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跡地をうまく活用して儲かってるお店に注目!出店拡大中のカラオケ店…狙うのはライバル店跡地!コンビニ跡地に、小さな葬儀屋さん!?

今回のがっちりマンデーは…
儲かる「跡地」ビジネス!

いま、「跡地」が増えている…
うまくいかなくてお店をやめたり、引越したり…
色々あるけど、そんな場所でも、うまく活かせば、
儲かるチャンスが眠ってるはず!

今回は、そんな「跡地」を
がっちり活かしている儲かり会社が続々登場!

どんな跡地を狙っているのか!?
どこをどう、うまく活用しているのか!?
跡地ビジネスの儲かる仕組みを大公開!

ぽっかり空いたチャンスが満載です!

※以下、8月8日放送の書き起こしです。

コンビニ跡地が小さな葬儀屋さんに!コンビニの床にはアレがないからメリット大!?

儲かる跡地ビジネス!
まずやってきたのは、愛知県名古屋市内にある…

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お葬式の会社「ティア」
社長の冨安徳久さんに話を伺いに行くと…

冨安社長:ご無沙汰してます!その節はお世話になりました。

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実は7年前の2014年に、葬儀業界では異例の、お値段がハッキリわかる「明朗会計」を武器に、東証一部上場を果たした儲かり会社としてご登場いただきました。

その後もビジネスは絶好調で、昨年は年商120億円!

では、お葬式を運営する「ティア」は、
いったいどんな「跡地」でがっちりなのでしょうか?

冨安社長:意外な跡地で我々のビジネスは成立しています。まさか、ここが葬儀会館になってしまうとは、という跡地です。

意外な跡地に葬儀場!?
早速、その跡地に建てられた葬儀会館へ。
執行役員東海支社長の山崎勝広さんに案内してもらいました。

山崎さん:こちらです!

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広々とした駐車場に…

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長方形のコンパクトな建物…ここがもともと何だったか、分かりますか?
この形、きっとみたことあるはずですが…正解は…

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山崎さん:実はコンビエンスストアの跡地になります。
スタッフ:もともと何のコンビニがあったんですか?
山崎さん:ファミリーマートです。居抜きで転用させて頂いております。

お葬式の会社「ティア」が狙いをつけた跡地は、なんと「コンビニ」!しかも建物は、そのまま再利用!

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では、気になる葬儀場をのぞいてみると…

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山崎さん:こちらが控室です。

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山崎さん:ご家族の方は通夜、葬儀までお過ごし頂くかたちになります。

さらに奥に進むと…

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山崎さん:こちらが実際にお葬式をあげて頂く、式場になります。

最大30名が参列できる式場。

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そして、後方にあるテーブル席はというと…

山崎さん:従来ですと、食事をする会食室を設けていたんですけども、ご家族には、こちらでお食事を召し上がって頂くスペースになります。リビングダイニングみたいな形で利用して頂いております。

通夜と葬式の後にとる、食事のスペースも式場と一緒!と、かなりコンパクトですが、なぜこんなサイズの葬儀場を作ったのでしょうか?

山崎さん:お葬式自体が最近、小規模になる傾向がありまして、あとはコロナ禍も相まって、家族だけでお葬式をやりたいという家族葬が主流になってきております。

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実はここ10年、50名〜100名ほどが参列して行う「一般葬」から、

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10名〜15名ほどの家族だけでお葬式をあげる「家族葬」が主流に。
そしてこの1年、コロナ禍もあいまって家族葬がさらに急増!

