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何歳からでもいける!儲かる「遅咲き社長」を大特集!69歳でリチウムイオン電池の会社を作って年商100億円!御年83のマダムは着物教室で売上げ2億円!

今回のがっちりマンデーは…

何歳からでもまだいける!
儲かる「遅咲き社長」!

みなさん、会社を作るベンチャーを起業するというと
エネルギッシュな若者がやること、だと思っていませんか?

じつはここ最近、ベテランの起業がどんどん増えてる!

2007年には、60歳以上の起業する割合が30代を抜いちゃった。

しかも高齢者の成功率が70%、なんてデータもあるんです!

そう、若者に負けないアツいスピリッツを持ったシニアが、
「遅咲き社長」としてバンバン活躍してるんです!

元メガバンクの副頭取が、引退後になぜか電池づくりの会社を起業!
累計6万台を売り上げた、その手腕とは!?

御年83のマダムが、16年間で累計売上げ2億円!
儲かる着物教室のヒミツは、今までにまったくなかった帯のワザに!

のんびりするのは、まだ早い!
いくつになってももうひと花 咲かせたくなっちゃう!
儲かる「遅咲き社長」に迫ります!

※以下、2月7日放送の書き起こしです。

64歳で起業した遅咲き社長がつくったのは、営業マンの代行サービスを行う会社!

やってきたのは、埼玉県富士見市にある…
「ライフマスター」という会社。

この会社を作った遅咲き社長は…?

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布袋田社長:はじめまして、この会社を作った布袋田と申します。
スタッフ:おいくつですか?
布袋田社長:74歳です。

「ライフマスター」代表取締役会長の布袋田晋さん。いつ頃、会社を立ち上げられたんでしょうか?

布袋田社長:64歳の時ですか。

64歳でこの会社を作った、布袋田会長がやっているビジネスとは…?

布袋田社長:お客様が家電量販店に来て、商品を買っていただく為の作業をしています。

家電量販店で家電を買ってもらう作業…?ちょっとよくわからないので、実際に布袋田さんの会社の社員さんのお仕事を見せていただくことに。

やってきたのは、横浜の家電量販店。

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村上さん:はじめまして村上でございます。

ライフマスターの村上光則さん。これから、ここでお仕事だという。

村上さん、早速、健康器具を扱っているコーナーで、担当の店員さんとお話をしはじめました。

村上さん:ドクターエアの商品で、年末に入れさせていただいた商品なんですけど…

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どうやら話しているのは、ドクターエアの商品「リカバリーガン」というハンディタイプのマッサージ機について。

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村上さん:ちょっと場所を見ましたら、女性の方からしたら、場所が高いのかなと。もうひとつ下の段にしていただくと…

なんと村上さん、このメーカーの人でもないのに、商品の置き場所を変えるようにお願いし始めました。これは一体、どういうお仕事なのでしょうか!?

布袋田社長:売り場の確保で、お客様に目立つようにするということと、その商品が持っている良さ、違いをどうお客さんに伝えるかというのが我々の仕事です。

そう、ライフマスターがやっているのは、家電メーカーに代わって、商品が売れるよう、売り場の確保から商品の並べ方などを家電量販店に提案する、いわば「メーカーの営業マンの代行」サービス。

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大手の家電メーカーなら、これらの仕事を自社の営業マンがやれるのですが、中小のメーカーや、ベンチャー家電メーカーなどは人手もたらず、そこまで手が回らない。

そこに目をつけた布袋田会長、「人がいないなら代わりにやりますよ」と、この仕事を始めたところ、依頼が殺到しているということらしい。

布袋田社長:去年の売上げが5億円になったと。

しかし、なんでそこまで、この代行が人気なのでしょうか?

実際に、「ライフマスター」さんに営業をお願いしている「リカバリーガン」のドクターエアさんの矢島邦男さんに聞いてみると…

矢島さん:肝いりの商品ですと、お伝えするだけでお客様の目のつくところに、展開していただけるんです。
スタッフ:それだけで売上げが伸びる?
矢島さん:はい。

どうやら、この人たちに頼むと、本当に商品の売上げがアップするとのこと!

