【#5・本】 時間に追われるのを防ぐ
おはようございます。
今回はこの本を読んで感じたこと、学んだことを書いていきたいと思います。
僕は日々時間をうまく使えるように考えています。
時間をうまく使うためや改善するための勉強として本を読んでいます。
前にも時間に関する本を紹介しています。
この『超時間術』を読んでみて、自分たちが「時間不足」だと感じているのは、実際に時間がないのではなく、そのように感じてしまういくつかの原因があることがわかりました。
この本から個人的に学んだこと、参考にしていきたいことをピックアップして書いていきたいと思います。
「時間不足」の感覚は焦りと不安から
運動をしたいけど仕事がある、貯金をしたいけど欲しいものがある、ダイエットしたいけどもっと食べたい、勉強しないといけないが眠りたい・・・・。
私たちの暮らしでは、いくつもの目標や欲望がぶつかりあってしまうケースがよくあります。
このような問題を、専門的には「ゴールコンフリクト」と呼びます。
ぶつかりあった目標を無意識のうちにどちらも追いかけてしまうせいで、私たちのなかに焦りと不安の感覚が生まれてしまうからです。
ヴァージングループ総師のリチャード・ブランソンは「焦っているから時間がないように感じる」と言っていますが、これは科学的にも正しいのです。
日々自分がしたいことはたくさんあると思いますが、そのすべてに目をむけていると結果的に1つもしたいことができなくなり、それに対して焦りと不安が溜まっていきます。
このような問題(ゴールコンフリクト)を解消し、自分の時間を取り戻すことが大事です。
コンフリクトを解決するためには、「ゴールコンフリクト」の種類を理解するのが大事だと書かれています。
ここでは3つ紹介されていますが、その中で1つをピックアップします。
「無知コンフリクト」
知識が足りないせいで起きます。
よくあるのは、「運動をしたいけど仕事がある」というパターンです。一見、この2つは両立しないように思えますが、多くの実験では、10分でも軽くでもエクササイズをしたほうが集中力が上がって仕事の効率が良くなり、結果的に時間の短縮につながることがわかっています。
正しい知識がないと、本来は何の問題もないところに、コンフリクトが見えてしまうわけです。
自分のしたいことに対して、どれだけ時間が必要なのかを把握するだけで、その日にしたいことが増えるかもしれません。
おそらく時間がどれだけ必要なのかを把握してないがゆえに、達成できていないやたいことが積もっていき、それに対して不安と焦りが出てきてしまうと思います。
これを毎日続けていると、毎日時間が足りないと感じながら、したいこともできないという日々を送り続けてしまうかもしれません。
知識が足りないことが焦りや不安にもつながっていることがわかりました。
時間汚染を防げ!
SNSを見ながら勉強をする、音楽を聞きながら仕事をする、スマホを見ながら食事をする・・・。
複数の作業を同時に行う「マルチタスク」は、あなたの時間感覚をゆがめてしまう大きな原因だからです。
他のことをしながら作業をした場合、脳の回転や集中力など、全ての面で生産性は40%下がり、ひとつの作業を終えるのにかかる時間と作業ミスが起きる確率が50%増えてしまいます。「ながら作業」は効率アップの大敵なのです。
(マルチタスクをすると)あなたの脳はまるで時間が細切れになったかのように思いこみ、つねに時間に追われているかのように感じてしまうわけです。
多くの研究者は、この状態を「時間汚染」と呼んでいます。
よく音楽を聞きながら作業をする人は多いかもしれません。僕も今まではよくしていました。
人によっては、作業用の音楽を決めていたり、やる気を出すための好みの音楽もあるかもしれません。
しかし、それらのマルチタスクが逆効果だとは思ってもいませんでした。
作業を気分良く進めるためだと思っていたものが、逆にその作業の効率を落としていたとは....。
マルチタスクが積み重なっていくことによって、時間に追われてしまう生活になり、それが「時間不足」につながっていたんですね。
