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fitboxing2をすべてのアチーブメントを取得するまで毎日続けた話

fit boxing2 -リズム&エクササイズ-とは

nintendo switchで発売されているフィットネスゲームの2作目。
https://fitboxing.net/2/
switchのjoy-conをそれぞれ右手/左手に握りこみ、リズムに合わせてボクササイズを行うというもの。豪華声優陣が声を務めるインストラクター達に励まされながら、一人で家にいながら有酸素運動を行える。リズムゲーム要素を含んでおり、かなり甘めだがJUST、GOOD、MISSといった判定が出て、コンボや得点なども表示される。

ウリ的には「豪華声優陣による1on1レクチャー」であり、あの有名な〇〇というキャラクターに指導を受けているようだ!と人気が出ている。個人的には一人で家にいながら有酸素運動が行えるという所が大きく、いちいち着替えなくてもよく、寝癖がついていても顔を洗っていなくても、スイッチつければ人目も気にせず運動開始、という所が大きい。

fit boxing2では前作からインストラクターが3名増え、使用楽曲なども変更が入った。また、UIの更新や配信可能楽曲の増加、画面の派手さを調節できるように追加を入れるなど、謎に核心を突いたアップデートを行っている。

すべてのアチーブメント?

fitboxing2にはいわゆるやりこみ実績のような要素があり、簡単なものから継続しないと取得できないものまでさまざまなアチーブメントがある。今回は開始日から累計連続265日目にして、ようやくすべてのアチーブメントを取得したので、一通りまとめておこうと思った次第である。

※もちろんプレイの仕方にはいろいろあり、この方法が100%正しいというわけでもないしネットを探せば自分よりもはるかに日数やパンチ数を稼いでいる方がいる。 個人差が大きいという点を把握していただきたい。

いつから始めたのか?

2020年12月19日から開始。
前作(fit boxing)も所持していたが、2019年12月に1か月やったきり埃をかぶっていた。実は前作を中断したのには理由があり、インフルエンザ罹患による1週間の中断で止めてしまっていたのだった。その後再開しようにも、1週間程度で気落ちしてしまい続かない状態が続いていた。fit boxing2が発売されたので、一念発起、できるだけ続けてみようと思い立った次第。

ちょうどそのころだが、自粛により全く外出できなかった時期でもあり自分でもびっくりするくらい肥えた
(肥えた理由はほかにもあるのだがここは割愛)
第1回の緊急事態宣言前と比べて1年かけてだいたい7kgくらい太った。一番やばいなと感じたのはYシャツ。もともと体にピタッと来るようなお気に入りの細身シャツがあったのたが、お腹が出すぎて「ボタンが辛うじてとまっている状態」になり、自分の体に着々とたまっていった脂肪に気付かざるを得ない状態だったのだ。

そんなわけで毎日30分~1時間、運動の時間にすることにした。

運動メニュー

「体力強化」「38分」コース。
わからない人向けに説明すると、運動強度「強」で、約10分程度のトレーニングを「3」セット+ストレッチ。現段階で解放されているトレーニングセットのなかからランダムで3つ選択されるデイリーコースだ。最初のうちはジャブ/ストレート、フック、アッパーのみで構成されたメニューが提示されるが、やりこんでいくうちにしゃがみ、ガード、ステップ等を組み合わせた複雑なメニューが解放されていく。
全て解放された後はすべての中から3セットをランダムに選出されるが、毎日同じようにならないよう 一度選択されたコースはしばらく選出抽選から外れるしくみのようだ。当然日によって簡単なメニューばかりの日や、地獄のようなキツい組み合わせのメニューになる日もある。ともあれ、このデイリーメニューが1日分終わるとゲーム内で(ラジオ体操のスタンプみたいに)スタンプが押され、これを毎日連続して押し続けると「〇日継続中!」という表示がされる。

ちなみに解放されたけど未プレイのコースは優先的にデイリーで抽選選択されるので、キツいメニューが連続で解放されると次の日のデイリーはメニューがすごいことになる。

本当に毎日?

