【SS】タイムスリップコップ
時空オチなんてド素人が書いたら火傷しそうな小説を、君たちに読ませるつもりは全くないんだ。
栗栖川トリスは茶店でクリームソーダを飲んでいた。
何事も無かったように約一年ぶりのメインキャラクターの登場だ。
向かいの有野戸渡が口を開く。
「それにしても、カリスカトロの塔での闘いは凄まじかったね。三匹の魔物も強烈だったけど、パイタンをやっつけるなんて、やっぱトリスさんは凄いよ!」
そう言った渡は、興奮の余り手を広げてコップの水を溢した。
トリスのスカートはビショビショに濡れた。
「大丈夫よ、渡さん」
そうゆうと、トリスは鼻を摘み目からピーッと音を出した。こうすることで五分前の過去に戻れるのだ。
◇◇
「それにしても、カリスカトロの・・」
きたきた。トリスはスカートが濡れないよう椅子を引きテーブルから離れた。
バッシャーン!
その刹那、後ろにあったメダカの水槽を割り、頭からビショ濡れになった。
「決して同じ場所には戻れない。これが時空の歪みなのね」
(ぱひゅん) 411文字
こちらの企画に参加させていただきます。
素敵な企画にお邪魔します♪
また今度!
えっ!ホントに😲 ありがとうございます!🤗