そこで「ティア」が家族葬用の葬儀場の場所として狙いをつけた跡地が、「コンビニ」というわけなんです。

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山崎さん:生活道に面していて、立地がいいのがメリットとして考えられます。あと、駐車場が一定数確保できるというのもメリットです。あとは、棺が最後、霊柩車の中に納められますので、入り口の前に霊柩車が入るスペースが設けられるのがメリットです。
スタッフ:コンビニ跡地は便利ですか?
山崎さん:最適だと思います。

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大きいセレモニーホールを1つ作るよりも…

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コンビニ跡地を使って、小さな葬儀場をいくつか作った方が、他の家族と触れ合わない、という利点も。さらにコンビニの「中」も、家族葬向きなんだとか。

山崎さん:コンビニエンスストアって中に仕切りがないんですよね。なので、会館を作るときにレイアウトが凄くしやすく、自由度が高いのがメリットかと思います。

そしてもうひとつ、コンビニの跡地には、葬儀場にはありがたいメリットがあるという。それが…

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山崎さん:床をご覧いただきたいんですけども、全く段差がない状態ですよね。コンビニって、床が真っ平らで、段差が全くないんですよね。参列頂く方は高齢の方も多いので、段差でつまづいたり、中には車いすでいらっしゃる方も大勢いらっしゃいるので、葬儀場にとって、すごくありがたいメリットのひとつになります。

そう、ほとんどのコンビニは、入り口からトイレまで段差がない!

高齢者の参列が多い葬儀場にとって、すでにバリアフリー構造になってるっていうのは、コスト面でもけっこうメリット大なんだとか!

山崎さん:新築だと1億円くらいコストかかっていただんですけども、居抜きで改築して建てることよって、5000万円くらいに収めることができます。

でも、コンビニ跡地ってことは、他のお店をやるにしても結構よさそうな気が…。そこに、あえて「葬儀場」とは…ぶっちゃけ土地を貸すオーナーさんも、気乗りしないのでは?

冨安社長:昔みたいに忌み嫌われることはなくなって、特にコロナ禍において、地主さんたちは、色んなところに貸したけど、もうダメで、撤退するとか、家賃交渉とか、そんなことばっかりやってたんで、葬儀業界の見方が変わってきましたよね。

冨安社長曰く、土地のオーナーさんも長期間、借りてくれる業種として葬儀場を選んでくれることが増えてきてるんだとか!

冨安社長:うちは30年ですからね。もう10年、15年で、撤退する商売でもないんですよ。

葬儀場は地域に根ざして初めて成立するビジネス。なので「ティア」は長期間にわたって契約するのがほとんどなんです!しかも…

冨安社長:退店が1店もないんで。25年やってきて。

なんと「ティア」は出店した店舗を、今まで1度も途中で閉めたりしたことがない!だから、オーナーからの信頼が厚いんです!

これは社長、まだまだがっちり伸びそうですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:今までは、土地も全部買うと、2億円ぐらいかかってたんですよ。でもそれを居抜きで改装するだけで、5000万円。つまり4倍出店できるっていう事なんですよね。だから、事業の拡張のためにも、土地も建物も借りてやるっていうのが、経済的にも合理的なんですよ。
加藤さん:そんな葬儀会場、日本に増えますか?
辻(ティア専務取締役)さん:2040年までには、葬儀の需要というのは、ずっと伸び続けますので、適正ですね。
児嶋さん:見てて「ここのコンビニ欲しいな」みたいのあるんですか?
辻(ティア専務取締役)さん:結構あります。社長も車で走ってると、「ここ空いたんだけどさ」みたいな、頻繁に情報をやり取りしてます。

JR東日本の「みどりの窓口」跡地にはスーパーマーケットが出店!「びゅうプラザ」跡地にはeスポーツのお店が!

儲かる跡地ビジネス
続いてやってきたのはJR新宿駅。
東日本旅客鉄道の事業創造本部の中嶌征胤さんに話を伺いました。

スタッフ:JR東日本さんが跡地ビジネスでがっちり?
中嶌さん:はい!がっちりです!

天下のJR東日本さんが、どんな跡地でがっちりなのでしょうか?
ついて行ってみると…

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中嶌さん:こちらになります。みどりの窓口です。

みどりの窓口といえば、通勤通学の定期券や新幹線などの切符が買えたりする、駅には欠かせない大事な場所。なのに…

スタッフ:みどりの窓口なくなっちゃうんですか?
中嶌さん:はい。今、JR東日本管内に437ヵ所のみどりの窓口があるんですが、それを2025年までに、約140ヵ所くらいの数にする予定です。

なんと300箇所もの「みどりの窓口」が「跡地」になっちゃう!
中嶌さん!なぜそんなにたくさんなくしちゃうんですか?