ここでいくつか「時間汚染」を解決する方法が書いてありましたので、その中で1つ書いていきたいと思います。
⚪︎タスクシフト
まず脳のパニックを抑えるのに効果的なのが「タスクシフト」。あらかじめ複数のタスクを切り替えるタイミングを決めておくテクニックです。
前もって決めた間隔で、定期的に2つの作業を切り替える(例:ひとつの作業を10分やったら2つ目の作業に移る)
あらかじめ作業を切り替える間隔を決めておいたほうが仕事のパフォーマンスが上がり、はるかに良いアイデアを生み出すことができたのです。
この現象は、気まぐれに作業を切り替えるよりも、「次の時間が決まっている」おかげで脳が安心するせいで起きます。その結果、作業を切り替えても時間が細切れになった感覚が起きず、安心して作業に打ち込めるのです
僕もこの考え方を生活に取り入れています。
実際にこのnoteを書くを1時間、読書を1時間。これらを決めて毎日しています。
終わりの時間が決まっていると、その時間の間はしっかり集中してやり切れている感覚はあります。
もしかしたら、終わりの時間が定まっていないと、この作業はいつ終わるのか?という不安が出てきてしまい、それが集中力や作業効率の低下に影響しているのではないかなと思いました。
時間を決めた作業は、その作業の終わりの時間になったらしっかり止めることも大事らしいです。いったん決めた間隔を必ず守るのがコツとも書いてありました。
スモールゴール
正しく時間を使うには、正しいゴール設定が欠かせません。なんの明確な目標を持たずにがんばっても、どこへ向かっていいのかわからず、ムダに時間がすぎてしまいます。
ひとつ、おもしろい研究をご紹介します。南カリフォルニア大学が、1000人以上の被験者を対象に「未来の貯金」について考えるように指示を出した実験です。
研究チームは、被験者を2つのグループに分けました。
1. 老後の費用を30年かけて貯めると想像する
2. 老後の費用を10950日かけて貯めると想像する
このイメージトレーニングをしばらく行った後、みんなの貯金額を調べたところ、予想以上の変化が起きていました。1日単位で想像したグループは、1年単位で考えたグループよりも4倍も貯金額が増えていたのです。
これが「スモールゴール」のパワーです。
いきなり「30年後のイメージをしろ」と言われてもピンときませんが、1日単位で考えると急に現実味が出るため、自分のなかに余裕のある時間感覚が育ちます。そのおかげで不安とストレスが消え、結果としてモチベーションもアップするわけです。
やはり時間設定や目標が抽象的すぎると、作業に対しての集中力が落ちてしまい、ただただ時間を過ごしてしまうだけになってしまうと思います。
僕は毎日1時間読書をし、読み終えたら、しっかり定着させたり行動に移すための記録としてこのnoteに学んだ部分を書いています。
また、この書いたnoteを毎週友達のLINEグループに投稿するという決まりを設けています。
このLINEグループへの投稿が読書のスモールゴールとなっています。
僕が読書をしている1つの理由としては、常にいろいろな情報をインプットし続けて、エンジニアとしてのサービス作りに活かすこと、日常生活での質を上げて人として成長することが目標にあります。
これらの将来的に大きな目標を達成させるために、日々できることにスモールゴールを設けてがんばっている最中です。
スモールゴールでの達成感が日々の継続へのモチベーションアップに繋げられるのかなと思います。
どんなに小さなことでも達成して自信を持てるようになることで、モチベーションが上がり、不安やストレスを減らしていけるのではないかと思います。
はじめにも書きましたが、不安などのマイナスな感情が積み重なっていくことで時間に余裕が持てずに「時間不足」の感覚につながってしまいます。
どんなに小さな目標でも、毎日着実にこなすことで日常生活の時間感覚に少しずつ余裕が生まれ、充実した生活を過ごすことができるかもしれません。
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