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【バフェットも最重視】 ROEとは一体何?


ROEとは

ROEとは株主資本利益率のことだ。

簡単に言えば、株主から投資してもらった資金に対してどれだけ利益を稼いだのかを手っ取り早く把握するためのもの。


ROEは投資家にとって高ければ高いほど魅力的に映る。出資に対していかに効率よくお金を稼ぎ出したのかを測る数値である。


ROEの仕組み

まずROEの計算式はこうだ、

$${ROE(%)=\frac{純利益}{株主資本}×100}$$

例えばROE20%の企業がれば、投資家から集めたお金(株主資本)を

20%増やしたことになる。


では実際の企業の過去10年間のROEの値を見ていこう。

VISA

上の表はクレジットカード会社ビザのROEだ。

10年前から高い数値を一貫して叩き出している。

2023年は約45%。 考えてみてほしい。

人に投資するとして、預けた1万円で500円の利益に繋げる人と、

1万円で4500円の利益を生み出す人がいたとする。果たして今後どちらの人が多くの投資家にモテ出すだろうか。

ROEが高いとそれだけ効率よく稼ぐ力があると見ていい。



続いてAppleのROEはどうか。

Apple


2013年の時点で約30%。化け物みたいな数字だ。

直近2023年のROEはなんと156%。 集めたお金の150%を増やしたことになる。

しかしこのROEは会社が意図的に上げることもできる。

何故ならROEは分数の計算なので、分母である株主資本は小さければ小さいほどROE値は大きくなる。

つまり配当金や自社株買いなどを行い、自己資本を小さく圧縮することでROE値を大きく見せることも可能だ。

実際に実力を伴ったROEが出せているのかどうか、このブログでは米国株を中心に深く見ていく。



最後に

世間では長期投資ではなく短期投資がまかり通っている。

長期投資は簡単でお金も自然と増えるが、多くの人にとっては難しいようだ。

今日、僕がROEや企業の本質価値を分析するのは、長く株式を保有するためだ。

実態の見えない物に投資するギャンブルは怖そうだ。

だが実力を知った上でする長期投資は楽しくてしょうがない。

確信していた株が一時的に暴落した時に買う株式ほど幸せな事はない。

ここまで読んで下さりありがとうございました。



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