中嶌さん:近年はチケットレスの流れが非常に強くなっておりまして、お客様もパソコンやスマホで、チケットを買うということが、非常に多くなりました。

実は、みどりの窓口で切符を買うお客さんが年々減少の一途。そこで、その7割近くを閉鎖することに。

しかし!みどりの窓口といえば、改札の一番近くにある、一番人が来る場所。まさに絶対にお客が来る、超ドル箱跡地スポット!ここを使わない手はない!ということで、新たなビジネスをスタート!そのひとつが…

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中嶌さん:こちら元々、みどりの窓口だったんです。

跡地にできたのは、スーパー「紀ノ国屋」
みどりの窓口跡地の大きな強みは…

中嶌さん:改札の外にあるということで、駅を利用されるお客様以外にも、街にお住いのお客様であるとか、地域のお客様が気軽に利用できるというのが、旧来の駅ナカとはちょっと違うところかと思っております。

そう、電車に乗らない人でも利用できるということ!

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いわゆる「駅ナカビジネス」は改札の「中」で展開していましたが…

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「駅ソト」のお客をゲットできる、まさにドル箱跡地なんです。

そして、中嶌さんによると、「駅ソト」には「みどりの窓口」以外に、
もうひとつ、儲かるドル箱跡地があるという、それが…

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中嶌さん:こちらのびゅうプラザになります。

旅行商品を取り扱う「びゅうプラザ」。こちらもネットでの販売がメインになってきたため、2022年までに営業終了。現在、このドル箱跡地にもお店をガンガン出店!

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恵比寿駅改札口を出てすぐ隣にあった「びゅうプラザ」跡地には…

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ブルーボトルコーヒーのお店が進出!

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中央線・三鷹駅には…

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ドラッグストアがオープン!

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さらに千葉県松戸駅のびゅうプラザ跡地にできたお店は…

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なんとeスポーツ!

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若者に大人気の対戦型のビデオゲームで競うスポーツ競技!

さらにJR東日本には、ドル箱跡地にお店を出したいという問い合わせが多く来てるんだとか!

JR東日本は駅施設の跡地でがっちり!

コロナ禍でも出店拡大中のカラオケ店…狙うのはライバル店跡地!

続いてやってきたのは、東京は港区にある…

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「コシダカホールディングス」。といえば…

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全国でカラオケルーム「まねきねこ」を運営する、カラオケ業界大手の儲かりカンパニー!

営業副部長の小林暖輝さんに話を伺いました。

スタッフ:跡地ビジネスでがっちり!ですか?
小林さん:はい、がっちりです!
スタッフ:カラオケ業界って厳しいと思うんですけど…
小林さん:2019年の売上げが357億円と好調だったんですが、2020年の売上げが24%減って271億円。今年も昨年の売上げから、さらに2割減くらいになってしまうのではないかという予測になっております。

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10年連続増収増益と右肩上がりだった「コシダカ」でも、コロナの影響で売上げが2年連続前年割れ…にもかかわらず…

小林さん:この1年間で、24店舗オープンさせ頂きました。
スタッフ:お店増やしてるんですか?
小林さん:はい!

なんと今もお店を増やしてるんです!しかも、ある跡地に絞って出店を仕掛けているという。そこでやってきたのは横浜駅西口。

小林さん:横浜駅に西口エリアは、もう激戦区ですね。競合他社さん含めてたくさんいます。例えば、ビックエコーさんだったりとか、あとカラオケ館さんとか。

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徒歩5分圏内にライバル店が6店舗もひしめく横浜駅西口エリア!そんな激戦区に「まねきねこ」はというと…

小林さん:現状、まねきねこは3店舗やらせて頂いてます。これから先、2店舗考えています。
スタッフ:さらに2店舗増やすんですか?
小林さん:はい!

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なんとこのエリアだけで5店舗も展開させる予定のまねきねこ!狙ったのは、意外な跡地でした!