その技をみせてもらうと…

村上さん:こちらの商品と以前お願いしたこちらのコードレスタイプ。できれば並べて比較ができるように。

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村上さんは、ハンディタイプの「リカバリーガン」と、大きい「3Dハンディーマッサージャー」をあえて横に並べる。

村上さん:離れておいてあると、これだけ見て、「私にとってはもっと違う商品があったらいいな」と思われる方の目が届かないかもしれないです。やはり、目線が途切れるよりは、比較できた方が選択肢は広がるかなと思います。

似た商品をあえて並べることで、お客様に選択肢が増え、相乗効果でそれぞれの売上げが上がるんだそう。

まさに、商品の「売れる置き場所」を熟知している村上さんに、こんな質問を…

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スタッフ:実際にマッサージ機を置くとしたらどこに置きますか?

座椅子に置くタイプの3Dマッサージシート。村上さんならどこに置くのでしょうか?

すると、3Dマッサージシートを持って、店内を移動…

村上さん:ここに置きます。

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なんと、村上さんが選んだのは、大型家電の配送手続きなどを行う相談窓口。

村上さん:ご契約される方は、お1人じゃなくて、お2人でいらっしゃてるケースが多いと思うんですね。マッサージ機にお付きの方が座っていただくと、売り場の感覚じゃなくて、自由に人目を気にせず体験できると思います。

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大型家電を買うお客さんをターゲットに、気軽に体験してもらうことで、「ついで買い」を狙う。

なるほど!

しかし、商品の置き方、売り方にやたらに詳しい村上さんですが、なんでこんなノウハウを持ってるのか?実は、その経歴にヒミツが…

村上さん:家電量販店に勤めておりまして、店長を経験しておりました。

そう!もともと別の家電量販店さんで働いていたベテランさん。

実は、「ライフマスター」の社員さんはみなさん村上さん以外も、かなりのベテラン揃い。

社員さん:カーナビゲーションを製造している会社。
社員さん:カメラ関係の卸しの仕事。
社員さん:家電量販店で働いておりました。

前職が、家電メーカーや量販店で、スキルを身に付けた精鋭が集まった会社なんです。

布袋田社長:もっと働きたいという人がたくさんいますよね。まだ元気なのに仕事しなくていいというのは寂しいですよね。もっとスキルを生かせる様な仕事がないかということで、決意してやり始めました。

現在は8社のメーカーと契約していますが、今後はもっと増やしていくので、まだまだ儲かりそう。

「ライフマスター」は家電量販店への営業代行でがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:俺らが家電量販店で買い物してる時に、やっぱり目のつくところとか、大きな棚にある新商品だったりすると、これいいのかなって勝手に思ってたりしない?それって、商品の配列で、我々、手に取らされてるってことだよね。これは、やっぱりすごい大事なんですね。
森永さん:かつて日本の家電市場って、全部大手家電が制してたんですね。だけど、ここのところ、ベンチャー系がどんどん出てきてるので、やっばり、そこは営業のノウハウがないから、代行を頼むっていうニーズがあるんですよね 。

元メガバンクの副頭取が69歳で燃えないリチウムイオン電池の会社をつくって年商100億円!


続いてやってきたのは神奈川県川崎市にある…

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「エリーパワー」という会社。

そして、この会社を作った「遅咲き社長」は…?

スタッフ:おはようございます。
吉田会長:おはようございます。よろしくお願いします。
スタッフ:おいくつですか?
吉田会長:83歳になりました。

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「エリーパワー」を起業した現在は会長の吉田博一さん、83歳。

この会社は、いつ始めたんですか?

吉田会長:69歳の時に若者と一緒に起業しました。
スタッフ:こちらの会社は何をしている会社なんですか?

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吉田会長:リチウムイオン電池を作っています。

そう、「エリーパワー」が作っているのは、大型リチウムイオン電池。

リチウムイオン電池というと、スマホのバッテリーなどに使われてるイメージですが、この大きいやつが使われてるのは、主に「家」。

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最近増えている、太陽光やガスで発電した電気を充電しておいて利用する、地球に優しい住宅用の蓄電池として使われているんです。

大手住宅メーカーのダイワハウスのエコ住宅には、全部、「エリーパワー」の電池が使われていて…

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その出荷台数は6万台、会社全体の年商はなんと約100億円というからスゴい!

しかしなんでこんなに売れているのでしょうか?

