Angel's collespondence
ヒューマニエンスの『死の迎え方』の回は実に示唆に富んでいた。
このテーマは古代より哲学的テーマになりやすく、文学にも取り扱われてきた
永遠のテーマ。始皇帝のように不老不死を望むのもまた人間の本性。
非業の死や緊急病などの死を別としていわゆる老衰は5年近くかけて起こると。
食べ物を食べても栄養が吸収されなくなりゆっくりとBMIは5年近くかけて落ちていく。
もうエネルギーを必要としてないのに無理やり点滴等でチャージするのは苦痛であると。
延命は誰のため?本人がもうそれを望んでいない場合は延命装置を外すべきであるという
のが最新科学に基づく倫理観である。
幹細胞が衰えて細胞分裂をしなくなるのが老化。肝臓、脾臓などは体積が大きく減少する(幹細胞の衰弱に比例し)
死を身近、自分事として感じたとき心の成長がある。様々な事象、人とのかかわりの意味合いを考えるようになる。
不安・恐怖は死をまだぼんやりと自分ごととして捉えてないときに起こるもの。
自分というものが未来永劫と考えると不安、恐怖、不満、焦り、怒り、妬みが発生する。
明日死ぬとなるとそういう感情からは解放される。もちろんその苦悩、葛藤を乗り越えた後に。
全部ちゃんとしなきゃ(完全主義)を捨てると恐れ、だるさ、不快感が消える。
駄目な状態も捉え方で快適に変えられる。
うたたね、夢うつつ、まどろみ、と現実の境界は難しい。突き詰めると事象、現象はまどろみとさして違いはない。
VRと夢はほぼ一緒。
うつつの心の重みは『積み残し』への罪悪感。だから精神論や建前論ではなく、心の重荷を軽減するには
積み残しを減らしていくより他にない。
運が良いと考えていう人は本当に運がよくメカニズム。
ナディーヌ・ロスチャイルドはシンデレラガール。いわゆる玉の輿。
しかしナディーヌは、自分が気持ちよく、最善であることに自己投資したその結果引き寄せた幸運であると。
まさにマインドセット。実に重要。解放感、開放感は解放された刹那は喜びだが感覚はすぐにマヒするから
喜びは薄くなる。逆に燃え尽き症候群のような状態に陥るとむしろ不快になる(自律神経が乱れる)
適度な緊張、ストレスがあったほうがむしろ快適、楽だというパラドックス。
つまり、中間ゴールに達したあとはすぐに次のゴールを定めて動きだしたほうがむしろ楽。
休憩は長すぎるとむしろ淀み不快に。
“Go on” “Go ahead”は実に重要。それは山行をやっているとよくわかる。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?