厳密には「ほぼ」毎日。
体調が悪いときはストレッチや軽めのメニュー1つだけにしたりした事もあった。このゲーム、デイリーをやらなくてもストレッチ1つ、軽めのメニュー1つやっただけでも「今日やりましたよ!」という判定になりスタンプを押すことができる。そのため、「今日はどうしても…!」という日や、体調が著しく悪いときはストレッチだけを行ってスタンプを付けた日もあった。ただ、今まで数えるほどしかそのような日はなく、基本的にはちゃんと運動していたと自負している。

※Fit Boxingは日付け変更時間をAM 3:00に変更でき、sakai9052は3:00を日付変更線に設定している。飲みに行って日付が変わって帰ってきてからガッツリ運動、みたいな日もあったし、仕事が遅くなっても「仕事で運動できずに継続記録が途絶えてモチベーションが落ちる」という状況を避けたためである。

超回復を使わなかった理由

超回復 という言葉を見たことがある人も多いだろう。
1日思いっきり筋トレをして筋繊維に負荷をかけた後、1日以上安静にして回復をさせることで より筋肉を発達させるというものだ。毎日運動をしたという事からわかる通り、この超回復に頼らず運動をしていた。nintendo switchの運動ゲーム「リングフィットアアドベンチャー」でも「絶対に毎日続ける!と厳しくせず、できる範囲で行いましょう」と指示される。

それでも毎日やってきたのはひとえに、「数日休んだら惰性で甘える」ためだ。
超クソ怠惰な自分の性格上、「できる範囲で」という感じにしておくと、
「今日はちょっとだけ体調悪い気がするからやめようかな」
「今日は出かけて疲れたからやめようかな」
「今日はなんかタイミング逃したからやめようかな」
「今日は食いすぎて動けないからやめようかな」
といった感じで、難癖付けてやらなくなるためなのである。

要するに、「超回復のために」と休みを入れたとしてもその次の日も、そのまた次の日も…と言った感じで運動をしない、いわゆる「戻ってこられない」状態になってしまう。

それを避けるために、筋肉痛でも超回復無視でも「最低でも1日1回はfit boxingを起動して何かしらする」という習慣だけは守るようにした。

実際どうなの? -モチベーションとやり始め-

急に「運動毎日楽しい!」となるわけではない。
まず始めて3日目から1週間は腕がキツめの筋肉痛に襲われる。
ここで「筋肉痛で腕痛いし今日はやめておこう」とストップしてしまうと、
後々に「運動を頑張った達成感」よりも「筋肉痛による痛みと不自由さ」が鮮明に頭に残ってしまうために戻って来られる可能性は極端に低くなると感じていたため、痛くなりすぎない程度でのボクササイズを続行した。

1週間も拳を振ってると、良い意味での「手の抜き方」を覚えるようになる。これは本当に手を抜いているのではなく、ずっと力を入れっぱなしで拳を振る必要はない、という所などに気付くという意味だ。
それに気づいて拳を振っているくらいの頃にしゃがみ(ダッキング、ウィービング、ボディ系パンチ)、ステップを含んだメニューが解禁される。
腕を慣らした所で次は足回りの筋肉をいじめてくる というわけだ。

1か月も経つと全身の筋肉痛はすでに感じなくなり、
「パンチが手打ちにならないように」「肩を入れる」「腹筋を意識」「体の軸を意識」などのアドバイスの意味が体感で何となくわかるようになってきていた。

とはいえ、始めて数か月は散歩を渋る犬のように「嫌だなぁ」とずっと言っていた。そりゃそうだ。疲れる事したくないし、やってる他のゲーム中断したくない。vc(ボイスチャット)で運動したくねーとぼやいては「やるんだよはやくしろ」と発破をかけられていたように思う。嫌だ嫌だと言いつつ、継続中の日数がリセットされる事の方が嫌だったので結局やる。
トレーニングが全て終わるまでに日付けが変わってしまうとスタンプの色が通常の達成時と変わってしまうので、23時までには運動を開始していた。
でも結局こうなると、運動が終わるのが0時前、そこから風呂に入ってゆっくりすると1時、結局寝るのは1:30~2:00とかいう、健康から最も離れたような睡眠時間になる。もちろん翌日は疲れも取れず、睡眠時間も取れておらずでめちゃくちゃ辛い。
(38分コースで運動をすると、1時間(運動+準備)、30分~1時間(風呂)、30分(風呂上り休憩、寝る準備) といった感じで、少なくとも2時間は拘束される事になる)
「仕事終わったら飯もそこそこに即ゲーム!」とやっていた自分にとって、1日にある自由に使える時間のうち2時間強の拘束は精神的に堪えた。

どうやってモチベーションを保っているの?

