スクリーンショット_2020-02-22_0

失敗したから語れる、オンラインで気を付ける3つのこと

昨日のお題は「7Cモデル」。
コンテンツを起点に、コミュニティが形成され、コマースに発展していくプロセスを、事例と共にご紹介しました。

今日は昨今の状況を踏まえた、TIPSです。
オンラインでのコミュニケーションを取るときに気を付ける3つのことです。
特に自分が登壇したり、オンラインでミーティングする時などのお役に立てると嬉しいです。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため

厚生労働省は20日、「イベント等の主催者においては、感染拡大の防止という観点から、感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討していただくようお願いします」と発表しました。

今週に入り、この発表の前からリアルなイベントが次々と中止・延期となっています。
僕は来週の登壇が2件、幹事の案件が2件、延期となりました。皆さんも、予定の変更を余儀なくされていらっしゃる方も多いでしょう。

この問題への対応策としては、現時点ではリアルな場に複数の人が集うことを極力避け、うがい・手洗いを徹底し、マスクで予防、が最善のようです。
ゆえに、この判断は、現時点では残念だけど最善、だと思います。

コミュラボ第12回オフ会にもお越しくださった、伊藤羊一さんのこのツイートの通りです。「人が(リアルに)集まるポイントを減らすことに、少しでも貢献しなければ」です。

しかし、僕たちが集う方法は、リアルな場だけではありません。
「オンライン」があります!

これはもちろんイベントに限らず、会議やミーティング、ちょっとしたおしゃべりでも、なんでもOKです。

そこで今回は僕の失敗の経験からオンラインでのコミュニケーションを取るときに気を付ける3つのことを、ご紹介します。

「顔が怖い!」

僕は母校の大学院でお話する時間をいただくことがあります。
しかし、2015年8月から2017年10月のロンドン赴任時は、なかなかタイミングが合わず、リアルで登壇することが難しかったです。

しかし、便利な時代になりました。
「オンラインで登壇」です。

今回のお話は「ビジネスコーチング」という授業での出来事です。
約100人の履修生が教室にいる状態でカメラ越しにコーチングした・された後に、その様子をネタに講師の方や履修生とディスカッションする、というもの。

この時のツールはFacebookメッセンジャー。
自分と講師の方をつなぎました。今なら、zoomなどが使い勝手が良いでしょう。

東京とロンドンの時差は冬時間で9時間。
東京は夜の19時で、ロンドンは朝の10時。
向こうは1日の仕事を終え、疲れも見せずにさあ、学ぶぞ!いう状態。
こっちは、9時30分に仕事が始まり、さあ、これから、という感じ。
ちょっとテンションが違いました。

しかし、オンラインでつながると、時差や距離やテンションの違いを超え、いつも以上の盛り上がり!これは、ファシリの力が大きい!(この点はまた、まとめてみたいです)。ひとしきり話した後に、振り返り。

ひとしきり終え、振り返りで開口一番、履修生の方が手を挙げて仰ったこと、それは「顔が怖い!」

こっちとしては、相手の話を聞こう!とPCを凝視してたり、聞き取りにくい声をちゃんと受け止めようとパソコンに時々顔を近づけたり…と必死でした。

が、向こうからすると「怖い顔で画面を睨んでた!」「この表情で1on1は厳しい」などなどのご指摘をいただきました。思いは距離を超えられなかった!そして、後で送っていただいた写真を見ると…確かに怖いw。

気を付ける3つのこと

という失敗を踏まえ、そこでの助言などから気づき、以後心がけていることをまとめてみます。これはオンラインイベントへの登壇、という大仰なことだけでなく、オンラインミーティングなどの際にも、お役に立つと思います。

①カメラは自分の顔と同じ高さ
②相手から見た自分を想像すること
③リアクションはいつもの1.5倍!

