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コロナ禍における職場の熱中症対策情報集(随時更新)

はじめに

熱中症は命に関わる病態です。コロナ禍においても絶対に防がなければなりません。齊藤宏之先生のスライドのお言葉の通り、きちんと対策を行い、適切な処置を行えば、必ず防止、あるいは軽症で済ますことができる災害です。安全衛生の基本である5管理に基づき、適切な対策を行い熱中症を防ぎましょう。

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厚生労働省・学会など

「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント(厚生労働省)

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「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました(厚生労働省)

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令和2年度の熱中症予防行動について(周知依頼)(厚生労働省令和2年5月 26 日通達)

職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト(事業主向け)の更新  (熱中症の予防部分の抜粋)

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WEBによる熱中症予防対策セミナー(15分の動画)(厚生労働省)

 職場の熱中症予防対策 自主点検

熱中症予防対策(「新しい生活様式」における熱中症予防行動)大阪労働局 2020.7.30(8分の動画) 

~ 換気機能のない冷暖房設備を使っている商業施設等の皆さまへ ~熱中症予防に留意した「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法(厚生労働省)

熱中症が発生する原理と有効な対策・令和元年度(2019年度)職場における熱中症予防に関する講習会

職場における熱中症予防対策マニュアル ( 厚生労働省)

熱中症を防ごう!(厚生労働省)

令和2年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します(厚生労働省)

新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について(スポーツ庁)

熱中症予防情報サイト(環境省)
熱中症を防ぐためには(環境省)

熱中症予防情報(国立環境研究所)

熱中症セルフチェック(日本気象協会)

新型コロナウイルス感染症予防のための夏期における室内環境対策(建築衛生分野の研究者からの報告)

「新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた熱中症予防に関する提言」
『新しい生活様式』下における熱中症予防に関する学術団体からのコンセンサス・ステートメント

熱中症対策 産業医の視点から

感染症対策と熱中症対策の両立 産業医有志グループ

製造業向け 熱中症予防対策のためのリスクアセスメントマニュアル(JISHA)

ニュースなど

感染予防と熱中症(NHK)

熱中症対策「マスク 屋外では状況に応じ外して」新型コロナ(NHKニュース)

「マスク着用」熱中症の危険あり? 子の運動や高齢者…注意点は(yahoo!ニュース)

関連論文

Raymond J Roberge, Jung-Hyun Kim, Stacey M Benson. Absence of Consequential Changes in Physiological, Thermal and Subjective Responses From Wearing a Surgical Mask. Respir Physiol Neurobiol. 2012 Apr 15;181(1):29-35. 

【abstractをdeepLで翻訳】
20人の被験者が、心拍数、呼吸数、酸素飽和度、経皮的CO2、SpO2、コアと皮膚の温度、マスクのデッドスペースの熱と相対湿度、マスク下の皮膚温度をモニターしながら、サージカルマスクを装着している場合と装着していない場合とで時速5.6km/hで1時間トレッドミル運動を行った。評価尺度は、労作と暑さの知覚に利用されました。外科用マスクの使用により、心拍数(9.5拍/分、p<0.001)、呼吸数(1.6呼吸/分、p=0.02)、経皮二酸化炭素(2.17mmHg、p=0.0006)が増加し、マスクをしていない顔の皮膚の温度が低下した(0.40℃、p=0.03)。マスクで覆われた皮膚の温度が1.76℃上昇することは、マスクのデッドスペース見掛けの熱指数が52.9℃になることと関連していた。熱の知覚は中性からやや熱い程度であり、労作に対しては非常に軽いものからかなり軽いものまでの範囲であった。外科用マスクを低中等度の作業率で1時間使用しても、臨床的に有意な生理的影響や、労作や暑さに関する有意な主観的知覚とは関連していない。

Jung-Hyun Kim et al. Effect of wearing an N95 respirator on infrared tympanic membrane temperature measurements.J Clin Monit Comput. 2015 Dec; 29(6): 691–695.

【abstractをdeepLで翻訳】
N95フィルタリングフェースピースレスピレーター(N95 FFR)の装着が鼓膜温度測定に与える影響を決定すること。21人の被験者のトレッドミル運動の1時間の開始時と終了時、および別の46人の被験者の鎮静活動と運動を合わせた時間間隔(0、20、40、60分)で、N95フィルタリングフェースピースレスピレーター(N95 FFR)を装着した場合と装着していない場合のTMT測定値を得て、TMTへの影響を決定した。合計877回のTMT測定が行われ、N95 FFRの装着により、第1群では0.05℃のTMT上昇(p=0.04)、第2群では0.19℃のTMT低下(p<0.001)を示し、いずれも対照群より低かった。N95 FFRを1時間、異なる活動レベルで装着した場合、N95 FFRを装着していない場合に比べてTMT値が有意に低下したが、その変化の大きさは臨床的にはほとんど意味がないと考えられる。


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