実は裏技的というか「それが全員出来たら苦労せんわい」状態なのだが、
途中から「有志が決められた時間にvcを繋ぎ、皆で一斉に運動する」という状態になった。

もともと とあるdiscordサーバー(ゲームサーバー)に入り浸っており、そこで運動をしているという話になった所「一緒にやりたい」と言う人が現れた。
今までは運動するときはvcを抜けて1人で運動をしていたが、この運動時間だけを一緒に共有して皆でトレーニングタイムを作ろうぜという話になったのである。もちろん一緒にやる分にはwelcome状態なのだが、ただ複数人でvcを繋ぎながら運動をするとなると、ちょっとだけ気になることがある。

他の人がゲームをするぞ!と思って入ってきたのはいいが、
オッサンの運動する喘ぎ声が聞こえてきたら怖すぎるだろ
という話だ。

そういう事もありサーバー主に相談をした所、「じゃあトレーニングジム作ってあげる」と承諾をもらい、何故かゲームサーバーなのにトレーニングジム(vcルーム)が併設しているという面白空間になった。
全員がfit boxing2をするわけではなく、ストレッチをしたり、リングフィットアドベンチャーをしたり、YouTubeで筋トレ動画を見ながら筋トレをするという状態で、ひとまず全員が何かしらの運動をしている状態になっていた。ゲームのプレイと共有をメインとしている自由度の高いサーバーだったうえに年齢もそこそこの幅があったため、一人が勝手なことをし始めると全体の約束が瓦解することがわかっていた。
なので、「指の運動です」とか言って普通のゲームを頑張る といったような使い方はさせず、入ってきた人間は必ず何かしらの運動をするよう求めた。
もちろん他のゲームの休憩がてら覗きにきたよ、みたいな事もはじき、全員が何かしらがんばる状態にした。

しかしこのトレーニングジム効果は個人的には絶大で、「時間になったらvc接続+運動開始」という習慣がついたように思う。もともとは毎日22時開始だったが、2時間拘束で結局24時解放となり遊べない!となってしまうため、21時開始に変更された。

そんなわけでモチベーションを保つ一端を担っていたのは
「決まった時間に複数人で行う」である。
仕事の関係、生活スタイルのずれ、女性特有の某など、休む場合や遅れる場合はきちんと報告しあうようにした。

ただ、実際には運動をしながらバカ話やディープなオタ話に花を咲かせていたので、そこまでシビアな雰囲気ではないように感じている。


もう一つのモチベーションになっていたのは、プロジェクターによる投影である。こっちも「それができたら苦労せん」状態だが聞いてほしい。

私の家にはホームプロジェクターを設置している。
もともとはクソでっかい画面でゲームがしたい という理由で購入したもので、splatoonやARMS,FF15など様々なゲームをバカほどでかい画面で行っていた。プロジェクターは強烈な光を反射させることで画面を投影するという性質上、部屋を暗くしないときれいに映し出すことができない。
そこが逆に、ゲーム作品への没入感を高めることになるのだ。映画館の暗い感じを思い出してもらえればまさにそれである。
では、この暗い部屋+fit boxingをした場合どうなるか。まさしくナイトジムのような空間へと変わるのである。

※ナイトジムとは、暗い中でバカでかい音と光に飲まれながらジムのエクササイズを行うというものであり、クラブで音圧に飲まれて踊るような高揚感で運動ができる、というものである。

おそらくただのモニターを使用している状態でも、部屋の電気を消し、目に映るものがディスプレイのみ という状況にするとかなり没入感や集中力が変わると思われる。



実際どうなの? -痩せるのかの体感-

ここからは個人差が大きい話なので参考程度に考えていただきたい。
まずは一番最初に言っていた、
「おなかがでっぱり過ぎて危うかったYシャツは着れるのか問題」である。
これは結果的に言うと「着ることができなくなった」という事になる。
具体的に言うと、お腹は引っ込んでポッコリ感はなくなったのだが、腕や肩周りの筋肉がつきすぎてそっちで入らなくなった、という事だ。