①カメラは自分の顔と同じ高さ

僕は会議室に座り、スマホに向かって話しました。これだと、スマホが目の下に来るので、相手からすると見下ろされている感じになるようでした。
なので、できればスタンドなどを使って、カメラの高さと自分の顔の高さを合わせることを、お勧めします。

相手から見た自分を想像すること

観客の方の様子が、こちらから見えないことがあります。
僕の事例のように、遠隔地の教室にいる方々とのオンラインでのやり取り、だと教室をイメージできます。

しかし、昨今の状況を踏まえた大型イベントをオンライン化した場合などは、観客の皆さんからはこちらが見えていますが、こちらから向こうが見えません。また、どんな状況で見ているかも、もちろんわかりません。

なので、どのような状況で見ていらっしゃるか、また、その方からどのように自分が見えているか、を意識すると良いと思います。相手への想像力を働かせる、とも言えます。

コツは「目の前にいる人に話しかけること」
リアルなイベントでも同様です。

1on1でも、20人くらいの勉強会や会議でも、数百人の講演でも、同じです。
会場に入って、パッと見渡した時にこっちを見てくださっている人を会場の四隅に見つけ、その人に「届ける」思いで、話しています。

オンラインでも同じです。
画面を見てくださっている、聞いてくださっている人をイメージし、全身で「届ける」!そして、相手の思いも「届けてもらう」!

そのために、オンラインでもコミュニケーションがあるといいですよね。Sli.doなどの仕組みを使って、オンラインならではのやり取りを行い、相手の状況を掴むと共に、相手とその時間を作ることに貢献している感=(いつも申し上げている)「主役感」を共有しましょう。

「質問」も有効です。
質問したら、一呼吸、間を取る。すると相手は「あれ?自分に聞かれてる?」と感じ、かつ、考えることができます。

逆も真なりです。
自分が参加する場合はTwitterでいつも以上にツイートなど、リアクションをぜひ、返してあげてください。やってる側は、すごい心強いと思います!

…そして改めて、 SHOWROOMやYouTubeで配信されている方を敬服します。

③リアクションはいつもの1.5倍!

こちらの感情表現は、カメラからフレームアウトしない程度に、大きくしましょう。笑っていても、その表情は意外に伝わっていません。また、わらうときは手を叩きながら、大きく!

こちらがそれぐらいのテンションだと、それがスマホなどを超えて、つながります。要は、あなたもこのようにノっていいのですよ!という「言い訳」を作ってあげるのです。すると、Sli.doでの質問以上に、精神的に共犯関係になれます。

まとめ

コロナウイルス対策は、人混みを避け、手洗い、うがい、マスクなどで予防です。そして厚生労働省のサイトなどで、最新情報の把握を!

そんな状況でも複数の人が集える場、それが「オンライン」です。
次の3つを気をつけて、ぜひ、時間や距離を超えて、つながりましょう!

①カメラは自分の顔と同じ高さ
②相手から見た自分を想像すること
③リアクションはいつもの1.5倍!

コロナウイルスの蔓延は止められるはず。その上で、この状態をきっかけと捉えて、コロナ前と後で何か新しい変化を起こせれば、と考えています。

明日はこの延長線上で「リアルイベントでの、盛り上がる立ち居振る舞い方」をまとめてみたいと思います。

僕は登壇者の方から「来てくれると盛り上がる!」「いてくれると、ほっとする!」と言われることが多いです。
呼吸するようにやっている「コツ」=そのように言われる理由を言語化し、共有します。みんなで、登壇者と聴取者の双方にとって安全安心の場を作りましょ!

今日のコミュ活

GOの三浦崇宏さんの新著言語化力出版パーティー。
三浦さんという「コンテンツ」の周りに、素敵な人の集まりという「コミュニティ」が形成され、みんな2冊目となる本を買うという「コマース」が展開されていました。
そして「言語化力」と「幹事力」は、これからの時代を生きる上で、思いを表し行動して実現するために、改めて必須だ!と確信しました。

その後、6curryへ。今宵は、三浦さんのパーティー後、渋谷で月1で行われるイベント「6currybattle」のMCとしてみんなと盛り上がる予定だった!のに、コロ…。なので、いろんな思いをカレーとともに噛み締めました。入口のコロナ対策が、なんとも6curryらしかった!


ありがとうございます!頂いたサポートで、コミュニティ活動&幹事で知見を得て、また、共有します!