見出し画像

受け入れ合い、訓戒し合う〜ローマ人への手紙15章〜ゆっくり通読しよう


1.力ある人が力のない人の弱さを担う

*キリストはご自分を喜ばせないで、嘲る者たちの嘲りに耐えられました。
*キリストは私たちを受け入れてくださいました。
*キリストは神の御姿を捨てて、ユダヤ人として生まれ、人々の救いため労苦されました。

イエス様は、反抗する人々を滅ぼして力を誇示こともできたけど、そうはなさらず、欠けだらけの私たち人間を受け入れ、人々の益のため、忍耐と励ましを持って、救いの道を教えられました。
それは、真理を伝え、聖書の約束を確証し、すべての人に希望を与えるためでした。

かつてパウロは、キリスト者を激しく迫害していましたが、ダマスコへの道で主に触れられ、回心しました。主が受け入れてくださったように互いに受け入れ合うべきことは、パウロ自身の感謝の応答でもあったのだろうと思います。

2.互いに訓戒し合う

お互い受け入れ合い心を合わせて主を礼拝することは、福音宣教という大きな目的のために大切なことである一方、
内面の成長については、『善意にあふれ、あらゆる知識に満たされ訓戒し合う』ことにも触れられています。そのためにパウロはたくさんの書簡を書きました。

福音を伝えることにも、伝えられた後人々が正しく歩むためにも、パウロは全力で心を配っていたのだと思いました。

3.パウロの福音宣教への思い

使徒の働きの最後はパウロが取り調べを受けるためにローマにたどり着く場面でした。
手紙では、ローマに行きたいとずっと願っていたけど、福音を知らない地方への宣教を優先し、ローマへ行くことはその時まで叶わなかったようです。

エルサレムからイルリコ(ギリシャの北西に位置するらしい)まで巡ったと書いていますが、三度にわたる伝道旅行の移動の距離に驚かされます。
聖書の巻末のパウロ伝道旅行の地図を見ると、宣教の思いのあったイスパニアにはいけなかったようです。でも、パウロの思いが繋がれて、ニ世紀にはイスパニアの地中海側にもキリスト教が拡がっています。

パウロは宣教未開の地イスパニアへ行く前に祈って欲しいとローマの人々に祈りの支えをお願いしています。
パウロはガンガン進んでいく強いリーダーのイメージがありますが、パウロも祈られることを必要し、祈りによって力づけられていました。私には地の果てまで宣教に行くことはできませんが、ミッションを与えられた伝道者のために祈ることも大切なはたらきなんだと思わされました。

そして、人の目には神様のみこころのようにみえて信仰に根ざした願いであっても、神様はストップをかけられ違う道を通らせることがあるんだと思いました。

------------------------------------------------------------------------------------

参考---ローマ人への手紙15章(新改訳2017)---


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?