これからわかる通り、腕肩まわりは驚くほど筋肉がついた。
今までタンクトップは下着のように着るもので、腕を出すなどとんでもない!というものだったが、そんな事も気にすることもなく、普通に着ることができるようになったと自負している。

ここまで筋肉の話をしているが、多くの人は「痩せるのか」という話がよく出る所だ。自分の場合は痩せずにむしろやり始めから体重は増える一方だった。

よくよく考えればそれもそのはず、といった状態なのだが、
身長168cm、体重が66kg、というのが一番やり始め(つまり「太ったな」と感じた時)だった。ちなみに肥える前は体重が60kg前後。
要するに今までの通常状態がガリの状態で、ようやく肉がついてきて、運動でついた肉が減る代わりに筋肉が増えたような状態だ。

というわけで自分の場合は「痩せる」前に「今までなかった筋肉がついた」という事になる。ここからは想像も入ってくるが、じゃあ効果はないのかというと、確実に効果は出ると思う。痩せるか痩せないかで言ったら痩せるだろうし、筋肉はつかなくとも痩せやすい体への移行、ないしは運動の習慣づけにもってこいだ。

実際どうなの? -筋肉の付き方-

個人的には一番筋肉がついたなと思うところは肩・腕・太ももだ。
肩と腕に関してはボクシングの要領でパンチを繰り出しているので筋肉が付くのは理解してもらえると思う。じゃあ太ももは何なんだ、という話だが、
このゲーム、前述のとおり開始して2週間くらいからウィービング、ダッキング、ボディパンチ系が追加される。これがかなりの割合を占めており、半分以上のメニューでハーフスクワットくらいのしゃがみを何かしら行うことになる。膝や腰に来るほどの深いしゃがみではないにせよ、3か月も4か月も続けていたら筋肉はつくという話だ。また、ボクササイズよろしく、膝を少し曲げた状態で前後にリズムをとるが、これは始めから終わりまで終始行うので、これも太ももやふくらはぎに効いているのかもしれない。

逆にボクササイズをしていて筋肉が付かないなと感じていたのは腹筋。
腹筋を大きく動かす動作はそこそこあるので鍛えられるように感じるが、腕やふくらはぎに比べるとはやり鍛えが弱く感じてしまう部分だ。自分の場合はfit boxingのデイリーが終わった後に腹筋ローラー10回3セットを行うことで別途腹筋を鍛えた。

フックを打つ際に一拍使って体をひねる「タメ」の体制があり、そこで腹筋をひねることで使うことはできるのだが、他の筋トレのようなトレーニングに比べると「鍛える」ような動きには至っていないのでは?と感じてしまう。

とはいえ全身を見ると運動していなかった時期と比べて明らかに筋肉はついているので「全く使わないことはない」と覚えておいてほしい。

fit boxingとリングフィットアドベンチャーどっちがいいの?という話

巷でかなりよく聞く話で、同じフィットネスゲームでリングフィットアドベンチャーというものがある。弾性の高い特殊プラスチックを使用したリングを用いて筋トレをするというもので、中のキャラクターになりきっていろんな世界を走り回ったり、飛んだり泳いだり、はたまた筋トレメニューをこなすことでモンスターを倒したりして、RPGをこなしながら自身も強くなっていくというものだ。
RTA in JAPANで見た方もいれば、Vtuberがリングフィットアドベンチャーを用いて筋トレをし、苦しがっている所などを見た人も多いのではないだろうか。

私も実はどちらもできる環境になっているため体力が有り余ってる場合などに追加でリングフィットアドベンチャーを行ったりする。一般的にはfit boxingは有酸素運動メイン、リングフィットアドベンチャーは筋トレメインとされているが、この手の話は調べれば星の数ほど出てくるので、別の視点で話をしたい。

