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ナンセンスお笑い小説「スーパークレイジーサラリーマン」
おれはスーパークレイジーサラリーマン。
おれの超絶怒涛のクレイジーな1日を披露しよう。
朝は目覚ましなんかかけない。なぜなら片目づつ閉じて寝るからだ。一晩中片目で資料作りだ。
スーツは24時間着ているので、そのまま出発だ。
朝ごはんはユンケルとエナジードリンクとブラックコーヒーと野菜ジュースをブレンドした特製ドリンクだ。もはやこれを飲まないと禁断症状が出る。
特製ドリンクを飲みながら、電車移動だ。満員電車の中では、英会話とプレゼンの練習をやる。右耳で英語のスピードラーニング、左耳でニュースのポッドキャストを同時に聴く。聴きながら英語のシャドーイングと今日のプレゼンの練習だ。周りの白い目には慣れたもの。これのよい効果として、自分の周りがちょっと広くなることだ。
会社に着いたら、腹筋と腕立て、ベンチプレス100キロを100回ずつこなす。体が温まったら大学の応援部並みの発声練習だ。朝っぱらから集団で大絶叫するので、毎朝鬼のようなクレームの電話だ。
そしてやっと仕事開始だ。電話の受話器は片手にガムテープで装着し、片手でパソコンのキーボードを高速ブラインドタッチ。テレアポを行いながらプログラミングと資料作りとマーケットリサーチを同時にこなす。パソコンは3台を同時に使う。
そしてとうとうプレゼンだ。精神修養のためプレゼンは渋谷のハチ公前で行う。エミネムの高速ラップ並みの早口と応援部並みの大声で、いつも警察が出動する大騒ぎだ。
そして退社したら待ちに待ったご飯タイムだ。
二郎系のギトギトラーメン10キロに、背脂ならぬ背中をトッピングして一気に流し込む。
終電はもちろん無いので20キロ走って帰る。
どうだこんなホワイト企業ないだろう。わっはっはっは。
完
あまり外で働けない体なので、サポートいただけると嬉しいです。資料を買ったり、寄付したりなどに使います。よろしくお願いします。