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小学生に必要な五箇条 2章

 お越しいただきありがとうございます。

 受験コーディネーターの廣川です。

 今回で8回目の投稿になります。

 前回に引き続き、『小学生に必要な五箇条』の詳細を書いていきます。

 改めて

小学生に必要な五箇条

  1. 計算をする

  2. 字をていねいに書く

  3. 本を読む

  4. 日記を書く

  5. 毎日やる


字をていねいに書く

 今回は2番の『字をていねいに書く』です。

 中学生になる準備としての五箇条なので、小学生のうちに字をていねいに書く練習をしておきましょう。なぜなら、中学生になるとその機会がないので、そこからきれいに書くようになるのはかなり難しいことだからです。

 最近の入試では、記述問題がどんどん増えています。

 だから、そこで美しくなく読みづらい字を書くとどうなるでしょう?

 たくさんの解答用紙を採点している上で、読みづらかったら読んでもらえない、あるいは減点対象として点数は削られるでしょう。

 もちろん達筆な文字を書ければ良いのですが、そこまでではなくても読み易い、見易い文字が良いのは言うまでもないでしょう。

 そのために、先ずは丁寧に文字を書く練習が必要です。

 それに最適なのが小学生の漢字書き取りなんです。

ていねいに字を書く練習

 宿題の漢字書き取りで『ていねいに書く』ことを練習しましょう。

 では具体的にどうやるのかというと、漢字ノートのマス目にお手本通りに書きます。当たり前ですね。

 漢字をマス目の真ん中に書きます。どちらかに寄っていたり、斜めや文字が小さくても、書き直しをします。消してもう一度書くんです。

 ポイントは、じょうずに書くというよりも、やはり『ていねいに書く』ことが目的です。

 書きなぐったり、同じ文字を続けて書いてはいけません。

 例えば、漢字書き取りの宿題はノートの一行に同じ単語を5回か6回書きますよね?

 その書き方ではなくて、単語を一回書いたら、二行目の次の単語へ、そしてそのページの最後の行まで書いたら、一行目に戻ってもう一度同じように書きます。

 つまり、ひとつの単語を一回ずつ書いて行くんです。

 これは、丁寧に書くことを促しやすいのもありますし、さらに記憶にも残りやすくなります。

 多くの児童が一行ずつ書いていますが、非常にもったいない!

 お子さんの宿題に付き合って観察してみてください。

 一行ずつ書いている文字も見てください。一番上のつまり一回目の文字と一番下の文字は違いを感じられるハズです。

 そして、丁寧に書いてあったら、思い切り褒めてください。

 書き順も含めて練習出来て、本人が丁寧に書いているのを意識している言葉(真っ直ぐ書けた等)が出たら、完璧です。

 国語のノートはもちろん、他の教科でも丁寧に書けるようになってきます。

 中学生になると、授業中にとにかく速さが必要になりますので、少し書きなぐるようになってしまいます。

 しかし、丁寧に書きなれていれば、大きく崩れることはありません。

 以前、質問で、「習い事で書道をやるのはどうですか?」と聞かれました。もちろん効果的です。

 過去の生徒たちでも、書道をやっていた生徒はノートや答案用紙が非常に美しかったですね。

 書道教室に通わなくても、漢字書き取りを上記のようにやるだけで、かなりの効果を期待出来ますので、ぜひやってみてください。

 そうそう、数字やアルファベットを書くにも影響が出てきますよ。

 次回は、『本を読む』について書いていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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