他のゲームやエンターテインメントに置き換えて考えると、(あくまで想像だけど)以下の通りだ。

fit boxing
→ゲームセンターに置いてある音ゲーに感覚は近い。音楽が鳴り始めたら止まらず、最後まで駆け抜ける必要がある。
 (もちろんfit boxingは途中で止めることができるが)
→スコアやコンボが出て、「音楽にノる気持ちよさ」や「1プレイの間にどこまでパーフェクトに近づけられるか」という所がメイン。

リングフィットアドベンチャー
→リアル脱出ゲームやオリエンテーリングといったフィールドワークや徘徊エンタメを疑似的に行っている感じに近い。
→場所に走って行って何かをする、与えられたノルマを達成する、ストーリーに没入する方がメイン。
 (もちろんアドベンチャーと名前にある通り、ストーリーをメインとしている)

どちらがおすすめ、という話を端的にまとめるならばこうだ。
fit boxing オススメ
 〇音ゲー大好き
 〇音楽がなってたら極力止めたくない
 〇運動にストーリーやお使いは不要だ
 〇有酸素運動で汗をかきたい
 〇購入コストを安く抑えたい

リングフィットアドベンチャー オススメ
 〇運動するときの景色は変わっていってほしい
 〇大空を飛んだり渓流下りをしたり …ゲーム的な「冒険」が欲しい
 〇単に運動をするだけで終わらせたくない
 〇全身の筋肉をくまなく鍛えたい
 〇流行りに乗りたい

※ここでいう「購入コストを安く抑える」とは、リングフィットアドベンチャーの場合はリングをセットで購入する必要がある、という話であり、
 ソフトウェア自体の値段の話や付帯として必要になるものの話はしていないのであしからず。



本当に「終わり」?

話がそれたが、fit boxingですべてのアチーブメントを獲得した。
全部のアチーブメントを取得したことで得られる「キング・フィットファイター」の称号だが、実はこれを取得した後に、EXチャレンジという名目で新たなアチーブメントが解放された。「真のコンプリートを目指せ」というわけだ。さらに高難易度のセットが3つ解放され、とんでもない動きを求められたのであった。

というわけで、「見えているアチーブメントをすべて獲得した」が正しく、まだまだ隠しのアチーブメントは残っていた、というわけである。

実はアチーブメントを全て獲得した段階でモチベーションが霧散してしまうのでは?と一緒に運動をしている友人から言われていたのだが、
その心配はしばらく考えなくてよさそうだ。



■ 最後に

今後もfit boxingは続けていく予定だ。ひとまずの大目標は「真のアチーブメントコンプリート」と、累計連続365日突破をすること。
そのためには体調管理をしっかりと行うようにしておきたい。






■ 怒られそうな持論

ここから先はちょっとした愚痴とか。

けっこうfit boxingをやっていたりすると、「俺も運動やらないとなー」「私も痩せないとなー」とぼやく人をよく見る。やらないのか?一緒にやるか?と話を聞くと、「すぐに息切れするからできない」「部屋が狭いからできない」「体調がよくない気がする」「家族に迷惑がかかりそう」など、やらない理由には枚挙に暇がない。

運動をするのだから息が切れるのは当たり前だし、なにも9m四方の場所を部屋の中に用意しろと言ってるわけでもない。fit boxingの場合は半畳あれば十分運動ができる。途中でやっぱり体調が悪くてギブアップすることを禁止しているわけでもなければ、親フラしたものに罰金を支払わせる気もさらさらない。
一緒にやるなら気を遣うのはともかくとして、一人でやるならなおさら中断することに異を唱える人間はいない。

と り あ え ず や っ て か ら 考 え ろ という話だ。

仕事やプロジェクトのような大きなリスクを伴うものだったら話は別だし、イケイケドンドンでやる前に慎重になった方がいい。最悪信用問題にもなりかねない。でも今やろうかためらっているのは運動で、何も深夜の3時までぶっ通しでやり続けろみたいな話ではない。運動をやるのであればYouTubeで動画を探せば運動動画は山ほど出てくる。
もちろんそもそも運動する気がない人には何も言わないが、迷っているふりをして結局何もしない人はとりあえずやり始めた方がいいと思う。誰とも競わず、誰にも笑われず、自分のためだけにだれにも見られず行うので、疲れることを除けばノーリスクだ。

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