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緩和ケアの現場は人生の学校
「治療ができなくなった最後の手段」
「あとは死を待つだけ」
少しずつ認知されてきた緩和ケアですが、今でもこのように言われることがあります。
医療者の中にも、緩和ケアに対してネガティブなイメージを持つ人もまだまだいらっしゃいます。
僕の経験上では、緩和ケアをネガティブに考える人のほとんどは、緩和ケアそのものをあまり知らずに誤解されているようです。
僕は緩和ケア認定看護師として、多くの方の最期の瞬間に関わってきました。
もちろんつらく悲しいことはありますが、緩和ケアでの経験は僕たちに多くのことを教えてくれます。
人は最期の瞬間を迎える時に、どんな思いに至るのか。
歩んできた人生の道が、どのように今の気持ちにつながるのか。
人生で本当に大切なものは何だったのか。
この教えは、いつの日か必ず最期を迎える僕たちへの人生の授業だと感じています。
緩和ケアには、そんな授業の現場が無数にあります。
緩和ケアはまさに人生の学校といえるかもしれません。
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