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小林さん:こちらが横浜西口2号店になります。
スタッフ:何の跡地なんですか?
小林さん:カラオケ屋さんの跡地です。
スタッフ:ライバル店の跡地に出店した?
小林さん:そうです。

そして2号店から歩くこと1分!

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小林さん:こちらは横浜西口3号店になります。こちらもつい最近まで、ライバル店が経営していた、カラオケ店の跡地になります。

さらにさらに!

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小林さん:こちらは、まねきねこの4つ目のお店になる跡地です。

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5店舗中3店舗がライバル店の跡地!そう、「まねきねこ」の作戦は、ライバルのカラオケ店の跡地を狙って進出!というものなんです。

でも、ライバルのカラオケ店も閉めちゃうような状況なのに、そこに同じカラオケ店を出すって、ぶっちゃけ大丈夫なんですか?小林さん!?

小林さん:大丈夫です。

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「まねきねこ」がライバル店跡地に出店しても大丈夫なわけ、それは、
儲け方が大きく違うから!

ライバル店は、仕事帰りの会社員や大学生などをターゲットに、駅前などの「夜」営業がメインなのに対し…元々、郊外からスタートした「まねきねこ」は、お年寄りや主婦、高校生などを狙った、「昼」営業で儲けるスタイル。

「まねきねこ」の特徴の一つである「飲食持ち込みOK」も、お昼に好きな食べ物を買って、ワイワイ楽しんでもらうためのものなんです。

もともとお昼がメインだから、この状況でもむしろ、どんどん出店したい。
しかも、持ち込みOKだから、お店のスタッフの数も、他店と比べるとぐっと少ない。コストが安く出店できるから、今でもしっかり儲けを出せるというわけ!だから…

小林さん:カラオケ店を営むライバル店の跡地を狙ってガンガン攻めております。

もちろんカラオケ店の跡地に出店となれば、当然、こんなメリットが…

小林さん:ほとんど前のカラオケ店のままです。

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小林さん:テーブル、ソファー…

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小林さん:カラオケ機器全部。

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小林さん:スピーカー、壁紙も前のままです。
スタッフ:全くいじってないんですか?
小林さん:唯一、まねきねこが買ったとしたら…

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小林さん:ハンガーです。

カラオケの設備は結構、特殊!なので、そのまま再利用することで出店コストを大きく削減できるんだとか!

小林さん:新規出店にかかる費用の約2分の1から3分の1で収まると思います。

そして今、カラオケ店以外にも、意外な跡地も「まねきねこ」に舞い込んできているという。それが…

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小林さん:これから、まねきねこになる「ある建物」の跡地です。

さらに2階へ上がると…

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スタッフ:おお!広っ!

駅近で路面店、しかも広々としたスペース!一体ここ、なんの跡地かというと…

小林さん:銀行の跡地です。

銀行の跡地に「まねきねこ」が進出!

小林さん:インターネットの普及で、(銀行は)店舗を置かなくてもいい業態になっています。そういう大型店を手放す機会が増えてきてます。

まねきねこさん、新たながっちり跡地見つけましたね!

まねきねこは、跡地にガンガン出店して、がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:コロナが終息したらまた需要が増えていくっていうのを見込んでいるんだと思います。
加藤さん:そのために仕込んでるということですね。
森永さん:リーマンショックの後、アパホテルが次々に廃業したホテルをどんどん買ってって、一気に成長したんですよ。それとある意味でパターンは一緒なんだと思うんですよね。
加藤さん:ちょっと疑問に思うのが、都心で、昼間にカラオケに来る人って、なかなかいないんじゃないか?って話も出てたんですけど、そこはいかがでしょうか?
小林さん:昼帯だけに切り取っていくと、コロナ前と同等数来てるお店もたくさんあります、おかげさまで。
加藤さん:コロナが終息したら、夜の業態も始めていくってことですね?
小林さん:その通りでございます。
森永さん:やっぱりその経営者の理念ですよね。こういう混乱した時期の中では、やっぱり思い切った決断ができる企業の方が、その後の成長っていうのは保証されるんだと思いますね。

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