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CLAYMORE

今回はクレイモアという八木教広による日本のファンタジー漫画・アニメを紹介します。

全27巻あるジャンプコミックスで八木の2作目の連載作品。『月刊少年ジャンプ』(以下『MJ』)2001年7月号~2007年7月号連載され、同誌の休刊後『ジャンプスクエア』(以下『SQ』)へと連載雑誌を移籍し、2007年12月号(創刊号)~2014年11月号連載された。2014年9月時点で累計発行部数は800万部を突破した。

2007年には日本テレビでテレビアニメが放送された。

舞台背景
概要
あらすじ

目次

舞台背景

作品の主な舞台となる大陸に蔓延る人外の魔物「妖魔」は、人よりも強靭な肉体と、自らが捕食した人間に擬態する能力を持っている。普通の人々は人間に化けた妖魔を見分けることができず、また多くの人は正体を明かした妖魔を討ち取る力も持たないため、妖魔に住み着かれたことが判明した町村はクレイモアに妖魔の討伐を依頼している。このように、本作のファンタジー要素は妖魔に関連するものが大半を占めており、ファンタジーの常道である魔術や霊的な存在は登場しない。また、火器などの兵器も登場せず、人間の兵士などは剣、槍、甲冑などで武装している。

クレイモアは正式名称のない怪しげな「組織」の開発した手術により自らの体に妖魔の血肉を埋め込まれた元人間。これによって妖魔の擬態を看破する力と人間を超える身体能力を獲得しており、「組織」の構成員の指示に従って妖魔を討伐する。人間の側に立って妖魔を狩り、人間と同じ情動を持つ存在であるが、多くの人はクレイモアを妖魔に近しい存在として恐怖・嫌悪している。また、妖魔の血肉を取り込んだ代償として、いずれ身も心も「覚醒者」と呼ばれる妖魔以上の魔物に変化してしまう。

概要

半妖を題材としダーク・ファンタジー。人間を捕食する魔物「妖魔」と、妖魔を倒すために生み出された半人半妖の女戦士「クレイモア」の存在する中世ヨーロッパ的な世界を舞台に、道程を共にする少年との絆や宿敵の打倒のために生きる主人公クレアを中心に、半人半妖の身であるが故の過酷な宿命を背負いながらも己の信念や目的のために戦い続ける女戦士達の姿を描いている。

なお、「クレイモア」とはスコットランドで用いられた大剣の名称で、半人半妖の女戦士達は一様に大剣=クレイモアを武器として用いるため、作中の世界でクレイモアと呼ばれている。

あらすじ

物語は少年ラキの家族を殺した妖魔をクレアが斬殺するエピソードから始まる。クレアは妖魔に深く係わった者として村を追放されたラキと道程を共にするようになり、任務をこなす日々の中で2人の間に絆が芽生えていく様子が描かれる。次にクレアの過去のエピソードが描かれ、クレアの目的が少女時代の恩人であるクレイモア・テレサを殺した覚醒者プリシラの打倒である事が明らかになる。こうして、序盤は主にクレアとテレサに焦点をあて、ストーリーの骨子となるクレアの生きる目的や、作中の世界の背景などが明かされていく。

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