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异常的世界への扉⑰~カップル喫茶潜入編~

カップル喫茶を色々調べる中で、店の中で、ドンドンとカップル同士が絡んでいく目的の所と、とりあえず見せ合いをメインに交流をする所の2通りが有ることが分かってきた。
とりあえず、私たち(私はどちらの世界にも興味が湧いていたが…)は、初心者の見せ合いコースから探すことにした。

それぞれの店の評判に「初心者向け」との書き込みがあるその店は、個室的なブースがあり、薄壁(透けているカーテン部分がメイン)を隔てて隣同士でしている気配を感じ合って興奮したり、大勢が入れるオープンな部屋に移って、なんの隔てもない場所でお互いの様子を見られながら、本番行為も行えるスペースもある店だった。

もし、カップル同士が絡む場合は、女性から声をかけるルールとなっており、大部屋の様子も女性が覗くのは大丈夫だが、男性の声かけや覗きは制限されている安全そうな空間だった。

『ここなら大丈夫そうかな…でも、大部屋には行かないよ…』
そんなことを彼女と話しながら、実際にカップル喫茶に入っているのを想像して、私たちはそこでシチュエーション本番を始めていた。

『こんな風にしている時に、隣から見らるんよ…』
『イヤ…そんなの…恥ずかしい…』
『こんな風に隣に見せちゃおうか…?』
と彼女の両手を後ろ手にして、裸を隠せない状態にし、下から突き上げると、妄想による興奮と、声を出せないもどかしさで体を震わせていた。
『 綺麗だよ…ブログみたいに…君の体をみんながリアルに眺めて、その場で君の身体を見て興奮しているのが生でがわかるんだよ…☆』
彼女は
『そんなの…無理…』
と言いながらも、まんざらでもない表情ですぐに興奮で絶頂を迎えていた。

元々、普段の服装でも肌の露出度が多く、職場で注意されてもミニスカートを絶対にやめない彼女には、元々見られたい願望は強いのは解っていた。

そして、そのカップル喫茶へ行く機会はまもなく訪れるのだった。

職場の慰安旅行が企画されたのだ。

旅行の行き場所の希望に、私たち二人はさりげなくこのカップル喫茶のある方面を書き込んだ。
すると、なんと泊まり場所がこのカップル喫茶のある場所になったのだ!

後は、いかに二人で夜にバックレるかだ。

彼女はさりげなく旅行の幹事に、『知り合い(元カレと伝えていたらしい)に逢うので、二次会はキャンセルする』と言っていた。
私は、『方向音痴の彼女を案内してあげて、そのままホテルに帰る』ということで、一次会の食事の後の二次会を半ば強引にバックれ、彼女と検索して事前に予約を入れておいたカップル喫茶にドキドキしながら向かった。

そこは、繁華街の中のさほど奥まっていない場所にさりげなく見つかって驚いた。

玄関でベルを鳴らし、応答した店員に予約名を伝えると、ドアが開いた。

受付で私の身分証明を提示し、利用の仕方のレクチャーを受けた。
先にシャワーを浴び、ランジェリー姿になると、服を籠に入れて持ち、交流スペース部屋に入った。

真ん中の通路スペースを挟んで、左右に3ヶ所と2ヶ所の計5箇所に分けられた個室ブースが有った。
既に2組程がそれぞれのブースでカップルで絡み、少し見せ合いのような感じで盛り上がりかけていたようだったが、私たちの入室で一旦それを止めて、様子を伺う雰囲気になった。

お邪魔をしないように端のブースに入り、静かにしていたが、初めての雰囲気に緊張している私たちの様子が伝わったのか、周りもしばらく動きを止めていた。
間も無く店員さんが、入店時に予約した飲み物を持ってきてくれた。
それを飲みながら息を潜めていると、再びカップルさんたちがそれぞれ絡み始めたようだった。

個室と言いつつ、隣の様子は、仕切られた壁の隙間からかいま見える感じであったし、向かいのブースの様子も、入り口に腰丈くらいまで下げられたレースのカーテンしか仕切りがなく、特に下からはほとんど丸見えだったが、ちょうど目線は隠れて見えないような作りになっていた。

とりあえず、私たちもせっかくなのでキスを始めて、周りの雰囲気に合わせてみた。
『凄いね…見えちゃうよ…』
なんて、声を潜めて会話すると、周りも安心したのか少しずつ喘ぎ声や、下着の擦れるような音が聞こえ始めた。
おそらく、8畳にも満たない仕切られた部屋の中で、カップルが3組遠慮無くキスや愛撫をし、それをしているのをお互いが黙認している空間…
ネットカフェで、こっそりとそんなことをしてきた私たちにとって、周りでも同じことをしているのは安心感を感じていた。
なるほど、これがカップル喫茶の雰囲気なんだ!

しばらく二人で絡んで落ち着いてくると、少し、他のカップルさんとはお互いの部屋が遠かったため、刺激が欲しくなってきた。
彼女にまずそれぞれのカップルさんのブースの隣が空いているか様子を伺ってもらい、真ん中の部屋に移動することにした。
そこは隣とほぼ正面にカップルさんがいて、それぞれが絡んでいる様子が間近に感じられた。
いよいよ、私たちのカップル喫茶でのプレイが始まった。

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