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【掌編】生まれ変われるなら part2

私の名前は御手洗流美ミタライルミ。
生まれたときから私の運命は決まってるの。ある特定の任務をこなすためだけに与えられた命。そういっても過言ではないのよ。

私の任務は重大だよ。私がいなくなると多くの人が困惑するでしょう。だから、私は24時間体制で待機してるんだ。え?大変じゃないかって?そりゃあ大変だよ。でも、頼ってくれる人のことを思えば大したことはないよ。


「きゃー、助けてー!」
どこかで誰かが困っているようだわ。
どうやら公衆女子トイレから悲鳴が聞こえる。
「どうしましたか?」と流美はトイレに駆けつけ、ドア越しに尋ねる。
「大便が流れなくて困っているの」
「あら?その声は腸之内あやめさん!いつも兄の六助がお世話になってます!」
「あ、六助さんの妹さんね」
頬を赤く染めたあやめがトイレのドアを開き、中を見せる。
流美が覗くと、そこにはパッと見、3kgはありそうな大便が便器にドーンと居座っていた。
「ちょっと退いてください。私が片付けますから」
そうゆうと流美はパンティを下ろしてオシッコをした。
シャーーーッ!と黒猫が威嚇するような音がした! あ、創作大賞もよろしく!
そう、流美には特殊能力があったのだ。
オシッコの水圧は18Kg。丁度、消防車並みの水圧だ。
便器にあった大便は一瞬の内に流れていった。

「あやめさん、これでもう大丈夫です!」
「ありがとう!私はよくトイレを詰まらせるので、またよろしくね」
「いつでも呼んでください。停電の時は兄が駆けつけますよ」
と、にこやかに手を振りながら流美は去っていく。


◇◇


「助けて〜!」
おっと、また誰かが助けを呼んでる。
今度は隣町の公衆女子トイレから悲鳴が上がったようだわ。
すぐに助けにいかなければ!

どう、私の任務は大変でしょ?


(ぱひゅん)


BGM
https://m.youtube.com/watch?v=tLQLa6lM3Us



こちらのオマージュ作品です。オマージュは尊敬しているからこそ生まれるのです♪



今週もいただきました!
皆様のお陰でございます♪

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