吉田会長:安全と寿命ですね。

そう、リチウムイオン電池といえば、とてもデリケートな性質のため、発火したり、爆発したりといった事故がニュースになることが。

しかし「エリーパワー」の電池の特徴は、「とにかく事故らない」その安全性がスゴい!ということで、絶対に火災などが起こせない、住宅用の電池として採用されてるんです。

一体、どれくらいスゴいのでしょうか?

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例えばこちら、普通のリチウムイオン電池に、釘を刺す実験を行うと…

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電池のプラス極とマイナス極がショートをして、

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発火してしまうのですが…

フル充電された「エリーパワー」のリチウムイオン電池は…

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釘を刺しても、ピクリともしない!これは、安心だ!
でも、なんでこんなことができるのかというと…

ポイントは、電池のプラス極の「リチウム」を、電池として機能するけど、とっても燃えにくい材料を使い、独自の技術で絶妙にブレンドしているから。この燃えにくい材料が釘を刺して、電極がショートしても発火を起こさない電池にしているんです。

さて、こんなにスゴい電池を作った吉田会長ですが、この会社を作る前は、電池とは、全く違う仕事のエリートサラリーマンでした。

スタッフ:もともと化学系の仕事をされてた?
吉田会長:いやいや、全くの電池については素人で、銀行員で副頭取までやってました。

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なんと、吉田会長の前職は、メガバンク・住友銀行の副頭取。銀行のお仕事を引退した後、66歳のときに当時まだ研究段階だった電気自動車に乗せてもらうことがありました。

吉田会長:電気自動車に乗せてもらった時に、ピンときたんですよね。この時代は来ると。ただリチウムイオン電池はめちゃめちゃ高くて、一台2000万円くらいすると。これじゃ、とても普及することはない。これをどうやって安くするかと。ものすごくこれは、スゴいことになると思いまして。

でも当時、日本国内には、この電池の開発に本気で取り組もう、という会社はほとんどありませんでした。一番のネックは、資金不足。

そこで吉田会長、「だったら、元銀行マンの自分がお金を集めて電池を作ろう!」

吉田会長:どうしたらできるかという構図が描けて、この通りにやればいい。それを持って出資のお願いに行って、9億円が決まりました。

銀行時代に培ったノウハウを生かし、プランを作成。その将来性を見込んだ企業が協力してくれることになり、いきなり初期費用で9億円を集めることに成功!

次に吉田会長がやったのが人集め!
最新の電池作りには当然、技術が必要ということで、国内電池メーカーのトップ技術者に声をかけ、2名の技術者が入社してくれることに!

こうして次々と手を打った吉田会長

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なんと、会社を作った翌年にはリチウムイオン電池の第1号が完成!

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そして2010年には商品化して販売開始!その1年後に大和ハウスの蓄電システムとして採用!と、まさに怒涛の勢いで「エリーパワー」を国内随一の電池メーカーに育て上げたのです。

会長、とんでもない剛腕ですね!?

吉田会長:僕は社員を束ねてるだけですから。
スタッフ:そんなことないですよ。
吉田会長:でも、やっぱり面白いですよ。ビジネスは。

「エリーパワー」はリチウムイオン電池でがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:姿勢が違ったもん。83歳で背筋が伸びてましたもんね。
森永さん:ある意味で、今までの日本企業ってスピードが遅かったんですね。それで、海外にやられちゃってるパターン多かったんですけど、グローバルなスピードを身につけてるんですよね。
加藤さん:まだまだ伸びる可能性があるってことですよね。


御年83のマダムは着物教室で売上げ2億円!ヒミツは着物の帯にあった!


やってきたのは東京都調布市の閑静な住宅街。

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こちらのおうちに遅咲き社長がいるとのことで…

鈴木社長:いらっしゃいませ。鈴木でございます。よろしくお願いします。

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スタッフ:素敵な着物ですね。
鈴木社長:ありがとうございます。
スタッフ:ちなみに今おいくつなんですか?
鈴木社長:83歳になります。

この会社を作った鈴木富佐江さん、御年83。いつごろ会社を始められたんですか?

