこちらの記事をご覧ください)。


で、なんでそんなにリスニング力が重要かというと、これは単純で、会話の始まり方が違うからです。この動画とか見てもわかるんですが、もちろん日本と同じように自己紹介するときもあるんですが、一方で「そのとき話題になってることについて話しかける」という形で会話がスタートする時が結構多いからです。なので、特にパーティーとかセミナーの場とかそうですけど、相手が話してることがわかれば、適当に話に相槌打って、それでちょうどいいところで自分も簡単に話題提供して、それで盛り上がったところで自己紹介するというパターンが結構多いです。でも、それができないで、日本式に「自己紹介してから話し始めよう」と思ってると、いつまでたっても話に入れなかったりする時が結構あると。



なので、リスニング力伸ばすことが会話力アップには重要だし、同時に上の動画みたいに英語字幕がついてるものが今は溢れてるので、読解力さえあれば、自然とリスニング力伸ばせるんですよね。今は。だから、「英会話の先生とかと一対一で話すなら、ある程度話せるけれど、でもネイティブ同士の会話に入れない」とか、あと「何を話していいかわからない」という人は、リスニング力を磨いてもらうといいかなと。


ちなみに、上記の動画ですが、こういうの見てるとアメリカ人にとっても結構初対面の場での人間関係って難しいんだなと思って、親しみがわきます。あと、冒頭の写真は、昔サンディエゴに行った時にマーケティングのセミナーで出会った女の子二人組です。ミッドウェイでパーティーが開催されてたんで、その時話したんですが、地べたに座ってたんで僕も疲れてたしちょうどいいやと思って話しかけたんで仲良くなったんですが、他の人誰も話しかけてきませんでした。地面に座るってのは、結構アメリカ人にとってはハードル高いんですかね。日本だったら、逆にちょうどいいと思って話しかけてきて、一緒に座りそうなもんですが。


では!


井上大輔


追伸

科学的な多言語学習法が知りたい方はこちら




高度な外国語力を身につけたい人、テストで結果を出したい人に向けて役立つ情報をつぶやき中。TOEIC980点。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智大学博士課程在学中。英語・仏語・西語・伊語の参考書&翻訳書も出版。著書一覧→http://amzn.to/jzUDtr