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IVLP【プログラムに選抜されるまで】

米国国務省が開催し、毎年約200の違うテーマでのプログラムを提供するIVLP(International Visitors Leadership Program)に招待いただき3週間のアメリカ滞在をすることになった私。

IVLPについて検索しても、日本の政治家やジャーナリストが過去に招待されていることしかわからず、私のような一般市民がどう招待され、どんなプログラムを経験するかの情報が全くありません、、、!

この3週間については、いつか誰かのそして自分の為になると信じ、しっかりと自分なりに吸収と発信をしていこうと思います!

△▼IVLPとは▼△
1940年に発足したIVLPは、米国への短期訪問を通じて現および新興の外国指導者と米国の指導者を結びつけることにより、米国の世界各国との関わりを強化し、永続的な関係を育むことを支援している。IVLP 交流の大部分には、3 週間にわたる米国の 4 つのコミュニティへの訪問が含まれていますが、プロジェクトはテーマ、大使館の要請、その他の要因によって異なります。参加者は専門のカウンターパートと会い、プロジェクトのテーマに関連する米国の官民セクターの組織を訪問し、文化的および社会的活動に参加します。
IVLPに自ら申請する方法はありません。参加者は毎年、世界中の米国大使館の職員によって推薦および選出されます。
https://eca.state.gov/ivlp/about-ivlp
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どうやってIVLPに招待されたのか

まずはどこにも記載されていない招待の背景から。
米国国務省のHPにあるようにこのプログラムに招待されるには「米国大使館の職員による推薦」が必要となっている。
私を推薦してくれたのは在大阪・神戸米国総領事館の元広報大使(任期が4年で現在彼女は上海にいる)で、1年以上前、2022年夏頃のことである。もともとLED関西をきっかけにつながりがあり、私が起業して何を事業としているかの話は何度もしたことがあった。そんな中、

「IVLPというプログラムがあって、あなたを推薦したい」

という連絡をもらった。このプログラムが何を目的として、どんな人が招待を受けているのかは後々知ることになるが、もらったチャンスはすべて挑戦することが自分のモットーであるため一つ返事で

「お願いします」

と。そこから米国渡航歴や自分のCV、英語力や現在している活動・仕事とその割合などなど、日英両方で答え、結果を待つこと数ヶ月。同年12月末に【採択】の連絡をいただいた。なぜ【採択】というのか、というと、このプログラム、自分では応募することができないが、各国の米国大使館を通じてたくさんの応募フォームがワシントンDCにある米国国務省の担当部署に渡り、審査されるからである。

毎年約200のプログラムが行われていて、その時の米国政府が注力するテーマが重点的に扱われる事が多い。ちなみに私が招待されたプログラムは

Women and Entrepreneurship: Small Business (中小企業女性の起業家精神)

というものである。プログラムには
・Multi-regional、Multi-country
・Single-regional、Multi-country
・Single-country
の3種類があり、それぞれによって必要とされる英語力が異なり、場合によっては通訳が同行することもあるようだ。今回の私のプログラムは【Multi-regional、Multi-country】すなわち通訳も同行しない、世界各国から集められたメンバーだけが揃うプログラムというわけだ。

各国から集まった精鋭の女性起業家たち

そんなわけで24カ国から24名のいろんな分野で活躍する女性起業家たちが集まった今回のプログラム。出国の1週間前には日本の米国大使館担当者から出発前オリエンテーションを受けて、各国からの参加者リストとプログラムのスケジュール(最初の都市ワシントンDCのみ)をもらった。
ここから先のコミュニケーションはWhatappを使ってプログラム参加者と、リエゾン(liaison)と呼ばれる3週間のプログラムに帯同し、お世話をしてくれる人とグループメッセージでやり取りすることとなる。
(リエゾンという言葉に馴染みがなさすぎて、大使館担当者から説明があったとき、1人の人の名前だと思ってたww)

名簿にあったのは名前と国名。メンバーの国はこちらの通りで、正直ぱっと聞いただけではどこのエリアかさえも思いつかない国もある。

アルジェリア、アゼルバイジャン、ブラジル、カンボジア、カナダ、チェコ、エジプト、ハイチ、インド、イラク、日本、ニカラグア、パキスタン、サウジアラビア、南アフリカ、スペイン、タイ、東ティモール、チュニジア、ウズベキスタン、ベトナム

各国からの参加者が集まる日

11月13日(月)からプログラムが開始されるということで移動日は11月11日。(時差も鑑みて2日前に移動、1日休息日を設けるスケジュールの緩やかさ)中南米の人たちは時差のない国もあったり、移動も5−6時間で済む人も。みんないろんなところで乗り換えしながら、ワシントンDCにある滞在先ホテルに集合。(航空券はすべて各国の米国大使館手配!)
私は大阪→東京→ワシントンDCという航空券を手配してもらっていた。

移動については次の記事でまた!

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