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設計のうまいコミュニティの3つの型

昨日のお題は「令和時代のADSL」。

ADSLといっても、まもなく終わるコレではありません。

「令和時代のADSL」とは「学びの自分ごと化のコツ」の一例です。
A:Action(行動) → D:Document(記録) → S:Share (共有)→ L:with Love (愛と共に)の流れです。
愛と共に、学びに基づき行動し、記録して、共有すると、告知もでき、反応も得られる、というものです。

さて、今日は「コミュニティの発展の3つの型」です。

3つの型と関係が深まるポイント

■3つの型
コミュニティの基本である共通の興味関心=「旗」と、コミュニティの参加者=「仲間」の関係の深まり方の過程です。

①集中型
②分散型
③ハイブリッド型

■関係が深まるポイント
次の3つです。

1)旗と仲間の関係
2)仲間同士の関係
3)参加者の帰属意識と満足度

①集中型

集中型は、「旗」と集った「仲間」が直接結びついている関係です。
言い換えると「師匠と弟子型」。
1)旗と仲間の関係は強固で、1:1の関係です。
2)仲間同士の関係は当初は薄いですそれを作るには必然性(=旗との関係につながる意味合い)が必要です。
3)参加者の帰属意識は最初は旗とのつながり、追って参加者同士の関係ができればそれにも、という感じです。参加者の満足度は、旗とのエンゲージメントの深さによります。
イメージは、新学期の学校の担任の先生と生徒の関係です。

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②分散型

分散型は、「旗」の周りに出来た「小集団」(グループ・GR)と「仲間」が結びついている関係です。言い換えると「プロジェクトベース型」。
1)旗と仲間の関係は薄いです。旗とグループの関係は世界観の共有、グループと仲間の関係は濃厚です。なお、グループのリーダーと旗の関係は親密だと思います。
2)仲間同士は、グループの活動を通じて深い関係になります。
3)参加者の帰属意識はグループ、そして、仲間です。参加者の満足度は、グループの活動の活発さによります。
イメージは、学校の部活や委員会など、クラスの外にある自分の趣味や嗜好にあった活動のグループです。

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③ハイブリッド型

ハイブリッド型は、「旗」に影響を受けて自然発生的に生まれた「小集団」(グループ・GR)と「仲間」が結びついている関係です。言い換えると「ローンウルフ型」。
1)旗と仲間の関係、そして、グループとの関係も薄いです。グループは自然発生的=勝手に生まれているので、旗にはコントロールが難しいです。
2)仲間同士は、グループの活動を通じて関係が作られます。
3)参加者の帰属意識はグループ、そして、仲間です。参加者の満足度は、
発生するグループと自分の嗜好の合致度合いによります。
イメージは、AKBなどの推しグループ、宝塚などの自主応援団的な集まりです。

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まとめ

「3つの型」は、コミュニティの基本である共通の興味関心=「旗」と、コミュニティの参加者=「仲間」の関係の深まり方の過程です。
①集中型・②分散型・③ハイブリッド型の3つの型があります。

「関係の深まり方」のポイントは、1)旗と仲間の関係、2)仲間同士の関係、3)参加者の帰属意識と満足度です。

自分が作る・入るコミュニティの型がわかると、作り方・関わり方が見えてくると思います。


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