鈴木社長:67歳ですね、覚悟して株式会社にしました。

なんと、67歳とは、これまたかなりの遅咲き。一体、どんなビジネスをしているのでしょうか?このおうちの中でもやってるとのことで…

鈴木社長:どうぞお上がりくださいませ。

と、家の中へ案内されると…

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鈴木社長:お客様です。
生徒さん:こんにちは。
スタッフ:これは何をされてるんですか?
鈴木社長:誰にでも、着物を着ることができる帯を作っています。
スタッフ:いらっしゃるのは生徒さん?
鈴木社長:生徒さんです。
スタッフ:通ってどれくらいですか?
生徒さん:先月からです。

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そう、鈴木さんが立ち上げたのは「着物教室」の会社、その名も「さくら着物工房」。

その売上げは?

鈴木社長:改めて振り返って、これまで2億円くらい、頂いていたということで、私もビックリしています。
スタッフ:がっちりじゃないですか!
鈴木社長:ありがとうございます。

起業してから、累計売上げ2億円というこの着物教室。

7回コースで7万5600円と、なかなかの受講料ながら、これまでのべ1000人の生徒さんを教えてきた大人気の着物教室なんです。人気のヒミツは、他とは大きく違う、着付けの方法を教えてくれるから!

鈴木社長:私が考案した「造り帯を作って、着付けに2分」っていうキャッチフレーズを頂いています。

着付けの大きなポイントは、「帯のつけ方・巻き方」

いわゆる、昔ながらの帯の着付けだと…

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帯を胴に巻きながら、背中の部分の「お太鼓」と呼ばれる部分を同時に作っていかないといけない。これは時間も10分以上かかるし、かなり難しい!

しかし、「さくら着物工房」の場合は劇的に簡単というので…

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実際に、AD三原がこの帯をつけてみることに。

すると…

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あれ?もう、帯のほうに「お太鼓」部分が出来上がっている!

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なので、お太鼓部分を背中にして腹帯を巻き、あとは紐でしっかりとめれば…

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あらま!着物初心者のAD三原でもわずか4分!

AD三原:めっちゃ楽でした。

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そう、さくら着物工房の帯の着付けは、「お太鼓」を作ってから帯を巻く、というまさに逆転の発想。

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一から結んだ帯と、「さくら着物工房」の帯、見た目もほとんど変わりません。

それにしても鈴木さん、どうしてこのやり方を思い付いたのですか?

鈴木社長:小さい頃から当たり前に、着物を着るような、着物大好きな少女に育ち、大人になっていきました。それが65歳の時に脳梗塞になって、腕が回らなくなって普通に着物が着られなくなりました。

それでもなんとか着物が着たい、と考えた鈴木さん。

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実は当時から、帯を切って「お太鼓」だけを別に作り、最後にひっつける、いわゆる「付け帯」というやり方はあったのですが、鈴木さんにはあるこだわりが…

鈴木社長:祖母の代から家宝として大事にしているものをハサミ入れるなんて、思ってもいなかったから、抵抗がありました。

なんとか、帯を切らずに簡単に帯をつけることはできないかと、いろいろ考えていたあるとき、思いがけないヒラメキが。

鈴木社長:折り紙の「だまし船」という、先端を持っていたら方向が違ってしまった、折りたたみながら曲げるということを思いついたということが一番のヒントになりました。

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折り紙の…

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「だましぶね」の様に、帯を折りたたんでいく、とは?

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まずは「お太鼓」の部分。綺麗に絵柄を合わせて折りたたんでいく。

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そしてこの帯を、このようにクイッと90度に折り曲げた。これが胴に巻く腹帯の部分になるんですね。しかし、ほんとに折り紙のように器用に折っていますね…

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あとは細かい調整をしながら縫い合わせていけば出来上がり。しかも、本当に切らずに出来上がりました!

この方法を思い付いた鈴木さんは、この方法をもっと広めたいと、会社にすることを決意。

鈴木社長:後継者を作りたいと思ったんですね。私が1年目で死んでも、2年目で死んでも、その人たちが帯を広めてみなさん着物着てくださるだろうっていう思いでした。

今では全国16ヵ所の教室で、のべ200人の講師さんが「さくら着物工房の帯」の着付けを教えています。その受講料の10%がさくら着物工房に入ってくるんだそうです。

これから先は、若い人にも、ハンディキャップを持った人にももっともっと、着物を広めていきたいそう!

「さくら着物工房」は造り帯でがっちり!

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