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夏ランニングの水分補給!アイソトニック飲料、ハイポトニック飲料を活用!

これから暑くなる季節で知っておきたい水分補給についてです。

走る時は、水ではなくスポーツドリンクが良いと耳にします。どうして?

スポーツドリンクは、アイソトニック飲料とハイポトニック飲料に分かれます。

一般的に僕たちがドラッグストアやスーパーで目にする、手にする、自販機でも買えるのは、アイソトニック飲料。ポカリスエット、アクエリアス、ダカラとか。

そして、ハイポトニック飲料は、少しお高め目で、自販機ではお目にすることは少なく、コンビニでも見ないです。アミノバリュー、VAAM、イオンウォーターなど。

アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の違いは、ズバリ浸透圧。僕たちの身体にある細胞は膜で隔たれています。濃度が違う2種類の液体が移動するときに発生する圧力が浸透圧。そして、液体は浸透圧が低い方から高い方に移動する性質があります。

ハイポトニック飲料は浸透圧が低く設定されているので水分の吸収力が速いのです。一方でアイソトニック飲料は体液と同等だからソコソコの吸収スピード。

ちみなに、水は浸透圧が体液よりは高いです。ゆえに水は細胞に水分が取り込まれるまでにスポーツドリンクよりも時間がかかるのです。

じゃ、ハイポトニック飲料を飲めばよいのか、、、と思いますが、そうとも言い切れません。

ハイポトニック飲料は糖質がすくないので、エネルギー補給としては向いていないのです。一方で、アイソトニック飲料には糖分が含まれています。
100mlあたりでいうと糖質は4~6%、塩分は0.1~0.2%。これは体液の浸透圧と近く、水分と糖質と塩分のバランスが抜群に良いのです。加えて糖分が含まれていると、塩分(ナトリウム)の吸収効率を高めてくれるのです。

暑い季節、汗を大量にかくと、体液が薄くなります。その時の水分補給にハイポトニック飲料は向いています。ただし、エネルギーはないので、その場合はアイソトニック飲料を選ぶか、一緒に飲むのが良いと思います。

ちみなに、経口補水液はハイポトニック飲料の部類です。脱水症状や熱中症の対処に使われます。塩分濃度が0.3%あるので血中のバランスを改善する力があります。喉の乾きが酷いときや身体からのサインが出ている緊急時には経口補水液を使います。

水は飲んで良いのか?という疑問が残ります。僕も水単体でよく飲みます。1時間以内の運動の水分補給なら大丈夫。1時間以上運動をすると、汗を沢山かくし、体内機能の低下や変化も激しいので、スポーツドリンクが推奨されます。

ただし、水も飲みすぎると血液中のナトリウム濃度が低くなる低ナトリウム血症に陥るトラブルや、体内の水分吸収効率がドンドン悪くなる悪循環に陥ります。その点は注意をしたほうが良いですね。

動画でもご説明をしています。

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