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「結人に関するインタビュー動画を通して」

今回,群馬の地酒PR動画を制作するにあたり,「桂川」「結人」などの日本酒の製造販売を行っている栁澤酒造の代表 栁澤清嗣さんに話を聞いた.

日本酒といえば,「苦い」「辛い」「飲みづらい」といった印象を抱いている方も少なくないだろう.筆者もその一人である.しかし,栁澤酒造で作られている結人というお酒を実際に飲んでみたところ,予想よりも甘く大変飲みやすいお酒という印象を受けた.
そこで,代表である栁澤清嗣さんにこんな質問をしてみた.

 インタビュアー:小川(以下 小川)「結人というお酒がどうして作られたか,その誕生のエピソードを教えていただけますか.」

 インタビュイー:栁澤さん(以下 栁澤)「特に日本酒が飲みづらいと思っているお客様に対し,今の食生活や生活環境に合うような新しい日本酒作成を立ち上げようと思って2004年に販売を開始いたしました.」

 小川「日本酒がニガテと感じている若い世代は多いと思います.結人もそういった若い世代に対して作られたお酒なのでしょうか.」

 栁澤「そうですね.年代に関しては特には設けてはいませんが,初めて日本酒を飲む方達に対し,飲みやすい酒質は何なのかを考えながら結人を作りました.」

次に,栁澤酒造に関する質問をしてみた.

 小川「栁澤酒造さんとしての売り上げ・出荷量はどのくらいのものでしょうか.」

 栁澤「酒造全体としての売り上げはだいたい400石(一石は一升瓶100本,400石は日本酒一升瓶約4万本)くらいです.そのうち結人がおおよそ1/3程度ですね.」

 小川「なるほど.最近では日本酒の海外展開も多くなってきていますが,柳澤酒造としての海外展開は考えていますか.」

 栁澤「確かに多いですよね.しかしうちは海外展開というものは考えておりません.」

 小川「というのは?」

 栁澤「やはり,日本酒というお酒を国内の方たちに飲んでいただきたいという想いが強いのがあります.日本酒業界自体売上高が減少しているのが現状ですが,日本酒を飲んだことのない人達のニーズもあると思っているので,基本的には海外展開は考えていません.国内で飲んでいただける程度の出荷量しか販売していないのも理由の一つですね.」

インタビューを続けていく中で,栁澤さんの日本酒を飲んだことのない人たちや,日本酒が苦手だと感じている人への想いが強く感じられた.そこでこんな質問もしてみた.

 小川「日本酒の飲み方はやはりストレートの飲み方が一般的だと思うのですが」

 栁澤「そうですね,やはり日本酒を開けてそのまま飲んだ時においしくなるように蔵として作っていますので,ストレートで飲んでいただきたいというのもありますが,その後は氷や水割りで飲んでいただいても全く構いませんし,最近は炭酸で割っている人も多いですね.」

 小川「日本酒の炭酸割は意外でした.色々な飲み方があるのですね」

栁澤さんにさまざまな質問をしてきたが,最後にこんな質問をしてみた

 小川「そういえば,柳澤酒造の蔵元で桂川の販売はしているのに,結人の販売がされていないのは何か理由があるのですか.」

 栁澤「結人というお酒は,どういうお酒が日本酒を飲めない人でも飲めるのかを小売店様と模索しながら作ったお酒なんです.そういったこともあり,結人の販売はお世話になった小売店様からの販売のみとしているんです.」

 小川「そうなんですね.日本酒のイメージが大分変わりました.今日はありがとうございました.」

日本酒は種類も多く,まだ飲むのに抵抗がある人も多いだろう.

まだ日本酒を飲んだことない人,日本酒が苦手な人,もちろん日本酒が好きな人,
今日の晩酌に結人はいかがだろうか?

インタビューを受けてくれたのは・・・・・

栁澤清嗣さん
明治10年創業の柳澤酒造の代表取締役社長,5代目.
「桂川」「結人」といった日本酒の製造を手がける.

柳澤酒造 公式HP
https://www.katsuragawa-musubito.com/
柳澤酒造 結人紹介ページ
https://www.katsuragawa-musubito.com/goods_evolution/


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