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妙義山・白雲山(相馬岳)

群馬県の妙義山に行ってきました。

山域:上毛三山
都道府県:群馬県
標高:1,104m

妙義山は日本二百名山の一つで、奇岩や岩峰が連なり、日本三大奇景にも選ばれています。妙義山は「表妙義」の白雲山・金洞山・金鶏山・相馬岳周辺の総称で、相馬岳頂上の標高1,104mが最高地点です。

今回のルートはこのような感じです。

11月14日(土)晴れ
道の駅「みょうぎ」9:30出発
→妙義神社
→大の字
→奥の院
→見晴
→玉石
→大のぞき
→天狗岩 12:04昼食
→相馬岳(最高地点1,104m)
→タルワキ沢を下る
→大黒の滝
→妙義神社 14:30下山

ルート

今回は友人と2人でアタックしました。
友人は登山経験が豊富なので、登りながら色々教わりました。次回の山行時はさらに装備を整えたり、トレーニングを積んだりしたいなと思いました。

今回のテーマは、「岩場・鎖場の練習をしながら紅葉をたのしむ」です。

9:30 道の駅「みょうぎ」を出発

妙義山1

登山者用のパーキングに車を停め、少し上にある道の駅まで歩きます。
お手洗いや飲み物の買い物を済ませ、いよいよスタートです。

妙義神社へ向かいます。

妙義山2

妙義山3

妙義山4

寒さを心配していたのですが、ものすごくいい天気でもはや暑かったです。
ところどころ紅葉していますが、気温の下りが足りないのか、全体的にはまだまだこれからのようです。

そして、まだ登山口にすら着いていないのに、神社の階段の時点でハアハアしてしまいました。
友人「階段って疲れない?歩き方制限される感じ。自分のペースで登らせて欲しい」

なるほど?

妙義山5

登山道の入り口です。入り口の前に何やら貼り出しがされていますが、これは倒木のため迂回してくださいという注意書きです。ここから入るのではなく、右側から迂回します。迂回ルートはきちんとわかりやすく整備されています。

