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太陽バンザイ(富士山)
その暖かさ、そして偉大さを最も感じたのはこの時かもしれない。富士登山2日目の朝5時。8.5号目の山小屋から見た日の出は立体的な雲に上下を挟まれた隙間からでも、十分過ぎる存在感と光を放っていた。
3,000m近い標高で夏でも震えるほど寒く、遮るものがなく強風が吹く状況で、太陽は僕らのライフゲージを一気に回復させた。
しかも前日は登山道が川のようになるほどの大雨、さらに雷が鳴り響くなかでの登山だった。バックパックの中に入れていた着替えまでもが水浸しになった。そんな背景も相まって、この時の気分はまさにタイトルの通りである。
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