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脳とカラダに効果的なウォーキング

おかげさまでSBクリエイティブ社からの刊行本「死ぬまで歩くには股関節を鍛えなさい」が15刷累計49000部になりました。

本年も42冊目の「死ぬまで寝たきりにならない1日1分ごろ寝整体」が8月31日発売予定されています。
早いもので美しく健康なカラダづくりをサロンテーマでとりあげ、施術をして35年になりました。お客様が"ずっと通い続けるのではなく、美しく健康に仕上がったカラダを自分でもキープできリバウンドしないカラダづくり"を提唱してきました。
人間は元気でいつまでも歩けると何歳までも生きて楽しいものです。そのためには"上半身の体重がひざ関節や股関節に負荷がかかっても大丈夫な下半身が重要です。

今日の朝も健康の為にウォーキングをしているグループを見かけました。
「歩き方」の知識を学んだり、「栄養」や「口腔機能の向上」の知識を学び、地域の仲間と人間関係を築きながら楽しく毎日を過ごす人々が増えてきたように思えます。
「フレイル」という言葉をご存知だと思いますが、フレイルとは加齢と共に心身の機能が低下した「虚弱」を意味することばで、「健康」と「要介護」の中間の状態をいいます。
「加齢」や「要介護」と聞くと「まだ若いから関係ない」と思う人も多いかもしれませんが筋肉量や心身の活力低下は若い人も注意が必要です。
多くの若い人のフレイル症状に似た症例を診て元気になり健康雑誌に体験談を紹介していただきました。
オンライン業務やスマホの使用時間が長時間になるため"スマホ首"と呼ばれる頚椎異常や首こり肩こり頭痛、狭窄症、腰痛など長時間の座り仕事で足腰の筋肉が虚弱になりつつあります。「若いから自分は大丈夫」と過信しないで若い頃から生活習慣を見直し早めに不調をケアしていただきたいと思います。

最近では不調がひどくなると、社会や他の人と関わりたくないという人々も増え、地域の人達との交流も減り、積極的にあいさつする機会も減っています。
また、オンラインの発達で外出も減り散歩や買い物にも出かけずに済むという便利な時代になりました。
心身の活力が少なくなると気がつかないまま体を動かす機会がどんどん減って、行動範囲がせまくなり共通の趣味を持つ仲間づくりや地域の人々との交流を避けるようになってしまいがちです。
"外出するより家で過ごす方が気を使わなくて楽"だと感じたり"休日は疲れがとれず1日中寝て過ごしたい"と思う人は要注意です。
また「運動不足」や「太る」からと気にするあまり、肉や油の摂取を控える「低栄養予防」にギアチェンジをしたりしていませんか?
体に必要な栄養が不足すると心身の機能が弱って、若くてもフレイル症状に似た不調に陥りやすくなってしまいます。
高齢者の場合も「肥満」より「痩せすぎ」の方が死亡率が高いことがわかってきました。
痩せすぎも心配ですが太り過ぎのデメリットの上半身の重さが下半身の股関節やひざへの負担も見逃せません。太り過ぎは上半身の首や背骨・腰への負担も見逃すわけにはいきません。
フレイルは身体的な衰え(筋力の低下・口腔機能の衰えなど)だけが原因ではなく、精神心理的要因(認知機能の低下、記憶力、判断力の低下、うつ症状など)や社会的要因(相談できる友人知人がいない、外出機会の減少、独居など)も重なって生じます。
何歳からフレイルや不調予防をはじめると良いか?には個人差があり、正確な答えはありません。
元気なうちから個人の生活に合わせた健康=美容生活習慣を身につけていただきたいと思います。

簡単にすぐに実行できるウォーキングはオススメですが、下半身に不調がある場合は無理な歩数は決してオススメできません。
最初にするべきことは下半身の足底から連動する筋肉を伸縮の良い筋肉にすることと、骨と骨の連結部分の関節詰まりをなくすことです。
その為には寝転んで"いつでも""どこでも""誰でも"できる転びにくい体幹を良くするための基本になる簡単エクササイズやストレッチが必要です。
ウォーキングには転ばないためのカラダの基礎づくりが必要です。
"ボトボト歩き""頑張り過ぎ歩き"もNGでカラダの筋肉や関節が喜ぶ歩き方ではありません。

足底から連動する筋肉を鍛え関節詰まりのない下半身をつくり、上半身の肋骨やみぞおちを上げ、胸を高くしながら歩いてみて下さい。
肩やうで、背中をリラックスさせ"肩甲骨を中央に寄せ気味"で歩くと上半身の肺も広がり、免疫力があがる白血球も増え、脳とカラダに効果的なウォーキングができますよ!


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