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悪ノリと愚痴の品格


以前、愚痴や誰かを悪く言うような
ことを書いたりした

その言葉には
ユーモアもなく
ただ愚痴を、垂れ流すだけで
読んでいる人に苦痛を与えてしまっただろう

ただ
苦しいや、嫌だは
あまり溜め込まないようにしたい

けれど
そこに何ひとつ工夫がないようでは
読む人にとっては苦痛でしかなく
能がない

せっかくここに来てくれた人には
1,000文字近い文字を読む時間を
取らせてしまっているわけだから

何かしら建設的な時間にしてあげたいし
少しでも楽しませてあげたい

完全に苦しい時は別だけど…
愚痴を聞かせる時間はなんとも申し訳ない
から
1人だけの独白で溜め込んでるものは
吐き出したい

そうでない時は
楽しい時間にしてあげたいよね

人間は誰しも常に
清廉潔白でいられるはずがない
聖人君主でいられるはずがない

けれど、自分が
そういった黒い感情を
少しでもエモくなんないようにする方法
があったような気がする

昔考えていた

ユーモアだ

ハライチの岩井がラジオで
よく相方の悪口を言うよね
みたいな話になったとき

彼は悪口言う対象となる人間が面白い
可愛さを感じる存在になるように
言い方を工夫していると言った

それはクリーピーナッツのラジオも同じで
言ってしまえばど偏見と自虐と
一歩間違えたら殴られるでしょ
というような茶化し、イジリの応酬なのだが

死ぬほど面白いし楽しいのは
言い方に工夫があるからだ

自分が実際sould outへの熱が再熱したのも
彼らがモノマネをしていたからだ

自分の大好きなDJの先輩は
なかなかの直言居士で歯に絹着せぬ物言いで
ストレートに発言するので
嫌う人は多かったりする…

でもまぁ
そういうとこが可愛いんだけどね
とか
愚痴る対象が面白くなるように
言っているし

イジりを
したあとは
繊細な人に対しては
言いすぎたなごめんね
と言ったりして
アフターフォローをしてくれる

嫌いな人間に対しては
嫌いなら離れりゃいいだろというスタンス

実際よしもとばななさんも
嫌いな人とは好きになれる距離まで
離れればいいと言ってた

自分も少し誰かを悪くいうことはある
けれど
そこに
ユーモアを交えたい

本当に嫌いな人については
話題にすらあげないから

結構
捻くれた人間のコミュニティで
育ったので
そこでは毒ってのはある意味で
栄養なところはなくもない

ただ
言い方が全てだと
思う

自分が誰かに嫌いという感情を持つ時は
その人が自分と同じ要素があるからだ
という話を聞いたことがある

それは逆も同じで
憧れの感情を抱くときも
憧れの対象に同じ要素があるからだという

一理ある
どころか
何理もあると思う

何か悪い感情が沸くときは
なんでそんな言い方しかできんのかなと
思うことばかりだ

愚痴や悪口も言い方ひとつで
その人の悪い部分を
愛おしいものに変換することが出来る
逆に可愛いという感情を抱かせることが
出来る

それの根幹にあるのが
ユーモア

わたしの好きな
vtuber達も
根っこは陰キャでオタクで
世の中に弾かれた偏見の塊ではある

けれど
彼らは人が嫌な感情にならない
ように話す内容もネットリテラシーも
細心の注意して面白おかしく話し

ファンダムとの関係性と空気を築いている

だから
喋り上手くなりたいという人は

vtuberのお話を聞くことをおすすめする

続いて
小さいコミュニティでの
ノリというものについて

たまーに
飲みの席なんかで
属してきたコミュニティのノリを
別のコミュニティで強要したり
する人がいたりする…

そしてそれが見てられなくて
飲みの席がどんどん
苦手になっていく人達がいる

悪ノリはいいスパイスにはなるが
料理のように組み合わせってものが
ある

せっかく飲みに出たんだし
自分が楽しみたいのはわかるし
それが染み付いているならば
欲してしまうのもわかる

けれど
それを合わない場所に持ち込むのは
あまり上手とは思わない…

出会いの場所の窓口は
そんな簡単な過ちで
閉ざされるし
人は離れていく

少しずつジャブを打ちながら
これが噛み合うのかを試していく

それが噛み合えば
そこでコミュニティが出来る
そしてそのコミュニティでどんな悪ノリ
のスパイスが効くのか試して

噛み合わないものは切り捨てて

別の場所で試して
みる

決して強要はしないし
噛み合わないだけで
相手を面白くないと決めつけるのは
あまりに自分勝手だろう

シンプルだ
相手が面白くないのではない
噛み合ってないだけだ

ひとつのコミュニティに誰かが入る時は
嫌な思いをする人が少しでも減るように
工夫をする

相手も自分も
より楽しむために
歯車の形を変えて
噛み合うトリガーを作って
当てはめていく

M-1の舞台裏で
とあるコンビが
前のコンビのネタと会場の空気を見て
用意してきたネタを急遽変更して
優勝をとっていた

面白さは数秒単位の
シチュエーションによって
数秒単位で変化していく

そこに目を凝らし

そこで刀を抜くタイミングを見計らい
的確な場所を切り抜く
お笑い芸人はすごいサムライだと思う

それがどうも苦手というならば
居心地のいいコミュニティにいたままで
いいと思う

それが
悪ノリの品格というものだと思う

明石家さんまが
滅多に真剣な話をしないのだが

一度だけ真剣な話しているのを見た

そこで、
「嫌いな笑いってありますか?」
と聞かれたとき

「んー、
品のない笑い」

と答えたら

それはもう
とても美しい考えだと思った

その言葉をきいて
笑いにおける
品ってなんだろうと考えたのが
今回の記事を考えるきっかけだったと思う

コロナになって人が集まる場所が
減った
2、3年間考えてきた笑いに対する

自分が接してきた
ブラックな笑いの品格とは?

ようやくこうしてまとめることが
できた気がする

皮肉と愚痴にユーモアを
そして
悪ノリには品を

それが
人間関係を回す

すごい、
それは。
大きなトリガーだの
かの、
しれなせんね

サムライ

ジャーン!ジャーン!ジャーン!
ジャンジャ!ジャジャジャン!


今日も読んね、
くれて、ありなとうございなす





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