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【体験談】コーチングとは自分との対話だった

今日、人生初のコーチングを受けてきました。わざわざ人にお金を払って話を聞いてもらう、アレです。

先日、Twitterでこのツイートを見かけてからというもの、ずっと頭の片隅にあった「コーチング」。

https://twitter.com/xxkenai/status/1092407306359169024

得体が知れなさすぎる。一体、そんな高いお金を払って何が得られるんだ、と、半ば半信半疑、でも人生で1回くらいは、やってみたいな〜みたいな気持ちはあって。

というのも、前にAmazonの電子書籍で「ザ・コーチ」をたまたま読んでからというもの、この1年ぼんやりと「目的..目標..マイルストーン...」みたいなことは考えていたので、これも機会!と自分を奮い立たせ、受けてみることにしました。

と、思い出したら、旧知の友人にコーチングを生業にしている方がいた!とのことで、その方に「体験」として1回お願いしてみることに。

金額書くの迷ったんですが、一応参考までに。

90分で15000円です。難しいですよね、高額かどうかの基準になるものがないんですもの。しかもコーチごとにその料金設定は様々で、5000円〜、高い方は2時間で4万近くする方もいるそうです。

まあ、飲み会3回分と考えたら、ちょっと我慢すれば行けるか、、なんて考えてました。元々知り合いだし、もし大したことなくても高い居酒屋行ったと思えば諦めがつくしな...と。

誕生日も近かったので、自分へのプレゼントとして。仕事終わりの90分、お願いすることにしました。

コーチングの場所として指定されたのは、ホテルのラウンジ

一杯1200円もするコーヒーがある、渋谷の一等地のラウンジです。
コーチングをする時、プライベートな話をすることもあるため、ラウンジの様な、集中できる場所を選ぶのだそうです。(場合によっては会議室をおさえることもあるとか)

だいぶ緊張しながら着いた私に、友人は「久しぶり!」と気さくに声をかけてくれました。軽く談笑、コーヒーを頼み、まずは一息。

彼とは旧知の中、といっても昔フットサルを何回か一緒にやったことがあるくらい。旦那とも共通の友人です。気さくな感じで話し上手な感じは昔からあったので、なるほどコーチっぽいなぁ、なんて感じました。

事前に「なんとなくテーマあれば決めておいてね」と言われたにも関わらず、全くのノープランで挑んできた私に対して、「じゃあまずは」と、コーチングのベースについて伝えてくれました。

彼の流派として、基本的なベースは「嫌われる勇気」で有名な、アドラー心理学をベースにしています。そしてそこから三段階
「課題解決」「目標設定」「目的の明確化」を一緒に考えることが出来るそうです。(ジェスチャーを踏まえながら教えてくれました)

コーチングを受ける方は、何かしら現状「問題、解決したい課題」がある場合が多いらしく、様々な視点からみるお手伝いをするそうな。

その点で言えば私の場合、「解決する課題は現状思いつかず、まずはお試し」みたいな感じできている上に、テーマも特にない、というところからのスタートたったので、まずは「このいい感じがずっと続くといいな〜〜」という、アホみたいな考え方に基づいて、これから自分がどうなっていきたいか、つまりは「目的」の具体化を一緒にして行こう、という話になりました。

ここまで5分くらい。「なるほど、普通に飲みに行ったりご飯食べにいくのとは違うな、むしろ面談だこれ...!」と気づいた私がいました。

私は20年後、どうありたいのか。

ちなみに、コーチングには明確な資格はなく、ある日突然「私はコーチです」と言った瞬間から、コーチングは出来るそうです。

もちろん、スクールは沢山あって、その方もスクールで所謂「流派」を学び、導ける形を身につけ、その人をコーチングしていくのだそうです。

アドラー心理学をベースにしたコーチングでは
「主体論」「目的論」「全体論」「対人関係論」「共同体論」「認知論」があるよ、と教えてくれました。
(気になる方はこちらをどうぞ)

私の場合「このままいい感じの状態が続くといいな〜」のテーマから考えられる事は

・今ってどんな感じ?
・続くといいなっていつにどんな感じであればOK?現状維持?さらに上?

というお題があるね、という部分から紐解いてもらいました。
今の何がいいのか、については口頭で伝えた後、続いて

「例えば、20年後、私の娘(3歳)が社会人になる歳、私はどうなっているのが理想かな、まず絵を書いてみてくれる?」

と、1枚の紙を渡されました。自由に、ということなので、本当に自由に描いてみました(それがこれ)

(まぁひどい・・・w)

コーチングでは、会話をベースに、書き出したり絵を描いたりと表現の仕方は様々らしいのですが、私の場合デザイナーということもあり(笑)絵を描きながらのコーチングになりました。

将来は絵にあるように、どこかの田舎で釣りしたり犬飼ったりして悠々自適に過ごしたいな〜、なんてことを話したのですが。

そこから、その状態を言葉として書き出し、優先順位を出し、一番自分が大事にしているものを見つけて行きました。

それに基づいて、将来の理想像と、今自分が一番大事にしている価値観を合わせて行く流れです。

詳しくはちょっと恥ずかしいのでオブラートに包みますが・・・

なんというか、終わってみて、だいぶ変わりました。これはすごい。
個人の課題なので伝えにくいんですが、私という人間が、表面でないもっと奥深くで、実は感じていたこと、見ないようにしていたことを自分で詳らかにしていく気持ち良さがあり、それは得難い経験でした。

認知のズレを見つけ出して行く

例えば、
「海って綺麗だよね」と思っているとして、よくよく深くまで潜ってみると「あれ、海底では流れも早いし様々な種類の魚がいて、つねに流れてる」のを発見するような。

自分で思い込んでいたこと自体が、実は周りの影響によってズレた認知となり、自分を縛っているようなこと、それって自分では見つけにくいのです。

「誰かに喜んでもらいたい」というマインドが、最終的に「お金に対する認知のズレと親との関係性」に落ち着いた時、結構衝撃的でした。

一つずつ自分の思考を紐解いていく感覚はとても有意義で、今日から行動として現れてきたため即効性はヤバイです。

強力な後ろ盾を得た気分。今回はお試しということでそこで終了でしたが、長期的にコーチングをして行くと、ここからさらに行動の目標、マイルストーンを立てて実践して行くという流れになるそうです。

33歳になるこのタイミングで、受けてよかったなぁ。という感想でした。

おススメです。コーチング。

株式会社Beeworks→Fringe81(広告代理店)に在籍中。女性ファッション誌やDM、webデザインをやっています。小さい頃の口癖は「私強い子だから泣かないもん」