妙義山6

最初はこういった道なのですが、

妙義山7

すぐに急勾配になります。妙義山、標高自体は低いのですが、短時間で一気に上へ上がる感じです。

妙義山8

暑いので汗が滝のように出てきます。ちなみに写真をご覧のように、割とすぐに鎖が出てくるのですが、ここは使用する必要はなさそうです。

妙義山9

目の前の団体が丁寧に登るので少し待ちます。前の人と同じ鎖に触らないよう、「どうぞ」「ありがとうございます」といった声の掛け合いが欠かせません。

妙義山10

人によってはここでも鎖を使わなさそうですが、片手は鎖、片手は岩壁という要領でどんどん登ります。

妙義山11

スタートから大体30〜40分で大の字に到着しました。

大の字というのは、わかりづらいですが、ふもとからも、ちーーーーーさく見える、山の中腹にある「大」という字のポイントになります。

見えますでしょうか。

妙義山2

「大」にもう少し近づけそうだったのですが、撮影の列ができて混んでいたので素通りします。

妙義山12

ここから少し歩くと、上級者コースの入り口に辿り着きます。

妙義山13

「キケン 上級者コース」
いよいよここからです。ヘルメットを装着します。

妙義山14

勾配もさらにキツくなります。しかし、全体的にこの山は足場がしっかりしているので、落ち着いて、手足を順番に置いていけば大丈夫です。

最初の難所である「奥の院」

妙義山15

はしごの方を上ると、お地蔵さんがいます。
お地蔵さんを撮影する友人。

妙義山16

妙義山17

妙義山18

妙義山36

20+10mの鎖場です。かなり斜度があり、事故もたくさん起きているようなので、ちょっとドキドキしました。

そのあともこのような場所がいくつかありますが、ご覧のとおり、まるで足をかけるために生まれたような窪みがたくさんあります。落ち着いて。

妙義山19

1時間20分登ってこの景色。関東平野がザアッと拓けて見えます。

妙義山20

妙義山23

挟まりそう。

妙義山24

「奥の院」に続き、難所「ビビリ岩」です。

妙義山26

鎖が何段か連なっているので、ここでも自分の前後の登山者と声を掛け合います。

妙義山25

個人的にはここの高度感が一番緊張しました。足場も小さめ。斜めに、斜めに少しずつ登る感じです。

妙義山35

足場や手を掛ける場所が小さいので、思わず、鎖を持っている方の手に力が入ってしまいます。

ここを登りきると…山岳地帯から平野の流れがとても綺麗に見えます。

妙義山27

そこからさらに進むと、難所「背ビレ岩」に到達します。痩せた、まさに背ビレのような岩を登ります。高度感はありますが、足場があるので難しくないはずです。

眩しい。笑

背ビレ岩

さて、そのあとに、一気に垂直に下る難所が待ち構えています。それどころじゃなさすぎて写真が全然ないのですが、鎖場が3段ほどあり、3つ目の鎖場は30mの落差があります。

妙義山28

妙義山33

きゃあああ。

しかしこの時、たまたまお会いした、自衛官2人組(しかも空挺レンジャー!)に下り方を教わります。お陰で、腕や手の力だけに頼ることなく、うまく足を使い、力を逃しながら下ることができました。しかもあまり恐怖を感じませんでした。話しかけてくださったお2人に感謝です。優しく丁寧に教えてくださってありがとうございました。

いわゆる難所を全て超え、ひとまずホッとします。ひたすら山頂を目指し歩きます。

妙義山29

妙義山30

ちょうど12:00に天狗岩へ着いたので、昼食をとります。友人がカレーを作っており、「登山者のたしなみです」と楽しそうにしていました。しかも美味しそうでした。。。私もいつかやりたいです。

妙義山32

妙義山31

それにしても本当に暑い…
日に焼けました。虫もブンブン飛んでいました。

もう難所がないので、気を引き締めながらも景色を楽しみながら白雲山に登頂します。ものすごい崖だ…

妙義山37

ところどころ深く染まる木々が本当に綺麗でした。

画像40

登頂!(写真w

山頂は結構地味なので、写真を撮ったらすぐに下ります。

タルワキ沢をズンズン下ります。

妙義山38

妙義山39

私は登りがすごく得意なのですが、下りがとにかく苦手なので、友人に教わりながら丁寧に歩を進めます。落ち葉や木は滑りやすいので、しっかりと足場を見極めて滑らないようにします。友人曰く、「滑ったとしても、転ばない体幹が必要」とのことなので、今後は体幹トレーニングもやっていきたいと思います…

ちなみに、登りの時から思っていたのですが、この山、石がかなり転がり落ちやすいようで、登山者があちこちから「ラック、ラック」と警告していました。落石注意です。基本的に勾配が急なので、たとえ小さい石でも、転がり落ちてぶつかりでもしたら致命傷になるでしょう。

下山中のポイントである「大黒の滝」なのですが、

妙義山41

た、滝…???w

水は流れていませんでした。

妙義山40

妙義山42

下山!お疲れ様でした。

まとめ

今回は休憩も含め、約5時間の山行でした。前回の八ヶ岳(赤岳)が10時間だったので、かなり余裕を感じました。しかも前回は下山時に足を負傷していたのですが、今回は特に怪我もなく、体力が余っていました。日々のランニングの賜物です。あと、これまで岩場の経験がなく不安だったので、前の週に、情け程度にボルダリングを体験したのですが、そこでの経験がなんとなく活かされたように思い、本当に行ってよかったと思いました。

また、途中でお会いした自衛官の方からは、「ここは初心者が来るところではないな」と笑いながらも「でもここを登れたのだから、こんな山もあんな山も登れるはずだよ」と励ましてくださり、ものすごく自信がつきました。たしかに、まだ経験が足りませんが、こうして山に登り続けることで登れる山が増えるのですね。

いつか金洞山や裏妙義の方にもチャレンジしてみたいです。

妙義山43

道の駅「みょうぎ」でソフトクリームを食べて、近くの温泉「紅葉の湯」に浸かって帰京します。多幸感。

本当に楽しかった!!!

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